いくつかのレビューに対する返答

 星44もあれば流石にトップ5に入ってページトップに載るだろ?

 ダメだったよ。

 たぶんランキングのデータにフォロー数も入れて長編を有利にしたい思惑があるのでしょうね。

 ただフォロー数よりも星の方が価値が高めに設定されているっぽいと言うのが解ったのは個人的には収穫です。


 さて、蛇足に蛇足を重ねそろそろムカデになってそうなこのエッセイですが、レビューがけっこう来てくれたのでそのレビューに関していくつか個人的な返答をしたいと思います。




隠れた名作(仮)を評価していく垢先生


>読者層が若い、あるいはちゃんとした小説を読んだことが無い人がおそらく多いのだと思います。


 これは今後凄い大事な要素になってきます。


 たぶん読書体験を知らない子供達と言うのが量産されてくるでしょう。

 考えてください。ちょっとした性能のタブレットがゲーム機以下の値段で買えるんです。 親が子供にkindlefireHD6を買い与えてプライムビデオでも見させよう。自分が前に使っていたiphoneで暇つぶしさせよう。実際に子供(幼稚園に通うぐらいの年齢です)がタブレットやスマホを使って遊んでいるのを電車内で何度も見かけます。


 そう言った人間が絵本からの想像と直接的な映像での想像ではどれぐらい違いがでるのか自分ではもう解りません、脳神経の学問に詳しい人に直接聞いてみたい物です。

 

 もちろん物語は不変でしょうが、そこから小説という能動的な作業にまで行く人がどこまで居るかちょっと検討がつきません。


 現状のデータだけで言えば出版物の売り上げは落ち続けています。電子書籍の数を入れても売り上げの減少はカバーしきれていません。


http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35077597/

 このデータだけ見れば電子書籍によって若干の上向きに見えますが電子書籍は今まで古本に流れていた分の売り上げが電子書籍に流れているだけです。


 古書籍と電子書籍の売り上げ比較のデータを随分昔に見て感動したのですがちょっとググっても見つかりませんでした。誰かソースがあったら教えてください。現状ですと私の妄言になってしまいますw


 なおアメリカでは若干の停滞が見られているそうです。アメリカの事情をそのまま日本に持ちこむのは難しいでしょうが電子書籍も若干苦戦するかもしれません。




>Web小説→アニメとなる小説が人気なのは、アニメを見てある程度描写が肥えてから、初めて小説を面白いと感じる。

大半がその流れだと思います。


 想像力の欠如をアニメからの情報でフィードバックさせることによって初めて小説を見ることが出来る。これどうやって映像にするんだろ? みたいな小説も好きな人種としては悲しい話です。

 現状では小説を売るための広告塔としてアニメ化しているように思えますが、今後はアニメ単品で儲けを出すために原作を探す方向になるのでは無いかと思います。浅く広く収益をだすハリウッド形式が正しいと思いますね。

 今のアニメ業界が今後も持つとはちょっと考えにくいです。深く狭くで同じような構造だったエロゲ業界が、崩壊寸前な事を考えると何かしら別の方向に行くのでしょう。

 web小説がwebコンテンツなら、他の全てだってそのコンテンツ化の流れには逆らえないでしょう。ソーシャルゲームでのコラボ企画みたいな物が小説内でも加速していくと思います。それ自身が広告塔になりながら、広告もしてもらう。ある種昔のwebサイトの相互リンクみたいな感じに。




にゃべ♪先生


>美味しいものをずっと食べ続けるといずれ飽きるものですけど、この業界の未来はどうなるのでしょうね。


 当面はweb小説で食っていくと思います。と言うのもライトノベルに飽きられた時に来たのがweb小説だからです。

http://blog.livedoor.jp/gurgur717/archives/51508574.html

http://cupo.cc/topics/1654

 ただ、青田買いが激しすぎて、それは田んぼですか? みたいな状況になっているのは皆さんが一番解っていると思います。




 夕日 ゆうや先生


>三秒しか待てない人達を引き付ける何かがなければ、読んではくれない。しかしどうだろう。それだけなのだろうか? 断言してよいのか?


 断言口調で語るのはその方が人を惹きつけることが出来るからです。トランプ氏が強烈な言葉を使って支持を集めているのと一緒です。単純で明快で解りやすく強烈な言葉は人を惹きつけます。

 なので答えは本来は断言して良いわけでは無いが、人に読まれる文章としてはこれぐらい強い言葉を使わなければ読まれないだろうと言う戦略上の問題です。断言するには情報が少なすぎます。その為に最初に泣き言と言った悲しい序文がついています。

 なお断言が出来ないように否定することも出来ないと思います。そう言う仮説で小説を見るべきと言う提唱でしかありませんしね。

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