3つの山の縦走が出来た時
初1人「高尾山山行」も無事に終え、今までは「K子と一緒だから登れる。1人の人も結構見かけるが、1人はないな」と思い、K子とも良くそう話していた。行くまでの準備とコース決め、当日の電車の中での思い馳せる会話、登山中の会話、辛さ、風、空気等一緒に感じられ、共有出来る事の素晴らしさを身を持って体験したから。一緒に登ったからこそ伝わる思いを共感出来る。
どんな旅行に行くよりも、自分の中に強く刻まれる時間。
だが、K子と予定が合わず、我慢出来ず結構した「高尾山」
「1人では、楽しくないかな」と思いながら、スタートし、歩き出したら、以外と楽しかった事。
「歩く喜び」で、全身ワクワクしてきた。勿論、1人よりも2人が良いが、1人でも「登りたい」という強い思いが、それを勝った。
これを含め、2014年の5月は立て続けに「高尾山1人山行」した。2回目は、高尾山だけだと物足りなかったので、その先の「城山」まで縦走することにした。今回は、城山の山頂の茶店でお昼を食べるのを、1人山行のご褒美に目指した。
今回も「富士山」を見る事が出来なかったが、自然を感じ歩く事が心地よく、茶店でのお蕎麦とソフトクリームは格別だ。ここまで登って来たから、「美味しさの質」が 違う。
5月に2回1人で山行した話を、会社でお昼休みにK子に話すと、本当は中々週末の予定が合わず行けなかったのだが、無理矢理予定をやりくりし、6月に一緒に高尾山に行く事にした。K
子はだいぶ登山から離れてしまったので、
「私大丈夫かな。着いて行けるかしら?」と不安そうだったので、様子を見ながら、「高尾山」「城山」「景信山」へと縦走する計画にした。私は「城山」迄行っているので、その先にある「景信山」を目指したかった。以外と、K子はブランクがあったにもかかわらず、高尾山を過ぎ、城山迄順調に来た。城山の茶店で休憩し、私が行きたかった「景信山」に行く事になった。
「良かった。本当は凄く行きたかったの」
「私も期間があいた割には大丈夫そうだから、行ってみよう」
と、言ってくれたので、アイスクリームを食べて休憩終わり、いざ未踏の地に行くワクワク感で出発。
流石に、 3つの山を越えてきたので最終地、「景信山」で少し疲労感はあったが、「やり遂げた感」で 胸一杯だった。
1つ1つ経験していく事、それがクリアー出来た時、自信というものが積まれていく。
何となく2人共、たくましくなってきた気がする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます