第74話 番外編 如月優奈

 幼い頃、あたしはお兄ちゃんと結婚するって思ってた。

 誰よりもお兄ちゃんが大好きだったし、お兄ちゃんもあたしの事が好きって知っていたから。


「優奈は本当にお兄ちゃんのことが大好きなのねぇ」


「あたしは大きくなったら、お兄ちゃんと結婚するの!」


 そう家族の前で宣言したときも、パパもママも微笑ましいものとしてしか受け取らなかった。

 けど、大きくなるにつれて、妹が兄と結婚なんて出来ないってことをあたしは知った。だから、それからはあたしは普通の妹としてお兄ちゃんと接するようになっていった。


 ……そんな関係がずっと続くって思っていた。


 忘れもしない、それはあたしが中学二年生のときの事だった。

 その日は日曜日で家族はみんな外出していて、あたしは漫画を借りようとお兄ちゃんの部屋に立ち入った。

 本棚で漫画を物色していると、端の方に不自然に出っ張った並びがあるのに気がついて、不思議に思ってなんとなく手にとってみた。

 本はただの参考書で、その奥に別の本が並べられているみたいだった。あたしは好奇心でその本を取り出してみると、胸の大きい女の子が裸で扇情的な表情をしている表紙が目に入って来た。それは大人向けのエッチな漫画だった。


 あたしはどきどきしながらお兄ちゃんのベッドに座ってページを捲る。

 それはいわゆる妹物の漫画だった。

 後で確認したら、並んでいるエッチな本の中で妹物はこの本だけで、この本もタイトルは特に妹と関係無かったので、お兄ちゃんはそれと知らずに買ったみたいだった。

 だけど、そのときのあたしはそんな事全くわからなくて。


 その漫画のヒロインは兄の部屋でひとりえっちをして、兄に見つかり、そのまま兄とセックスに及んでしまう。そして、兄妹という関係に苦悩を感じながら二人で堕ちていくという内容だった。


 生まれて初めて読んだエッチな漫画の内容と、これをお兄ちゃんが持っていたという事実に、あたしはパニックになり、頭がくらくらしてしまう。


 そして、あたしはゴミ箱が気になってしまう。

 漫画の中のヒロインは、兄が自慰のときに使ったティッシュの匂いを嗅ぎながらひとりえっちをしていた。

 今日は日曜日だからママはゴミを回収していなくて、ゴミ箱の中のゴミはそのままになっている。

 あたしは恐る恐るゴミ箱に手を延ばす……自分でも何をしているのかわからないままに。

 そこには、漫画と同じ、重ねて丸められたティッシュが入っていて……あたしはそれをふたつ指で摘んで目の前に掲げた。

 鼻に近づけるとツンとしたにおいがしてあたしは顔をしかめる。


 変な臭い……


 だけど、これが精子の臭いだったんだ。

 いつの日からか、お兄ちゃんの部屋に漂うようになっていた不思議な臭いの原因がそのとき判明した。


 生臭くて、決していい臭いではない。

 だけど、気がつくとあたしは何度もその臭いを嗅いでいた。まるで、漫画のヒロインがそうしていたように。

 ティッシュはまだ湿っていて、その結果として指や鼻に液体が付着して汚れてしまう。だけど、きたないというより、お兄ちゃんによごされているという思いがまさって嫌悪感は無かった。

 ティッシュの内側にどろりとしたヨーグルトのような固まりがあり、指でそれをすくい取る。

 指先に吸い付く濁った固まり。人差し指についたそれを親指で触って感触を確かめる。粘り気のあるリンスのような感触で、指を離すと、それはぬちゃっと糸を引いた。


 ……あたしは何をしているのだろう?


 あたしとお兄ちゃんは仲の良い普通の兄妹だ。

 だけど、もしお兄ちゃんがこの漫画のように迫ってきたとしたら、あたしはどうするのだろうか。

 お兄ちゃんにあたしとエッチしたいって言われたら……


 あたしは身体に熱を感じて、ぼぅっとした心地になっていた。

 特にお腹の下が熱くなっていて、まるでおしっこを漏らしたかのようにショーツがぐしょぐしょになって染みができているのがわかる。


「あたし、濡れちゃってる……」


 雑誌や友達との話から、その手の知識はあった。

 だけど、正直なところ今までピンと来ていなかった。好きな男の子なんて居なかったし、誰かに抱かれるっていうのもいまいち想像できなかった。

 何回か自分のを触ってみた事はあるけど、全然気持ちよくならなくて止めてしまった。


 だけど、今のあたしは自分でもわかるくらいにえっちな気分になってしまっている。兄の部屋で兄に抱かれる妄想をいだきながら。


 そして、あたしはそのまま感情に身を任せて自分で自分を慰めた。

 いつお兄ちゃんが帰ってくるかもわからないこの部屋で。


 おにいちゃんの部屋でこんな事をするなんてダメ、お兄ちゃんが帰ってきたらどうするの? ってあたしの中の天使が言う。


 帰ってきたら好都合じゃない。漫画のように、興奮したお兄ちゃんに襲われちゃうかもよ? って、あたしの中の悪魔はささやく。


 ……もし、本当にそうなったら、あたし達はどうなってしまうのだろう?


 お兄ちゃんのおちんちんを入れられて、欲望の赴くままに精子を中に出されて、あたしは妊娠してしまうかな?

 そうしたら、もうあたし達は普通の兄妹には戻れない。家族は崩壊して、あたし達は世間に居場所が無くなってしまい、みんな不幸になってしまうだろう。

 そんなのは嫌だ。そんな事になったら絶対にダメだ。でも……


 ……それは、どれだけ気持ちいい事なのだろう?


 妄想しながら自分で触るだけでこんなにも気持ちいいのだ。お兄ちゃんの手やおちんちんでここをぐちゃぐちゃにされたなら、あたしはどうなってしまうのだろうか?


