ちきん。

いつものバス停にて――


「イブキ! イブキ!」

 眠い目をこすっていたイブキに月夜がハイテンションで声をかけてくる。

「う~……なぁ~に……?」

「見て見て~。ケンタのチキンが食べ放題なんだって!!」

「え~……1280円で48分間ドリンクとポテト、フライドチキン食べホ~ダイ」

 月夜のチラシを受け取り魚見上げるイブキ、横では上機嫌の月夜がウンウンと頷いていた。

「すっごいっしょ! ドリンク飲み放題だよっ! ポテト食べ放題だよっ! 肉が食べほ~だいだよっ!!」

「いや……イブキさん48分の間に5つ食べれたらいいほうかな――って、ゆ~か10分でジュ~ブンまんぷくになりそう」

「なにいってのよ! まず3ピースに、ポテト1ドリンク1の軽いスタートメニューから始まって――

「うへ! イブキさんそれだけでジュ~ブンだよ」

「なにいてんのよ、一人50個はいくわよ!」

 拳を高々と挙げ宣言する月夜。

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