第182話 無人フォークリフトが普及しないなら自動運転車なんてとても無理

いや、テレビほとんど見ないんですけど、テレビちょっと見たら、無人フォークリフトの宣伝していてびっくりしちゃいました。




ググったところ、




無人フォークリフト

http://www.nmf.co.jp/product/automatic/automatic_03.php


ライダー型無人フォークリフト

作業形態・稼動状況にあわせて有人・無人運転を切り替えることが可能。まさに『一台二役』。


プラッターオート (1.5t~3.0t積)

狭い工場や倉庫内等、屋内作業のエース。リーチ型バッテリーフォーク“プラッター”を自動化。


ラックフォークオート (1.0t~1.5t積)

3方向への荷役作業が可能。直角積付作業をなくし、スペース効率をアップさせた“ラックフォーク”を自動化。




以上。




というニチユ三菱の無人フォークリフトのサイトを見つけました。


どうやら、とうとう、無人フォークリフトを導入する目途がついたみたいですね。




ぼくは元物流に営業です。入出庫管理やトラブル処理などをしていました。




リフトマンが簡単に作業をプログラムできるソフトウェアというかインターフェイスが作れるかどうかが重要でしょうね。


完成したんでしょうか?


まだ、1%も導入されてないと聞きましたが、これから一気に構内自動運転の普及が始まることでしょう。




ちゃんといつでも有人にできるやつがいちばんの主流になってるし。


自動車会社も自動運転車に推移する過程を観察するには、構内自動運転車の普及の仕方を見ればいいと思うんですよ。




なんか、YOUTUBEを検索したら、こんな動画が出てきたんですけど。




【工場見学】トヨタ・カムリができるまで。

https://www.youtube.com/watch?v=ModjuVcYz50


【日産】クルマができるまで~最新の生産現場から~

https://www.youtube.com/watch?v=gkvx5SWD9ks



トヨタの期間工スレを見たら、まだ工場内作業はきついらしいですから、まだまだ夢の全自動工場には届きませんねえ。


期間工は三十歳で定年という厳しさですが、まあ、もともとライン工は、工場作業の中でもいちばんきついといわれていたのですが、なんか、人気らしいです。


だから、上の「車ができるまで」の動画は盛ってますね。こんなに楽ではないですよ。


十年前に機関工でしたけど。


ただ、自動化はやはり進んでいるようですね。未来が楽しみです。





追記。






どうも気になって、書いてしまいますが。これ、本当に普及するのか。



毎日同じ作業をしているのはリフトマンならわかるでしょうけど、年単位で見ると、作業はどんどん変わっていくので、数日で新しい作業、毎日の伝票を入力できないと使えない。



本当にそこまでの機能ができたんだろうか?


追追記。




ホームページ見たけど、しょぼい。しょぼすぎる。


http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-919.html




※無人フォークリフトの主なメーカーは、


ニチユ三菱フォークリフト


トヨタL&F


ユニキャリア



 また、価格は


リーチ型で420万円程度、


ライダー型で620万円程度と

なっています。




しょぼい。しょぼすぎる。無人フォークリフトも普及できないなら、自動運転車なんて普及はとても無理だね。





追追追記。






ぼくが働いていた頃は、日産のフォークリフトがいちばん主流だった気がするけど、今はトヨタのようだ。






【フォークリフトの国内シェア率】

1位 豊田自動織機 45%

2位 ニチユ三菱フォークリフト(ニチユ+三菱重工) 20%

3位 ユニキャリア(TCM+日産) 16%

4位 コマツ 14%

5位 住友ナコ(住友ナコ+神鋼電機) 5%


【フォークリフトの世界シェア率】

1位 Toyota(豊田自動織機) 25%

2位 Kion(キオン) 23%

3位 Jungheinrich(ユングハインリッヒ)…11% 11%

4位 Mitsubishi Nichiyu Forklift(ニチユ三菱フォークリフト) 8%

5位 Crown Equipment(クラウン) 8%

6位 Hyster-Yale(ハイスター・エール、旧Nacco) 7%

7位 Unicareer(ユニキャリア) 7%

8位 Komatsu Lift(コマツリフト)…5% 5%

9位 Anhui heli(アンホイヘリ) 4%

10位 Clark Material Handling Company(クラーク) 2%


【フォークリフトメーカーの特許取得件数】

1位 ニチユ三菱フォークリフト 509

2位 豊田自動織機 444

3位 ユニキャリア 235

4位 コマツ 109

5位 住友ナコ 57


日本全部のパレットにデジタル認証つけるとかしないと無人フォークリフトは普及しないのかな?



フォークリフトの日本の年間販売台数が78620台らしくて、無人フォークリフトは年間50台しか売れてないらしいので、普及率は0.1%だね。



矢野経済研究所/AGV(無人搬送車)市場は2015年度の前年度比22・3%増と大きく伸長

http://www.e-logit.com/loginews/2016:101307.php


■調査結果サマリー

 ◆2015年度のAGV市場規模は94億2,700万円、前年度比22.3%増と大きく伸長

 国内AGV(無人搬送車)市場規模(メーカ出荷金額ベース)は、景気回復とともに拡大する傾向にあり、2015年度は94億2,700万円で前年度比22.3%増、2016年度も102億5,700万円と同8.8%増の見込みである。この要因は、国内の景気回復に伴いAGVの需要が拡大したことにあり、特に2015年度は一部のユーザでまとまって導入されたことが市場を押し上げている。2016年度も拡大傾向にあるが、円高傾向も見られるなど不安材料もある。


以上。


拡大傾向にあるようだけど、無人フォークリフトは売上高が5000%増とかにならないと、ちょっと無理だね。



無人搬送車システム納入実績/2015年は606システム


http://lnews.jp/2016/11/i110101.html




2015年の国内向け、輸出向けを合わせた無人搬送車システム納入件数は606システムで、前年実績を 45.7%上回った。台数では 2063台で前年実績を46.2%上回った。


納入件数の車両タイプ別の割合は、「無人搬送車(台車)」が42.9%(40.9%)、「無人けん引車」が 51.0%(51.4%)、「無人フォークリフト」が6.1%(7.6%)。(カッコ内は前年実績)


業種別割合は、「自動車・同付属品製造業」向けが57.9%(50.5%)と最も多く、次いで「一般機械器具製造業」向けが 10.1%(12.3%)だった。


車両誘導方式別割合は、「磁気式」が 93.4%(90.1%)と大半を占め、「レーザー式」は 2.3%(4.6%)にとどまった。




以上。




無人フォークリフトはぜんぜん実用化されてなくて、無人搬送車がけっこう広まってるみたいだ。






乗用車の自動運転車より、無人フォークリフト、無人搬送車から開発しましょうよ。

こういう事故をなくせれば企業は大助かりだ。

必ず破損、誤出荷というのは起きるのですから。


フォークリフトでとんでもない大事故を集めてみたwww

https://www.youtube.com/watch?v=gh3m7HlKeQM

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