 あたしは左手でお兄ちゃんの欲望が吐き出されたティッシュを手に取ると、口元に押し付けた。

 くらくらするような強い雄の臭いがあたしの思考を溶かす。


「ああ……おにいちゃんの精子、すごくえっちな臭い……」


 もっと汚れたい。

 あたしは本能のままにティッシュを口に咥える。

 浅ましい音をたててティッシュに吸われたお兄ちゃんの精子を絞るように吸う。

 口の中に変な広がって思わず顔をしかめた。

 吐き気を催すようなべとべとした生臭い味はやたら舌に絡んできて不快さを倍増させる。

 だけど、その不快さすらも頭は快感に変換してしまうようで、あたしは涙目になりながら夢中になってそれを求めた。


 ――そして、お兄ちゃんの事を考えながら、あたしは初めて性的な絶頂を迎えたのだった。


 快楽の波が徐々に引いていって冷静さを取り戻すと共に身体にどっと疲労が押し寄せてきた。


 ……ダメだ。


 このまま疲労に身を任せていたら寝てしまう。

 こんな姿をお兄ちゃんに見られたら絶体絶命だ。

 漫画では興奮して襲ってきたが、実際のお兄ちゃんはあたしを異性として見ていない。あたしの事を兄に欲情する変態と拒絶されて、兄妹の関係すら失ってしまうかもしれない。


 ……お兄ちゃんがこんなあたしを見たら軽蔑する。


 そう考えたら怖くなってしまった。

 あたしは慌てて自分が残した痕跡を消していく。


 それから数日間、怯えながらお兄ちゃんの様子を見ていたけど、あたしがした事にお兄ちゃんが気付くことは無かった。


 それからも、あたしは普段通りに生活していた。

 時折お兄ちゃんのゴミ箱の中の物を拝借して、自分の部屋でひとりエッチするようになったけど……

 それでも、自分の中に芽生えた感情を誰にも悟られる事の無いように、普通の妹の皮を被っていた。


 翌年、あたしが中学三年生のときに、お兄ちゃんは修学旅行先で行方不明になってしまった。


 行方不明になっていたお兄ちゃんが女の子になって帰ってきたのは更に翌年のことだった。


   ※ ※ ※


 お兄ちゃんが修学旅行中に行方不明になって一年程過ぎたある日のこと。

 お兄ちゃんは、アリシアという女の子の身体になって、ひょっこり家に帰ってきた。

 異世界で死にそうだったところを、アリシアの魔法で身体を譲って貰って助かったらしい。そして、身体にはアリシア自身の魂も残っていて、感覚を共有しているという話だ。

 何もかも信じられない出来事だけど、これがお兄ちゃんに起きた現実だった。

 それから、いろいろあって、お兄ちゃんはあたしの義理の妹のアリスとして、家族の一員になった。

 アリスになったお兄ちゃんは、ちょっと尋常じゃないほどかわいい。それなのに、今まで男の子だったアリスはいろいろ危なっかしい事ばかりで、見ていてハラハラさせられる。

 だから、あたしはアリスのお姉ちゃんになってアリスを守ろうって心に誓ったのだった。

 行き場の無くなったお兄ちゃんへの想いは、そのまま想い出に変わっていく。それは仕方ないことだったし、あたしはそれでいいと思っていた。

 だけど、アリスが翡翠姉の手に掛かってエッチしちゃった事でおかしなことになる。

 精神的に不安定になってしまったアリシアの悩みを解消する為、何故かあたしはアリスとエッチをする事になってしまった。

 そのとき、あたしの気持ちに気づいていたアリシアに促されて、あたしは秘めていたお兄ちゃんへの想いを告白することになる。

 お兄ちゃんは、あたしを拒絶せずに受け入れてくれた。


 ――そして、今に至る。


「……だからね、お兄ちゃん。あたしのこと抱いて下さい」


 あたしは自分の兄にこれ以上ない程に背徳的なお願い事を言った。自分で言ってゾクゾクするくらいに。


 あたしはこれから、お兄ちゃんとエッチする。

 と言っても、お兄ちゃんはアリスになっちゃっているから、おちんちんは無くて、だから、あたしの処女はじめてを捧げる事は出来ないけど。

 逆にそれで良かったのだと思う。もし、本当に全部お兄ちゃんにあげちゃっていたら、多分、もう戻れないところまで行ってしまう。

 そうしたら、パパもママも悲しむし、世間から後ろ指を指されながら、生きていかなければいけなくなる。

 多分、お兄ちゃんがあたしを受け入れてくれたのも、女同士なら致命的なことにはならないからという打算があるのだろう。


 ……そして、それはあたしも一緒だった。


 お兄ちゃんの顔が迫ってきて、唇に柔らかい感触がする。さっきしたディープキスとは違い、触れるだけの開始を告げる口付け。

 それから、あたしの身体を包んでいるバスタオルに手を掛けて……って、お兄ちゃん緊張でがちがちになってる。

 あたしの裸なんてお風呂で飽きるほど見てるはずなのに……それでも、ちゃんとあたしのことを意識してくれてるっていうのは嬉しかった。

 たどたどしく、バスタオルの前が開かれると、生まれたままのあたしがお兄ちゃんの目の前に晒される。


『ユウナ、綺麗です……イクトさんも何か言って下さい』


「あ、ああ……綺麗だよ、優奈」


 アリシアに促されてそんなことを言うお兄ちゃんは、ちょっと情けない。

 仕方ないことだけど、お兄ちゃんの身体にはアリシアも一緒だから、なんだか保護者同伴でするみたいで、ちょっと居心地が悪い。


「お兄ちゃんも脱いで。あたしだけ裸なのは嫌」


「わかった」


「あ、やっぱりあたしが脱がせたい……今日くらいいいでしょ?」


 普段お風呂のときあたしがアリスを脱がせようとすると嫌がって自分で脱いでしまうのだ。

 だけど、今日はあたしが脱がせたい!


