帝国への海図 Ⅰ ~レックダイビング~

作者 高栖匡躬

とりあえずの後書きのようなもの」への応援コメント

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  • 導入の緊迫感は最高でした。

    そこから単行本一冊分読了して、会議ばかりなのがすごい惜しい。詳細に取材して書かれたとわかるのに。映画化したと仮定すると、画面が会議室ばっかになっちゃう。伊400+V2という衝撃設定を「V2とわかりました」と会議報告で終わりがもったいない。調査チームが退役軍人を老人ホームに尋ねて壊れた部品の画像見せたら「まさかこれは・・・v2」「バカ言うな」みたいなエンタメ感が欲しいというか。

    あと米国では1942年7月以来の本土攻撃という重大危機なのに、全員欧州デフォルトばかり気にしてます。攻撃はなかったキューバ危機でさえ、あの騒ぎだったのに。。。大統領はじめ主要メンバーはもっぱら危機対応に全力なのに、なぜかひとりだけデフォルトを気にしてる奴がいて大統領から疎ましがられる・・・とかだと、読者も大統領に感情移入できる&伏線を読者に提示できるかも。

    小笠原は省いて米側とポルトガルの入れ子で進める手もあったかなと思います。後編への伏線かもしれませんが、前編段階では小笠原はあんまり本筋と関係なく見えちゃうので。


    この手の国際謀略冒険小説をカクヨムで見かけたのは初めてなので、期待を持って後編に進みます。

    作者からの返信

    猫目少将さま

    さすが鋭いですね。
    迷いながら書いた部分と、今でもそれで良かったのかと悩んでいる部分を、ズバリ突かれた思いです。

    簡単に言いますと、本作は要素を詰め込み過ぎた感があります。
    ロジックの整合性(なぜ伊400とV2が生き残っているか)を担保するには、入れなければならない情報が多すぎたという側面もありました。

    なるべく短時間に、しかも簡潔に情報を羅列するために、会議と言う方法をとり、難しい用語を地の文でなく解説するために、報道番組というスタイルを取りました。

    小笠原の下りは、ダイビングの基礎知識や、そこに潜んでいるリスクの説明を、後半に出てくる飽和潜水の下りと、分離するために設定したものです。1つのパートに入れ込むと、説明調になると考えて、事前にエピソードを用意したのです。ポルトガルから一度撤退するのも、同じような理由です。ある程度は目的を果たしたつもりなのですが、副作用で冗長感を伴いました。

    もっと筆力がつけば、もっと大胆に要素を絞り込めるような気がしているのですが、いまはまだそれが叶いません。

    逆にオンダアルタの下りは、倍くらいのバックストーリーがあったのを削り込んだので、ご都合主義的だなあと自分では思っていて、それも心残りですね。

    本作はいつの日か、もう1回改稿するつもりでいます。2/3くらいの文章量で。いますぐやると、欲張って1.5倍になりそうです(笑)

    2017年4月25日 09:02

  • すべてのエピソード 6
  • バージニアビーチ沖
  • 第1話 暗い海の底で
  • 第2話 今生の別れ 1
  • 第3話 アルゼンチンから来た男 2
  • 第4話 天翔る炎
  • 第5話 大統領・カワード
  • 第6話 報道特番
  • 第7話 小笠原にて
  • 第8話 副大統領・バウアー
  • 第9話 タイムリミット
  • 第10話 化学弾頭
  • 第11話 ゴールドラッシュ
  • 第12話 迎撃不能
  • 第13話 副大統領の画策
  • 第14話 バディシステム 1
  • 第15話 ダイブプラン
  • 第16話 その毒ガスの性能
  • 第17話 レックダイビング
  • 第18話 ダイバーズナイフ
  • 第19話 予科練にて 
  • 第20話 時を越えた手紙
  • 第21話 セルロイド板
  • 第22話 第四帝国 1
  • 第23話 地図にない街
  • 第24話 レベル4の機密
  • 第25話 消えかけた足跡
  • 第26話 作戦の真相
  • 第27話 船長・フェリペ
  • 第28話 3人の老人
  • 第29話 反応あり
  • 第30話 レックダイバー・ルイス
  • 第31話 トライミックス
  • 第32話 未知の潜水艦
  • 第33話 一時の撤退
  • ここまでの主な登場人物(第九章まで)
  • とりあえずの後書きのようなもの 1