裸の写真を撮らせる女

「彼女は頭が悪いから」とかいう、東大生グループレイプ犯罪を題材にした本の感想文をハテナブログで読んだ。それで、被害者女性が性に奔放としてて、裸で笑ってる写真を撮っているとかのコトが関連して書かれる。


 最近、精神心理学系の本でちょびっと知識を入れ始めてるけど、これは注意して読み込まねばならない記述だと感じた。


 とにかく、昨今の事件やら犯罪やらで注意すべきは「洗脳」であるのことよ。


 すごく影響されやすいタイプのヒトというのが、一定の割合で居るのだそうで、すぐ従属してしまうんだね。言いなりになってしまいやすいタイプ。おそらく、この被害者女性もそのタイプではないか、という気がした。


 親の意向に従おうと尽くし、平均並みのイイ子をずーっと続けて、セフレなんて身分に甘んじて、相手の男に尽くして、とにかく懸命に「役に立とうと」したというか。自分が我慢することで、円滑に回すっていう術を是としてるヒト、ね。


 善良で、心根が優しい女性なのは、現場に居た犯行グループの男の何人かに対して、庇うような証言をしているところにも現われている。

 影の黒幕の男が、サイコパスではないかという疑いが書かれていて、それもまた、悪い方向でのマッチングが叶ってしまった結末だろうかと思われる。


 従属タイプの人間は、このサイコパス型の身勝手さを、リーダーシップと見誤りがちだ。タイトル忘れたが、ヤギとキツネとに喩えたソレ系の本でも語られていたことで、利用する者と利用される者との腐れ縁が、この被害者と黒幕の本当のところかと思う。けど、だったら正体に薄々気付いた時点で離れそうじゃない?


 だけど、スピリチュアルな関連でいえば、この女性は魂のレベル的には充分に成熟しており、むしろ未熟すぎる黒幕青年を哀れんでしまったせいで、餌食になった、もっというなら恩を仇で返された、という事件ではないかと思った。母性を食い物にされた、男どもの甘えが行き過ぎてこの事件になった、とかの。そう思うよ。


 サイコパスなんてのは、心(魂)のレベルが低い、非常に未熟で一人立ちが出来ない者であり、ゆえに手を貸してしまう人が後を絶たなかったりするんじゃないか、という具合に見ている。表面的に巧く立ち回る術には長けてるだろうが、本質的な、心の平穏は遠く、エゴイスト=不安の塊、という感じだったと思うのです。


 んで、確かに憐れなんだよなぁ……サイコパスの話って。自身もまた、精神病質とかADHDの疑いとかあるから、その不安定さ、虚勢張った感じをこの事件関係者に当て嵌めて想像してしまう。本当の本当のところは解かんないんだけども。

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