第37話 ゆっくり外食できない
自炊が出来なくなって・・・それでもごく稀にやったりもするのだが。
基本的に外食かお弁当になった。
相方が出張で帰ってこない日は食べないこともある。
友人たちと席を囲むときは別だが、相方と2人のときの外食はファミレスやうどん屋だったり定食屋だったり、まぁいろいろなのだが、どの店でも大抵は「ゆっくりと食事を楽しむ」ことが出来ない。
外界の音が怖いからだ。
おそらく他愛のない会話なのだろう、盛り上がっている席や、きゃっきゃと騒ぐ子連れの席などがあれば、ウォークマンで聴覚情報をシャットアウトしてしまう。
ウォークマンで対処できそうにないほどの場合によっては、入った店から出てしまうこともある。
友人たちと食事に行く場合は、基本的に片耳だけウォークマンで塞いで会話に参加するのだが、それが妥協点だし精いっぱいだ。
相方との食事時は、両耳を塞ぐことも珍しくない。
他の席では、連れさんと楽しそうなお喋りをしていたりするのがほとんどだし、我々も俺が病む前は会話も楽しんでいたから、相方を前にして、聴覚情報をシャットアウトしてしまうので、食事中の会話など発生しない現状は、申し訳ないと思うし、我ながら苦痛でもある。
いつかまた、会話を楽しみながら食事ができるようになりたい。
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