★★★ Excellent!!! ちょっと待って下さい×3 坂井令和(れいな) 遺言状。 探偵。 クローズドサークル。 殺人事件。 多くの謎。 解決篇になり、びっくり。斬新なミステリです。 レビューいいね! 0 2020年4月27日 23:23
★★★ Excellent!!! 並行世界で語られる3つの真相。その真実の行方は? カクヨム運営公式 探偵の永宗翔はある日友人と一緒に登山に行くも遭難してしまい、偶然見つけた山奥の別荘に命からがらたどり着く。しかし、名探偵の宿命か。 その日はちょうど財産の相続権をめぐって、死期の近い父親と三人の息子たちが集まっていた。父親が遺産は息子の内の一人に相続すると宣言したために、別荘内に漂う険悪な空気。さらに翔が別荘にたどり着いてから数時間後、父親が何者かに殺されてしまう。 名探偵の使命として、犯人を見つけ出そうとする翔。だが、この事件は被害者が遺した遺言書の内容によって真犯人が変わる摩訶不思議なものだった!? 「多重解決」ミステリーは数あれど、本作はさらにその上をいく「同時多重解決」ミステリー。 卓越した名推理によって複数の真相を導き出してしまった探偵は、どのような答えを選ぶのか? 思わぬ角度から飛び込む結末も強烈な色々な意味で意外性抜群の一作。 (SF×ミステリー 4選/文=柿崎 憲) レビューいいね! 0 2019年1月18日 17:01
★★★ Excellent!!! 「探偵」と不確定要素との戦い 小松雅 ちょっとSFフィクション的な着地点かなと思っていましたが、現実的かつ予想外な展開で、とても面白かったです! 一方で、探偵というのは真実を見つけるより"引き寄せる"能力が必要なのでは? なんて個人的には思ったり…。 危うくて、奥深いお話でした。 レビューいいね! 0 2018年5月11日 09:02
★★★ Excellent!!! さらに評価されるべき作品はここにある。 七色最中 なぜもっと評価されないのか。評価とは、星が1つでも3つでも、とにかく世間に触れられて欲しいということだ。 「短編の妙手」と言われる作家は多けれど、著者のlogicalな作品群は書店に並ぶそれらよりも、見劣りしない出来ばかりである。 彼をを埋もれさせてはいけない。スキルとセンスは、すでに一字一句に備わっているではないか。彼が世間に揉まれ、あらゆる人生の経験を済ませたとき、あるいは大長編が生まれてしまったとしたら、それが書店に並ぶ日も容易に想像できる。私は手放しに拍手を送りたくなる。 レビューいいね! 0 2017年4月12日 08:08
★★★ Excellent!!! この結末は予測できない 矢口 水晶 嵐の別荘に閉じ込められた、訳ありの人々と探偵とその助手。お約束通り殺人事件が発生するが、その結末は…… 直球と思わせての変化球に、見事にやられました。意気揚々と名推理を展開する探偵を、ここまでコケにする推理小説も珍しいのではないでしょうか。 作者様のアイディアが光る、名作です。 レビューいいね! 0 2017年1月12日 14:17
★★★ Excellent!!! 探偵という名の観測者 腹筋崩壊参謀 遺産を巡る三兄弟の争い、そこに眠る事件を解決することになった探偵……ここまでは推理小説の王道展開ですが、その「推理」そのものにメスを入れるかのような展開が繰り広げられるのがこの作品。 タイトル通り、パラレルワールドの如く幾つも生まれてしまう「未来」。どの可能性もあり得るしあり得ないと言う奇妙な状況の中、ある意味誰も観測することが出来ないラストまで、物語は一気に進んでいきます。 最後に訪れる幾つもの衝撃、そして見事な伏線の回収。予想した「観測者」はいないかもしれません……。 レビューいいね! 0 2016年12月25日 13:57
★★ Very Good!! ゆらぎの世界は観測不能。 雨想 奏 単刀直入に、「面白かった」です。 物語としては、嵐の山荘に、遭難した探偵役がやってくる――という王道とも言えるスタイルですが、しっかりとした筆致と、巧みに欺こうとする技巧が光り、また量子論的なパラレルワールドのような展開が広がって、新鮮な気持ちで読了することができました。 まさか、あんな結末が待っていようとは。 探偵という存在、そしてミステリィのアイデンティティが問われる作品でもあるかもしれませんね。 本格ミステリィが好きで、かつ驚きを得たいなんて読者の方におすすめです! レビューいいね! 0 2016年11月5日 09:18
★★★ Excellent!!! まったくあたらしい推理モノ 探 公房 すべてが可能性として存在する、そんな全く新しい形の作品です 全員容疑者というのはよく目にしますが全員犯人になりえる、というのは新鮮でとても面白かったです レビューいいね! 0 2016年7月3日 13:03
★★★ Excellent!!! 新しい感覚の推理小説です 前田薫八 推理小説はあまり読まないのですが、これは珍しい分類に入るのではないでしょうか。私は思わず作者さんの世界に引き込まれてしまいました。 結末は一つではありません。どの結末を信じるかは読者しだいなのではないでしょうか。 推理小説に興味なかった私でも推理小説にも興味が出てくる作品でした。 レビューいいね! 0 2016年6月8日 23:41