ゆるきゃら~
いつものバス停にて――
「月夜~見て見て」
そう言いながらイブキがスマホの画面を月夜に見せる。
「わっ! なにこれ!?」
「カワイイでしょ!」
差し出されたスマホ画面には餃子がモチーフのかわいい顔にガチムキな肉体をした奇妙なキャラクターが映っていた。
「顔はゆるキャラなのになにこの立派な肉体!」
「でしょ、でしょ。カワイイのにカッコいいとかサイキョ~だよ コイツ!」
そう言ってハシャぐイブキを月夜はジ~と見詰め。
「イブキさ~」
「ん~?」
「もしかしてアンタってマッチョ好き?」
「うん~……どうだろ? わっかんないや~でも、たくましい腕にぶら下がってみたいとは思うよう」
「ふ〜ん」
「しかも顔がギョーザで食べられるんだよ!」
「ビジュアル的にあんまし食べたくないよ〜な……」
「なんで、なんで!? ギョーザ協会コーニンキャラなんだよ!!」
「いや……これ見て食べたくなるアンタが異常なんだよ……」
月夜はゲッソリとしたまま餃子協会公認キャラを見たまま呟いた。
餃子協会公認キャラ 「ちゃおず君」で検索すれば出てきます。
飲み物は必ず飲み込んでから見てください。高確率で吹きます!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます