ば〜ちゃるがさつ。
いつものバス停にて――
「男性が嫌がるIT系ガサツ女特徴」
月夜がそんな記事をみつけた後、ジ〜とイブキのほうに視線を合わせる。
「そういえばイブキってさ〜」
「ん〜?」
イブキが『男性がキュンとなる女子の仕草』という如何わしい記事を読んでいたイブキが頭を上げる。
「この前イブキの部屋に行ったときの事なんだけど――」
「あ〜いっしょにねたときの」
「う〜……そ〜いう覚え方されてんのもアレだけど、その時。イブキって、部屋綺麗だけどデスクトップのアイコンとか結構、雑だよね?」
「えっ!」
「整頓もせず、あっちこっちにいろんなアイコン散らばってたり」
「う~……だって、だって。いっけんチラばってるよ~にみえるけど、あれがベストなかんじなんだよ」
「でも。部屋が綺麗でもそ~いうトコで幻滅しちゃう男性もいるんだってさ」
「へやがキレ~でもか~」
「これからパソコンの中も整理したほうがイイじゃない?」
「ダイジョブ! なんかへやまであげちゃったら、もうワナにかかったレアモンスじょ~たいでのがさないよ!!」
「男性モンスタ~扱い!?」
「月夜……おとこはみんなモンスタ~なんだよ」
「狼とは聞いた事あるけどモンスタ~は初耳だわ……」
疲れたように呟く月夜だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます