第139話 中国のソ連化。鉄のカーテンならぬシルクのカーテンが生まれる。 #戦争 #平和 #心理学 #哲学 

中国のソ連化。鉄のカーテンならぬシルクのカーテンが生まれる。


#戦争 #平和 #心理学 #哲学 


中国は賢い人々が政治を行っているので中国のソ連化を防ぐ意味で民主化に舵を切るだろう。


ファイアーエムブレム風花雪月 ディミトリ王子とD みと作家の話

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ソ連はかつて資本主義と戦えば勝てると考えていたが西欧諸国との国家間競争に敗れた。理由は単純で、資本の独占を政治家と官僚が行い人々に分配しようとすれば、人々の生産物を全て集める特権階級とそれ以外と言う 2極化した社会構造になり、反発する人々が新たな共産主義打倒革命を行ったからである。


歴史を振り返れば、一般庶民の反発を受けるような統治体制を続けていれば歴史上のどこかの段階でその統治体制は必ず崩壊する。


また多党政治を行っていないと、権力が間違ったことをしたときにその情報を他の政党に問題化してもらい選挙によって責任を取らせ、方針を転換し問題を解決すると言う仕組みがないために、問題が隠蔽され失敗が続き人々が苦しみ続ける状況が生まれるため権力への反発がおき、内乱やクーデターのもとになる。


独裁体制は、必ず権力に都合が悪い情報を隠蔽する隠蔽体質を持つために、人々を苦しみ続ける体質となる。


今回のコロナウィルス問題でも、こういった情報隠蔽が問題視されていることがその証明の1つ。


かつて中国がアメリカと仲良くできたのは、その政治体制の違いにもかかわらず、アメリカがソ連との対抗上中国を仲間に引き入れたと言うだけであって、ソ連がなくなった時に、中国は同じような独裁体制を続けていれば、いずれ西欧諸国と対立することになりかねない、と言う政治的リスクを全く考慮に入れていなかった。


有り体に言えば、中国は政治の民主化と言う、西欧諸国と対立しないための政治改革を怠ったのだ。


かつてソ連と西欧諸国間には鉄のカーテンと呼ばれる分断があったが、これからシルクのカーテンと呼ばれる分断が生まれるだろう。


西洋諸国は、中国の関税をあげて、投資規制を行い、物品の購入を制限し、また高性能なハイテク製品の輸出を禁止するようになる。


これはかつてソ連に対して行われていたものと段階的に同様になる。


すべての独裁体制はいずれ必ず破綻する。そのようになる事は歴史上間違いない。

そしてそのことを中国ハイエリート層が理解していないはずがない。


したがって、アメリカやヨーロッパ連合が中国の民主化を要求するために制裁を始めた時点で、中国のハイエリート層はこのことを真剣に考えるようになるだろう。

意地を張って西欧諸国との対立の道を歩んだところで最後にどうなるかはソ連が既に証明している。


このことに考えが至ったときに、中国の中で適切な形で段階的民主化論が中国指導者層の中から話し始める人々が出てくることになるだろう。おそらく若手の共産党員から研究書の形で出始める。

おそらく呼び名は中国の新時代次世代型政治段階的移行論といった形で出るだろう。それは民主化と言う言葉自体を巧妙に避けながらも内容的にはそういったものになる。


そのためにも西欧諸国は今後制裁措置を段階的に強めることになっていく。


この問題の本質は、中国がすっかり忘れていた中国自身の政治改革を自ら行い、民主化を自ら成し遂げられるかどうかにかかっている。そして中国のハイエリート層はそのことを当然理解しているだろう。彼らはずば抜けて知性が高い。


楽観的に見通しを出せる状況にはまだないが、西欧諸国は制裁を強めつつも、融和的措置としての民主化誘導を対話アプローチとして常に行っていく必要がある。


中国が民主化する事は中国政治の大局的な安定性を考えたときに必ず必要になるものだ。またそれは中国自身のためになる。その事は中国ハイエリート層はよくわかっているはずだろう。


結局、独裁体制と言うものは、政府が間違いを犯した時、その政治的間違いを選挙などで政治家を取り替えて改めると言う能力がないため、失敗を続けて最後には破綻すると言う事は歴史が証明している。


ソ連はその証明であり、また西欧諸国と対立しながら国家運営を続けていれば必ず破綻すると言うこともソ連が証明している。ソ連のたどった道を中国が辿る事はしないだろう。彼らが賢明であれば必ずそうする。


中国の人々は、歴史を考えることを好むから、独裁体制の末路は必ず破綻に至ると言うことを西欧諸国が中国ハイエリート層に訴えかければ、彼らの考え方も変わっていくだろう。それが賢明さと言うものだ。


中国は5000年の歴史を誇っている。

その歴史に比べれば、社会の運営方法、共産主義や社会主義にするか、民主主義にするかなどと言う事は、些細な問題に過ぎない。

中国の優秀なハイエリート層はいずれこのような考えに至るであろう。


このような説明を中国共産党指導部に続けて行けば、対立することなく、民主化に辿り着くだろう。

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