第110話 犯罪者のジレンマ #戦争 #平和 #心理学 #哲学 #定期
犯罪者のジレンマ #戦争 #平和 #心理学 #哲学 #定期
犯罪者は犯罪者同士で仲間を作り組織的に犯罪をすることで犯罪による利益を上げようとするが、もともと犯罪をしようとする人間自体がモラルの低い人ばかり集まるので、犯罪を行った後秘密を守り続けると言うモラルを必要とする行動をとることができない。
そのため犯罪がすぐに発覚し秘密を守ることができずむしろ自慢話にまでしてしまうためすぐに逮捕されその後刑務所に行くことになる。
アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル
と言う映画で、ナンシーケリガンと言うスケート選手を襲った男が自分で女性を襲った話をどんどん自慢話にして話してしまい、ほんの数日でFBIに捕まると言うシーンがある。
犯罪者の心理では大きな犯罪を行った事は他人に認めてもらえると言う承認欲求の誤解があるため、犯罪を行った事は自分の能力を証明することになると言うことでむしろ犯罪能力があることを誇りにすら思い他人に話してしまう。
犯罪仲間同士では犯罪を行った話は自慢話にできるのだが、一般社会ではそれは反社会的人格の証明に外ならないため社会に敵視され刑務所に入れられることになるのだ。
犯罪者は自分の犯罪が人には話せないことだと言う自覚が持てないためそれを他人に話して自慢話にまでしようとするのである。その結果犯罪がどんどん発覚しそれまでの犯罪が全て明らかになるのだ。
司法取引の有効性はこの点にある。
つまり犯罪者とはそもそも自分の秘密も他人の秘密も守れないからこそ犯罪を行うような性質の持ち主なのだ。にもかかわらず犯罪と言う秘密を必要とすることを行わないと自分の利益を持つことができないと言う社会的生産性の低い存在でもある。
犯罪者とは、自ら律することができない自分と他人へのコミュニケーション障害なのである。
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