やっと、のっぺり感が取れた~。(公募原稿)

 なんか読み返したら、さらさらさら~~~~って、引っかかり無く読めるようになったのはいいけども、さらさらさら~~~~って、心にもなんも引っかからなくなってしまってたのでした。読後感想「ほーん、(鼻ほじ)」。


 これはイカンですよ、叙述に挑戦したので隠す必要があったにしても、そっちを重点にしすぎたかして、なんも心に響かない語りになっちゃってて。後からセコセコと描写を足したり、言葉を厳選したりでテコ入れを頑張りました~。


 もうね、そもそも論、わたし女が嫌いだからさぁ。(笑


 それを重要な位置に置いて、ソイツを魅力的に書けとかいう時点で自己矛盾だよなぁって。前回までは探偵(男)を魅力的に書くための相対位置でヒロインも精力的に書けたわけだけど、これが逆転して「女を書くために男を書く」という形式になった途端に、現金なモンで、物語がのっぺりになったんだよね。イヤイヤ書いてるのがモロ分かりになってる。


 んで、今回はテコ入れで、女と見るから嫌になるんであって、女ってのは無視しようと決めてね、性別を超えた一人の人間としてヒロインを捉え直して、それでようやく乗り気で書けましたわ。魅力的なキャラを書こうと思えば、そのキャラに惚れなきゃダメじゃないすか。だけど、女キャラを好きになれっこない。今まで好きになった女キャラは女だから好きになったんじゃないんだよねぇ。

 男キャラは姿形が重要なポイントだけど、女キャラは見た目っての完全に無視して中身でしか評価しないって意味ですが。マジで女(女体)が嫌いなんだなぁ、わたしは。(笑


 彼女は内面まで女ってトコで、今まで書けなくって、それでのっぺりした話になっちゃって、藻掻いてました~。彼女、美桜ちゃんですけどね、克服すんのにはそれこそ初めてかもしれない彼女のプロフィール組み立てたわ。(笑


 キャラなんか本編書いてるうちに生命が宿ってくもんだったけど、難産でした。それほど書きにくい存在で、いっそ性別を逆にして、焦点を男に変えちゃおうかとか思ったりもして。ほら、ホームズが焦点で、魅力を担当するでしょ、で、ワトソンが光源になってホームズを照らす役割なのね、これが、私は男の魅力を書く方が楽しいしやりやすい、てことですわ。世間じゃホームズを女に割り当てるの多いけどね。

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