おやつ。
いつものバス停にて――
「もうすぐハロウィンだけどさ――」
「うん?」
イブキが「毎日の食事に作る美少女への道」という記事を読んでいると月夜が呟くように言う。
「あれで貰えるお菓子ってたいて~市販品だよね? 外国とかでやってるイメ~ジだと手作りってイメ~ジだけど――」(注あくまでイメ~ジです)
「やっぱしメンド~だからじゃない? でもなんで?」
「ウチ、結構手作り物も好きなんだよね。パンの耳を揚げて砂糖つけやつとかさ~」
「あ~。でもアゲモノはね~かたづけメンドイよ」
「そうなんだ~ウチはあんましお菓子とか作らないからしらなかった」
「ホットケ~キとかはすっごくかんたんだけどね」
「そっか~でも、たまには手作り感満載のお菓子が食べたいな~」
「もしかしてつくってほしいの?」
「うん!」
「…………わかったよ。なんかヨ~イしとくネ」
「やった~!!」
「そのかわし――」
イブキがなにかイタズラを思い付いたような笑みを浮かべ。
「月夜はユキオンナのコスプレ――ちがった。カッコうできてね」
「え~和服メンドイよ~」
「ちゃんと和服のタケもメッサみじかくネ」
「いいけど……ハロウィンの仮装って日本の妖怪でもいいの?」
「さぁ?」
結局、あまりハロウィンに詳しくない二人だった。
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