機巧操兵アーカディアン ※旧版

作者 天城リョウ

63

25人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

ロボットゲーム好きの少年が、否応なしに戦争という極限状況に呑み込まれていく、ハード路線のリアルロボット作品。

様々なアイデアやギミックを出し惜しみなく投入していくスタイルが贅沢で良かったです。
いろいろな要素を盛り込んだ結果、少し歪になっている部分もありますが、作者さんのロボットものに対する熱い想いは伝わってきました。熱くて火傷するレベルですね。

キャラクター達から若干エキセントリックな印象を受けましたが、戦争が彼らを壊した、と解釈すれば納得出来る範囲かと。

主人公の発言や行動、両親の描写とその扱いなど、個人的に興味深い要素が多かったです。

どことなく、Vガンダム当時の富野監督的なパッションが弾けているように感じました。

★★ Very Good!!

共に遊んだゲーム仲間たちと、殺し合いをすることになったら?
それだけでも残酷なのに、戦う武器は憧れていたロボット。
本物のロボットに乗って操縦してみたいという夢が叶うとき、平和な世界のままならとても喜んでいただろう。
しかし、実際はロボットでかつての仲間を……。
少年には重すぎる現実と、葛藤する姿がとても痛々しいです。
少年の未来に何が残っているのか、全面改稿される『機巧操兵アーカディアン』を楽しみにしています。

★★★ Excellent!!!

仮想世界と現実世界の戦いがリンクする。しかし、それは同じなんかじゃない。
少年がそこに気づいた時、残酷な真実が待ち受ける。

徹底したロボットの操縦描写の細かさがメカ好きとしてそそられる非常に良い作品ですね。
ロボ作品を書くものとして参考にもなります!

★★★ Excellent!!!

プロローグとかパッと見すればガンダムビルドファイターズみたいなロボットを使ってのゲームバトル物と思うだろう。
しかしそれは違った。実はそのゲームは、現実の戦争の前兆でもあったのだ。
主人公アキラはその戦争に巻き込まれ、LD同士の生死を分けた戦闘を強いられる。

最初は彼は戦うのを好まなかった。だが戦争という狂気に染まった彼は文字通りの狂戦士へと変わっていく。
この辺の過程が本当に上手くて違和感など全く感じませんでした。そしてLDの詳しい操縦方法と彼の楽も苦もある生活がアクセントになって、本当にストーリーにめり込んでしまいました。

壮絶な戦いをご覧になりたいあなた、ぜひ読んではいかが?

★★★ Excellent!!!

掛け値なしに面白いです。

徐々に盛り上がり、不穏な空気にさせていく描写が非常にハイレベル。
読めば読むほど続きが気になってきます。
また、一人称視点でのバトル(しかもロボ)が難しいとされているにも関わらず、ここまで緊迫したハイスピードな戦闘描写が書けるのも、作者様の筆力の高さの成せる業かと。

そしてなにより特筆すべきは、他の方も仰っておりますように「ロボットの操縦方法」への言及。
「フィクションのロボットを、どういう操縦方法で動かすか」という、通常では度外視されがちな設定に念頭が置かれた本作は、それが蛇足とならずに、上手く戦闘の駆け引きにまで落とし込まれております。これにより、より戦闘シーンに説得力が生まれているのではないかと思います。

軽快な語り口調にも関わらず、戦争の悲惨さ、無慈悲さ、そして狂気に堕ちていく様がありありと表現されており、目が滑ることなく読み進めることが出来ました。
細かな設定も丁寧に書かれており、物語に彩りを添えております。

アキラ少年が、これからどう生き、何と出会い、どんな成長を遂げるのか。
これからも彼の戦いから、目が離せません。

★★★ Excellent!!!

 リアルロボットというジャンルにおいて何を期待しますか。
 僕が期待するのは以下の様なものです。
 現実に即しているというよりは作品内部で齟齬無く成り立つ緻密なロボット設定。
 あるいは大国の思惑、歴史が生み出す悲劇、非日常による群衆の暴走といった政治ドラマ。
 そして急に戦場に立たされた少年の心理的葛藤や人々の出会いと分かれといった人間ドラマ。
 こういったものがあるものこそ、僕はリアルロボットとして愛してしまうのです。
 
 なんとこの作品にはこれらの全て存在します!

 いいですか、全てです! リアルロボットでも見せ場になる多くのポイントがこれ一本に詰まっております!
 ハードな展開で胸が苦しくなることも有りますが、それもまた味! 言うなれば魚の肝のようにここが一番美味しいのです! ねこまっしぐら! みなさんもアーカディアンを読んで下さい!


 それでも! と楽園を目指す人々の物語がそこにはあります!

★★ Very Good!!

ロボットの操縦方法。誰もが一度は気になりますよね。え。気にならない?それはいけません。勿体ないじゃないですか。強大な力の操り方に興味がないだなんて!!
というわけでそこにこだわった作品がこちら。ひょっとしたらカクヨムで最も操縦にこだわった設定かもしれません。


ちなみに私は自動制御で音声入力派です(どんくさいのです)

★★ Very Good!!

ロボット好きな少年はある日戦争に巻き込まれてしまう・・・。

というと某ロボットアニメの金字塔を思い出させますが、この作品は他作品ではあまり克明に描写されない操縦方法の描写が細かいんです。

現代的な描写があり、でも実はもっと未来だったことに驚きを覚えましたね(笑)

ファーストを見てロボットに惚れた方なら分かるロボット物の王道がこの作品に!

★★ Very Good!!

「ロボットの操縦方法」というのはロボット好きなら誰でも考えたことがあるはず。普通のアニメなどでは描かれませんが、この作品では事細かに操縦方法が表現されています。これぞロマン。主人公のロボットアニメへの愚痴と、主人公がロボットを動かせているという喜びの文への共感、操縦描写で感じる快感。ロボット好きなら読むべし!!

作品自体も読みやすく、ストーリーに関してもあらすじにあるように人を殺してしまったこと、始まってしまった戦争に対してこれから主人公の葛藤をどう表現していくのか楽しみです。続きを楽しみにしています!

(作品舞台の下りは作者様から回答を頂いたことに加え、ネタバレになると判断したため、削除して文面を改訂させて頂きました。16/6/16)