第58話 偉い人に謝りに行きます・・・

楓視点 1人称


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前回のあらすじ!


なんか、お風呂入ったら、ドロップさん怒られました...


頭脳はパッパラパー、見た目は美少女その名も名探偵 楓!

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私たちは今、ちょっとおおきい城にいました。城は、アラビアンって感じです。

そして、私たちは、この国の偉い人の前に立っています。緑の護衛の人たちが槍を突きつけてきていますが気にしません。


「本当に申し訳ありませんでした!」


ドロップさんが必死の形相で偉そうにふんぞり返っている、緑の人に頭を下げ謝っていますw


「楓ちゃん、何にやにやしてるの!あなたも謝りなさい!シャルロッタ様もサカナさんも!」


ドロップさんを無視して、サカナさんとシャルロッタさんを横目で見ると、のんきに指スマをしていました。


「いっせいの1」

「いっせいの…2」

「いっせいの・・・・・・2、やった!私の勝ちね!サカナ、今日はおごりだから!」

「シャルロッタ様待ってください!3回勝負です!」

「ダメよ!」

「私も混ぜてください」


私は、混ざろうとしましたが、なぜか動けませんでした。見ると襟首をドロップさん捕まれていました。不思議です。


「HA☆NA☆SE!」

「バカ二人はほっておいて、ちゃんと謝ってください!」

「え~え、ヤダよ~」

「夜ご飯おごりますから」

「やった!あっ、そこの緑の顔の王冠被ってる人、メンゴ~…これでいい?」

「ダメに決まってるじゃないですか!」


私たちが、キャッキャウフフしているうちに


「貴様ら!何しにここに来た!一応話を聞いてやると言っているのだぞ!」


王冠緑が怒り出しました、ちょっと引くんだけど…


大きな声を出した緑にシャルロッタさんは睨みつけます。


「だまりなさい!ミドリムシ!私は今忙しいの!サカナと明日の夜ご飯を賭けて、指スマしてるのよ!邪魔しないで」

「まだしてたんですか!いい加減やめて、シャルロッタ様も謝ってください!」


ドロップさん必死です、私たちと旅し始めたから、老けたような…原因はきっとシャルロッタ様に違いありません!(確信)


「嫌よ!どうして王女であるこのシャルロッタ・アイリーンが人に頭を下げなきゃいけないの?むしろ私を拝めたことを、そこのミドリムシに感謝してほしいくらいだわ!というわけでミドリムシ、跪きなさい!」

「衛兵!この者らを殺せ!」


ミドリムシの王が号令をかけた瞬間、衛兵たちは襲って…来ませんでした。


衛兵の一人がミドリムシの王に跪き言いました。


「無理です、クランメン様、私たちの力では絶対に勝てません…奴の腰にぶら下げている武器は、聖剣エクスカリバーです。どうあがいても勝てません、それによく見てください、あの金髪の女、尋常じゃない魔力量です・・・」

「この腰抜けどもが!聖剣エクスカリバーなど関係ない!私が直々に相手してやる!」


ミドリムシの王が言うと、衛兵たちは下がって行きました。


「シャルロッタ様、ここは私が」


サカナさんが前に出ます。


「いいわ、サカナ!やっておしまい!」

「アラホラサッサー」


サカナさんが、どこかで聞いたことのある掛け声で戦いに向かいました。

今から、ミドリムシの王とサカナさんの激しい戦いが始まるのです。私もワクワクします。


サカナさんとミドリムシの王は遂に激突いしました・・・



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結果を言うと3秒で片が付きました。


「ザッコ!敵将打ち取ったり~」


サカナさんがミドリムシの首を剣に突き刺し言います。まさかあれだけ息巻いていたミドリムシの王があんなに弱かったなんて、がっかりです。


「ドロップさん用が終わったので帰りましょう宿に」

「・・・」


ドロップさんが、下を向いて無反応どうしたのでしょう…


「ドロップさ~ん!おーい!」


私が目の前で手を振っていいますが反応なし!無言は同意とみていいでしょう!さっさとお風呂に入って寝ちゃいたいぞい!


「みなさん・・・」

「何ドロップ?」

「この国滅ぼしましょう!そうすれば、人間の国に被害がなくて済みます。証拠隠滅です」


満面の笑顔で言ったドロップさん、もうすでに半壊状態の国に追い討ちをかける鬼の所業です。


「分かったわ!」


シャルロッタさんは嬉しそうに答えました。こうして、魔族の町カープは滅びたのでした・・・


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魔王城にて


「大変です!海様!」


何やら慌てた様子で、メイドのコイズが海の部屋の扉を勢い良く開た。


「カープが滅びました!」


海は、ベットから体を起こして


「もう、あいつら魔王でいいんじゃね?」と言った。




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