第168話 お星さまになる

今朝、6時50分ごろ。

しろたんが、お星さまになった。


昨日、病院から帰ってきてから、元気がなかったしろたん。

通院で疲れちゃったのかな?と思いながら、様子を見ていたのだが。

今朝、4時半にふと目が覚め。

ケージを覗いてみたら、尋常じゃないくらいぐったりしているしろたんの姿があり。


暫く撫でていたのだけど、これは最悪の事も考えなければと、寝ている相方を起こし。

相方にも、たくさん撫でてもらって。


俺は昨日、仕事を残していたから、しろたんを一旦ケージに戻してから、急いでそれを片づけ。

終わったのが、6時40分。

後片づけをして、ケージを覗いてみたら、呼吸がとても静かで。

やがて、止まった。


抱き上げてみた。

判ってはいたけど、もう、旅立っていた。


それでも、仕事が終わるまで待っていてくれた。

朝も、多分知らせてくれたのだろう。


とても人懐っこくて、真っ白で、ふわふわ。

まん丸お目目がくりくりしてて、可愛い手のひらサイズの、しろたん。


最後の闘病はつらかったと思う、痛い思いもさせてしまった。

ごめんね。


俺が辛かった時期、心の支えになってくれていた、癒してくれていたしろたん。

うちの子になってくれて、ありがとう。

精いっぱいのお世話はしたけど、気に入って貰えていただろうか。


最後に、力はなかったけど、大好きなヒマワリの種を頬袋に入れて、キャベツを少し齧って逝ったね。

家に来てから2年と少し、本当に今までありがとう。


断脚手術して、様態を持ち直してくれた時は、本当に嬉しかった。

ゆっくり休んでね。

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