第121話 家族の在り方
昨夜から今朝にかけて、考え事を文章にしていたら、うっかり貫徹してしまった。
電気もつけっぱなしだったから、さぞ眩しかっただろう、からから回ってたしろたんにも申し訳ないことをした。
とは言え、あんまり彼女は気にしていないのか、今はカリカリとご飯を食べている。
考えていたのは家族の在り方。
相方が、「家族だから支えるのは当たり前」だと言うものだから、じゃあその家族とは何なのかを考えていたのだ。
俺にとって家族とは、まずは他人の集合体だ。
他人の集合体だから、家族を維持するには各自の努力が必要になる。
実際、その努力を各自が怠ったことで、ちょっとややこしい俺の実家は、ものの見事に崩壊した。
ぶち壊す爆弾を投げたのは俺だが、それを後悔はしていない。
今、相方と家族になって、幸せだ。
だから、この関係は維持したい。
維持したい関係だからこそ、そのための努力もできるし、支えようとも思える。
第120話で、相方が厳しいと書いたが、なんだかんだと言いつつも、俺には相方が必要なのだな、と改めて思った。
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