第48話 聖剣エクスカリバー!!
海たちは、最初の広間から見て左から二番目の道に進んでいく。海が先頭でその次にシャルロッタ、楓、ドロップ、サカナの順に一列で歩いている。そして、楓が言う。
「この並び方ドラ○エみたいだね!」
「そうだな…」
海は、適当に答える。そして少し進むと、海たちは小さな部屋にたどり着いた。そこは正面に大きな扉があり、その周りに小さな道が4本ある。海は、まず大きな扉に近づいてみることにする。そこには、何か書いてあった。海は、書いてあったことを読んでみる。
「それぞれの小道の一番奥に、スイッチがある。そのスイッチを同時に押すことが出来れば、この扉は開かれる…お前らの友情を試させてもらうぞ…」
海は、それを読んで大きな扉に手を当て迷わず収納した。そしてしっかりと道ができる。
「よし、皆行くぞ!」
「「「「おう!!!」」」」
海たちは、扉の奥に入っていったのだった。
そして、扉の奥に進むと、無骨な石でできた、大きな広間にたどり着く。その場所の真ん中には、幸運の広間と同じく、白い翼が生えた男がいた。しかし、横になり、ぐっすりと寝ている…
「海今のうちに行くわよ!」
シャルロッタは、突然海の横から消え、男に近づき男の腹を右足で思いっきり蹴り上げた...
「おえぇええええええええええええ!!!!!」
男は、地面に転がるようにして、壁に叩きつけられる
「やったわ!」
「よくやった、シャルちゃん!」
海は、シャルロッタの頭を撫でながら言う。それに対して楓…
「お兄ちゃんたち、悪魔だね...」
「うるせぇ、お前に言われたくない…」
そして、サカナとドロップはというと、壁に突き刺さる様に生えている石をピッケルで採掘している。
「サカナさん!取れました!カメ玉鉱石です!」
「おう、ドロップ殿さすがだ!私の方はトロ鉱石が取れたぞ!」
二人は、きゃっきゃっうふふと盛り上がっている。そこに、先ほどシャルロッタが蹴り飛ばした男が起き上がり言う。
「いったい何なんだ...」
口から血を流して、状況を確認する男…海は、手っ取り早く済ませたかったので質問する。
「お前何の番人なん?」
「えっと…スイッチ押してここに来たんすか?押したらここにアラームなるはずなんだけど…」
「何の番人なん?」
海は、怒気を込めてもう一度聞く。
「えっ、あっはい…一応友情の番人ですけど…」
友情の番人は、海たちを見る。各々が好きなことをしていた。友情の欠片すら見当たらない…
「あの…どうやってここにお越しで…」
「まぁ、気にすんな、とりあえず通行手形くれよ!」
「海さ~ん、フルメタル鉱石がとれましたよ~」
空気も読まず、走って報告しに来るドロップ・・・
「おっ、よくやったドロップ!お前がナンバーワンだ!そして、あっちに行ってなさい!」
「はい!」
ドロップは、鉱石を袋に仕舞って採掘に戻って行った。海は、話を続ける。
「手形くれ」
「嫌です」
「殺すぞ?」
「あげます...」
海たちは、手形を貰いその場所を後にした…因みにその手形は、丸い緑色の石だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、海たちはその後もかくかくしかじかで、手形を手に入れていき、5つの石を無事手に入れることができた。そして、サカナが言う。
「かくかくしかじかは、便利だな!」
「うるせぇ!」
海は、サカナを黙らせて最初の広間に戻り、飛行して天井の穴に石をはめ込んでいく。
「よし」
すべてはめ込んだ海は地面に降りたつ、すると…
「なんだ地震か…」
地面が、揺れ始めた。そして、地面から祭壇が現れたのであった。その祭壇には、光り輝く剣が突きさっさている。楓が、興奮気味に言う
「お兄ちゃん見て!あれが聖剣エクスカリバーだよ!」
「あぁ、そうだな早速収穫だ!」
海は、祭壇に近づこうとしたその時、海の目の前に稲妻が落ちた。
「待て!この不届き物が!」
そしてそいつは、空間を破りその中から現れたのであった...
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