第101自閉話症の自動心理(自動思考)と差別心理構造 #metoo #戦争 #平和 #心理学 #哲学 #定期

自閉症の自動化心理(自動思考)と差別心理構造


人はお箸やスプーンフォークなどの扱い方を学ぶとき、最初は困難に直面し悩むが、慣れてくると自動的に行うことができるようになる。このような自動化心理を人々は自然に身に付ける。ところがこのこの自動化および習慣化の行動の思考と行動が問題を抱えることがある。認知心理学で自動思考という認知の歪み。

映画レインマンでダスティン・ホフマンが演じる役柄の自閉症の患者は、決まった時間に決まった行動を行わないと気がすまず怒りを表し暴れだすと言うパターンを持つ。

これは特に進行した自閉症の事例だが、これより軽い程度でも人々は1度自動化された無意識的思考パターンと行動パターンに慣れ親しむと、時々間違うそれらのパターンを自己参照して考え直し考え方や行動を改めるということがなかなか難しい人格の持ち主がいる。

このような人格体は、他人に自分の考え方や行動の間違いを指摘されると、自分の間違いを正そうと言う考え方よりも、他人に間違いを指摘され自分が劣った存在になると言う関係性の劣位性を考え怒りを表して感情的に反発し暴力的対応をとることで他人より自分の劣位性を取り戻そうと暴力の飛躍欲求に頼ろうとする。これが行き過ぎると反社会性人格障害になる。


つまり思考過程の方向性として、他人から自分の間違いを指摘されたときに自分の間違いをやり直す良い機会と捉えて肯定的に考える人と、他人より自分の方が劣った存在になるということに対して感情的に反発し否定的になり考え方や行動を改めず結果として同じ過ちを繰り返し続けるパターンに入ってしまう人と方向性が分かれる。

間違いを正した方が自分のためにも他人のためにも社会や世界のためにもなるのだがここで考え方の方向性を間違えると同じ過ちを繰り返す思考行動パターンに入ってしまう。


最近アメリカでも無意識化された差別や行動を改めると言うプログラムを軍隊や警察官などに学ばせると言う講座を開くことが慣例になっている。1度差別や排除感情や行動をすりこまれるとこれをやり直すのがなかなか難しいのはこういった自動化心理があるからである。

これらに気を付けていないとわれわれは迷走した社会環境を作り出す個体として自らを世界に存在させることになってしまう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る