なぜ日本の感染が抑えられているのか?

https://togetter.com/li/1496148#c7639648

『【海外記事】なぜ日本のコロナ対策は参考にならないのか?』


 これさ、私の思ってたことは3つ。


1,水道料金が他国に比べ激安。

2,貧富の格差が最小限。

3,衛生レベルが国民的に均等。


 これに尽きると思っていた。



1,はまた2,と3,とも関連していて、国民の生活水準にあんまり差がないという点が、いわゆるバラツキが大きくないという点がね、ちゃんと実現されているから成立していると思っていた。


 今回のコロナみたいな疫病ってさ、いくら金持ちが自衛したところで、周囲の貧乏人が絶滅しない限りその脅威は去らないじゃないですか。カネが尽きるより貧乏人が尽きる方が早いなんてこたぁあり得ないんだわ。


 これも想定されてしかるべき、資本主義社会の欠陥。たしか誰か予言してたよね。

(資本主義は、貧民と金持ちが実は一蓮托生であることを無視した欠陥だ、とか)


 コロナの死亡率が高いとこは、ようは重症化してても医者にかかれない貧乏人がそれだけ多いことと、セーフティネットが不備であることを露呈してるわけでさ、アメリカなんかが顕著なのは、それだけ格差拡大がデカすぎて、コントロール不能まで陥っていて、貧民が増えればどん底の方をさらに掘り下げる、みたいな状況にあるからってことだし。


 で、貧民を落とすどん底を掘り下げる方策が、人種差別やら何やらで、理由をつけて彼らを救わないことに正当性をつける、という手段じゃないですか、て。


 中国はこの点も実は優れていて、金持ちが出る杭になるなら容赦なく潰せる、という利点がね、共産圏にはあるんだよなぁ。私は別に民主主義サイコーとか酔っ払ったことは言いたかないからね。(嗤


 共産主義によく似た、王政っての、全世界で何百年と維持されていたわけで、そりゃそれだけの利点がなけりゃ続くわけないんだわ。だからそれの上位交換である共産主義だってさ、決して悪い点ばかりってわけじゃないんだ。

 こういう共通の危機に関しては強行な効力を発揮するわけでさ。むしろこういう不測ごとだらけだった文明初期では理に適った体制だったと評価するね。


 だからっていつまでもコレやってたんじゃ人類の、人間のレベルとしてはちっとも進化せんということだから、もっと長い目で見るとこれが多くの国に波及していくなんてのは良くない傾向だけどさ。イスラム系も同じ理由で増えるのは喜ばしくない。

(共産はもっと進化すべきだし、イスラムは緩やかに変容すべき、と思ってる。なんにせよ未来には不都合になりそうと思うからだけど)


 民主主義は、出現するべきタイミングに、いわば赤ん坊が揺りかごから出てくるようにして出てきた政治体制なわけでさ、進化という正道には沿ってんだから、別に多少の欠陥があってもってさ。ただ、ちゃんと次が出せるのかどうか、てのは危惧するべきかと思うんだよな。なんか民主主義サイコーとかって変に思考停止してる気がするからさ。共産主義と五十歩百歩でしかないよ?とか思ってしまうのよさ。


 ちょっとズレたわ。


 コロナ対策な。


 日本はそもそも経済格差が少なくて、病院にも行けないレベルの貧乏人がスラム作ってるよーな国ではない、てのが一つな。


 日本の政府も、自己救済不能な貧民をぜんぶ救えるくらいには潤沢に資金を徴収できる体制があり、税収把握も出来てる、てのが一つ。ようは無法な金持ちがいねぇ。


 いわゆるエタヒニン制度みたいな、貧民同士で差別させて矛先ズラしするようなレベルにまで格差広がってる、末期な民度ではない。


 これらが転じて、国民の衛生観念が平均的で、さらに水道が一律でしかも割と自由に潤沢に使えるレベルの格安お値段、で国民がじゃぶじゃぶ水使うのに慣れている。


 上記の項目がまた、歴史的に何百年かけて培われてきたもので、いわば特殊条件に特殊条件が重なった、地理的にも民族的にも歴史的にもな産物だから。


 と、いう結論ですだ。


 そら、他国は日本を悪者にしないと困るわけだよ。

(日本の天皇制は世界最古なわけで、それだけ脈々と一つの支配体制維持で試行錯誤繰り返した歴史なわけでな、一番、制度も民度も発達すんのは当たり前、と。他の国はちょん切れる度に一からやり直してんだからさ)



 日本は、日本モデルという制度を歴史通じて延々と先鋭化してるというか、ブラッシュアップし続けてるということで、他の国はまたその国独自のモデルで同じよーに試行錯誤で進めてるって話なんで、日本が他国より優れているという話じゃないです。他の国は度々「ふりだしに戻る」をやらかしてる、というだけ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る