「……仕方ないな」


 苦笑混じりにお兄ちゃんは言う。あたしは喜び勇んでお兄ちゃんの後ろに回り服を脱がせていく。


「お兄ちゃん、ばんざいしてー?」


 ワンピースを裾からたくし上げて、掲げさせた両腕から抜き取る。なすがままお兄ちゃんはキャミソール姿になった。それはまるで着せ替え人形遊びしてるみたいで心が踊る。

 お兄ちゃんの小さい両肩に手を置いて、指を這わせてキャミの肩紐に通して落とした。キャミソールがばさりと音を立てて落ちた。

 その下から現れたのは、見憶えのあるピンクのレース入りのブラ。思わず肩越しに覗き込んで確認する。


「お兄ちゃん、勝負下着つけてくれてるんだ。それ、あたしが選んであげたやつだよね?」


 あたしがそう指摘すると、それまでされるがままに着せ替えされていたお兄ちゃんは、慌てて前屈みになり、両腕を胸の前で交差させブラを隠す。


「こっ、これは……その……」


「嬉しい、お兄ちゃんもちゃんと意識してくれてたんだね。お兄ちゃんったらいつもの部屋着だったから、意識してるのあたしだけかと思ってた」


「……そりゃ、意識もするさ。だって優奈みたいなかわいい娘とこういう事するんだから」


 あたしは嬉しくなって思わず顔がにやけるのを止められない。


「えへへ、嬉しいな。お兄ちゃんがあたしの事を女の子として見てくれるだなんて……大好き」


「お、俺も……好きだぞ、優奈」


 お互いの好きには少しずれがあるけれど、これ以上はあたしも望まない。


「の、残りは自分で脱ぐから……!」


 自分の言葉が恥ずかしくなったのか、お兄ちゃんによって、あたしはベッドに押し倒されてしまった。

 あたしはおとなしくそのままベッドに横たわってお兄ちゃんの準備を待つ。気分は完全にまな板の上の鯉だ。


「……おまたせ」


 一糸纏わぬお兄ちゃんが、遠慮がちにあたしに覆さって来た。圧迫感は無い。お兄ちゃんの体はアリシアのもので、本来のお兄ちゃんは元より、あたしよりも大分小柄だった。

 お兄ちゃんの肌は透き通るように白くて、銀の髪と相まって芸術品のような趣がある。少女らしい小ぶりな胸も、小さい桜色の胸の先端も背徳的に美しかった。


 ――そして、あたしはお兄ちゃんとアリシアによって気持ちよくさせられて、初めて自分以外の手によってイかされた。


   ※ ※ ※


 ふわふわとした、どこか宙に浮いているような心地だった。

 欠けていた物が満たされたような、そんな幸せな感覚に全身が包まれている。

 乱れた呼吸も徐々に治まり、それに伴って理性も戻ってくる。


「……優奈、大丈夫か?」


 ぼやけた視界に映るお兄ちゃんは、心配そうにあたしを見下ろしていた。

 行為が終わって、ベッドで力尽きていたあたしの様子を心配してくれているようだ。


「大丈夫……ありがとう、お兄ちゃん」


 心配してくれた事にお礼を言ったつもりだったが、お兄ちゃんは行為に対してのお礼と勘違いしたみたいで顔を朱く染めてしどろもどろになる。


「……そ、その……すごく、可愛かった。俺も優奈をめちゃくちゃにしたいって感情が抑えられなくなっちゃって……その、やりすぎたんじゃないか心配で……」


 そんなお兄ちゃんの様子にあたしは嬉しくなる。


「あたしに興奮してくれたんだね。嬉しいよ、お兄ちゃん」


 ……この様子なら、お兄ちゃんが男だったときでも、本気出していたら落とせたかもしれない。

 あたしを女として意識させておいてから、二人で旅行して一晩だけでいいからって結ばれて、そのままずるずると――って、これは、翡翠姉の手口だった。


 ……でも、お兄ちゃんは情で落とせたとしても、問題はその後だね。


 あたしの想いは大切な家族をみんな不幸にしてしまう。

