神王VS戦神⑨
― ギフトゲーム 〝Gigant King〟 ―
第一の来寇は、太古の平野で開かれし地獄の窯にて退けられた。
―――一時の隆盛と引き換えに、一族は未来を失った。
第二の来寇は、黒き病と大海の怪物に退けられた。
―――怨嗟は積る。種絶やさぬは甘えと成ろう。
第三の来寇は、文明を分け合う出会いとなった。
―――彼は槍を。我らは苗を。交わる石は白と黒に染まる。
最後の来寇は、終わりの始まり。
穢れし卵殻に星は極西から見切りを付ける。
窯を拓きし罪は重く、涙枯れても子々孫々殺し合うだろうと星辰は告げる。
黒煙は絶えず消せず滅ぼすこと此れ叶わず。
封蓋を握るは極西の王。
偏見無き眼を持つ者よ。
巨人王の真意を問い、来寇の蓋を告げよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます