ネットの意見は八割下げて
https://togetter.com/li/1287933
【大規模調査でわかった、ネットに「極論」ばかり出回る本当の理由】
なるほどね~、ほんとうは全体の二割に満たない人々の意見でしかないものが、他の八割がカキコミをしないネットという世界では大多数に見えてしまうという絡繰りですわな。
そういや、最近はWebで人気の作品を刊行してもあんまり売れないみたいな話も棘で纏められていたけど、同じ原理ってことだね。売り上げ見込みは市場に出たら、ネット外の見込み購買層を足して考えるもんだけど、そこが「無い」計算なんだ。
いや、それよりも、両極端の少数派が一番活気づくという特性がくせ者かも。
真ん中のボリューム層の動向をこそ知りたいのに、そこはカキコミしないんだよねぇ。そんで、全体の二割でも売り上げ見込みでいえばかつてなら上々だったのに、最近は細分化が始まってしまって、全体から見たパーセンテージは下がっていくばかりなんだろうなぁ、というのが。
なろうとカクヨムとエブリスタと……こんな風にWeb小説一つとってもフィールドが分かれていけば、次第に傾向が変化していき、それぞれは全体の二割をさらに割り込んだ数値にしかならないってことになるわけで。
今の時代、人々がてんでバラバラな方向を向いているから、例えばCMを打つにしたってその視聴者数は下がる一方なのがねぇ。いかに多くの人に見て貰うかが勝負のCMは、どういう方向性を取るのかねぇ。数を打てばそれだけ人の目に止まって、というメソッドはもうダメだろうし。目に止まる回数が増えても、嫌悪されるケースのが多くなってきてるもんねぇ……。
今のヒトタチって、その行動の基準をどこから取ってるんだろうかねぇ。どっか遊びに行くにしたって、その目的地を決定するまでに幾つかのポイントがあるはずで、その目的地を選んだ理由、決め手になった事柄、目的地を知った切っ掛け、他いろいろとあるわけで、そういうデータが知りたいもんですな。かつてはテレビ一強時代があって、だけど今は色々があるから、本当に読めないんだなぁ……
アレだね、「薄利多売」の方式ってのがもう無理になってんだろね。小説でいうなら、一冊で得られる純利益だけを狙わねばならない時代だ、多数刷って一冊単価を下げるってのはもう出来ないんだねぇ。
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