 その点、結ばれても何も問題の無い翡翠姉の立場をどれだけ羨ましいと思った事か。


「後悔してるのか? なんだか、辛そうだけど……」


 お兄ちゃんは、そんな見当違いの事を言う。


「後悔なんてあるはずないよ。嬉しいんだよ、あたし……」


 たとえ、それがおままごとのような代償行為だったとしても。


『イクトさん、こういうときは黙って抱きしめるんですよ』


「え……おう……」


 アリシアはいちいち気がきいていて優しい。

 あたしが身体を起こすと、お兄ちゃんはおずおずと両手をあたしに回そうとしてきた。

 が愛おしくなって、あたしは胸元に導いて抱きしめる。

 小柄な少女の身体はあたしの腕にすっぽり収まってしまう。腕があたしの背中に回されるが、それは抱きしめ返すというよりは、しがみついていると言った方が正しい表現となってしまっている。


「ええと、これだと抱きしめられているような……それに胸が……」


 お兄ちゃんの頭は胸で挟み込むようにして受け止めている。胸元にかかる吐息がくすぐったい。


『イクトさんにはがっかりです。鼻の下伸ばしていていいですから、しばらく黙っていて下さい』


 あたしはあんまりなアリシアの物言いに少し苦笑しながら、その好意に従ってそのままお兄ちゃんを抱きしめる。

 アリシアは本当に気が利く良い子だ。


『わたしはイクトさんのおまけみたいなものとお考え下さい。ミグラトールの鳥とでも思って貰えれば……』


 最初に会った日にアリシアはそう言った。

 だけど、日々一緒に過ごしているうちに、あたしはアリシアの事をちょっと天然の入った出来の良い妹のように思うようになっていた。

 だから、何とか彼女の力になりたいと思う。

 魂を別の身体に移す事が出来れば、お兄ちゃんもアリシアも幸せになれる筈だ。

 だけど、魔法の存在を世間に知られる訳にもいかず、取れる手段は限られていた。ネットで調べてみても出てくるのはオカルトじみた胡散臭いホームページばかりで、試しに幾つか問い合わせてみても、碌な返事は帰ってこなかった。

 翡翠姉も神社関係をあたってくれているようだが、こちらも今のところ情報は無いらしい。

 両親も口には出さないけど、いろいろと手を尽くしてくれているようだ。


 ……だけど、取り敢えず。

 今はアリシアの不安を取り除いてあげることが先決だ。


「……さて、それじゃあ次はあなた達の番ね」


 抱きしめた小さい身体が強張る。


「そ、そういえば、そういう話だっけ……」


『……ユウナ、お願いします』


 そもそも、二人を一緒に気持ち良くしてあげるというのが本来の目的だった。

 翡翠姉によって強引に快感を与えられたアリシアは、お兄ちゃん以外の人に身を委ねた自分に罪の意識を感じているようだ。

 悪いのは全部お兄ちゃんだと思う。

 大体、翡翠姉との事だって、蜘蛛の巣を張って準備万端で待ち構えている所に、無警戒に飛び込んでいったのはお兄ちゃんだ。こんなの好きにしていいと言ってるようなものだ。


 ……まあ、そうなった経緯はさておき、お兄ちゃんも一緒なんだから、アリシアもお兄ちゃんと気持ち良くなったのでいいと思う。

 それを確かめる為に、あたしはこれからとエッチするのだ。


「かわいい妹達の為だから。お姉ちゃんが一肌脱いじゃうね」


 あたしはアリスとアリシアの二人の妹にそう宣言する。


 ……もっとも、あたしはさっき脱がされて全裸になっているから、もう何も脱ぐものなんて無いのだけれど。


 さあ、今度はあたしが二人を気持ちよくしてあげる番だ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます