選別ゲーム。増えすぎた国民を淘汰する為に用意されたゲームであり、いわゆるバトルロワイヤル。
内容は小さい頃にやっていた「どろけい」であり、さらには特別ルールなども後々追加されていく。
その選別ゲームによって起こる、不安、不信、暴走、裏切り、陰謀。まともではないゲーム故に、参加する人間達もまともでなくなる。
それでもそのクソッタレなシステムに抗う主人公達。些細な反抗はすぐに握り潰される事だろう。それでも彼らは、生きる為にシステムに抗う事となる。
二章も展開されるこのゲーム。果たしてどんな展開が待っているのか。
このロワイヤル小説、目が離せません!
昨日の深夜に一気読みしました。
や、昼じゃなくて良かった。真っ暗でしんとした部屋が文字から受ける私の想像をより掻き立ててくれました(笑)
この内容を文字で表現するって中々難しいように私は思うのですが、ゲームのルールが分かりやすく書かれている上に面白い。途中追加となる特別ルール.....それにより翻弄されたあるキャラの展開が切なかったです。
尚、物語のスピード感が楽しい。殺しが敢えて淡々とした様子で表現されている点がそれを生み出しているように思いました。次は誰?あぁ、このキャラがここでっ......!と一喜一憂。初日、二日目、三日目......と進むにつれ犯人が気になり読み止まれませんでした。
さくっとハラハラしたい方にとてもオススメな作品♪
ぜひ、私のように深夜に読んでみてください(笑)
増えすぎた人口を減らすために行われる「選別ゲーム」。
ゲームの題材は「どろけい」。警察側と泥棒側に分かれて追いかけっこするあれだ。小さいころに誰もがやったであろう子供の遊びをここに持ってきたのは読者として入り込みやすいいい点だと思います(ただ僕の知ってるけいどろと違う……w)
読んでいて最初はゲーム感覚の学生が多く、徐々にこれがデスゲームという認識に変わっていく感じです。
ただ初めから選抜ゲームとは何かが割と明確になっているにもかかわらず、お遊び感覚な生徒がいるのはどうなのか?と思うこともありました。脱落すると追放なので初めから必死な感じはほしいところ。その方が自然なのではないかと個人的には思いました。
しかし一日目でガラッと雰囲気が変わったのは好印象です。
ゲームならではの疑念の渦巻き、葛藤、定番の裏切り。とても好きです。
今回はコンテスト使用なので仕方がないとはいえ、せっかく「選抜ゲーム」とうたっているのでどろけい以外のゲームも用意していただきたかったです♪
【選別ゲーム】――正にエンタメに特化したゲームであり、荒唐無稽という言葉が逆に褒め言葉になりそうです。しかも『バトロワ』同様にクラスメイト同士で対立するとか、その手の物が好きな人(私)にはもうたまりません(>_<) あまり血生ぐさくないのも少年向けの漫画化を視野に入れれば、当然のことでしょう。
そして、オリジナリティとしての『どろけい』もうまく物語を引き立てていて、この小説の大きなウリとなっています。つまり駆け引きがとっても大事な頭脳戦でもあるわけで、程よい緊張感が最後まで持続します。
皆さまも是非、新世代のデスゲームを目撃してください。
殺人鬼の正体は一体――ッ!?
【16.08.22 完結したので追記しました】
どろけいをデスゲームにするという発想・内容はもちろん、ゲームに参加しなくてはいけないというイラつき、特別ルールや自ら命を絶つモノ、ゲーム外で殺人を犯すの存在による恐怖など、色々な不測要素が重なって、次がどのようになるのか不透明で、それがエンタメ性を掻き立てており・・・・正直、先の見えないジェットコースターのような展開でハラハラわくわくしています。
裏切り、裏切り、裏切り……最後は賛否両論になると思います。
私は賛の方です!
誰が何をどう裏切るのか。ぜひとも予想してみてください!
面白いですよ
誰もが遊んだことのある多人数形式の鬼ごっこ「けいどろ」。その遊びが死を呼び込む追いかけっこになった......。
政府の意向により「優秀な人間のみ」が生きることを許された弱肉強食の世界。今回の選別対象に選ばれた学生であるハヤト達。
ハヤトがいる泥棒チームが次々と減る中、今度は警察チームの人間も脱落し始め......。
おぉっと、これは今後の展開が楽しみになりましたね。警察チームの人間が消えていく理由は?そして政府の狙いは何なのか?目が離せません。
読みながら、某漫画に出てくる台詞が思い浮かびました。
『強ければ生き、弱ければ死ぬんだ!』