小説の基礎、ホントのとこのお勧め記事
掟破りで「小説家になろう」さんから引っ張ってきて紹介すんぜ。(笑
『小説向き文章の原則と基礎技術』鳥山仁 氏著
https://ncode.syosetu.com/n6770ei/
いやもう、すごい解かりやすく基礎の基礎が纏められてるんでお勧め。
ただし、学術書的な文章で綴られているんで、文章アレルギーある人はたぶん、紙面を見ただけでパタンすると思うんで、そこはヨロシク。
てか、パタンしちゃった人はきっとこの書で触れるよーなのとは無縁に済むだろうから、別に読まなくて大丈夫かな、と。文芸とかやりたい人がパタンしたら、もう、他を目指すほうがいいよ、と言いたくなるけど。(これを拒否る感性じゃ難しいと思うんで、てコト)
かなり詳しい文芸系の文章の技法的なトコを触れてきます。それの基礎編だけど。
いや、一部の編集さんにもぜひ読んでほしいとこっすねー。新人研修にどですか、て感じのすごい資料価値と思いました。さすがプロの書くもんはちゃうわ。(笑
お勧めです。(カクヨムにも持ってきてくんないかなー、フォローに不便)
注意:
この先生も、読者の読解力に合わせたマッチングを視野に入れた話をなさっているので、そっち派の論であることは了承してください。読みやすい文章が良い文章「ではない」派の方です。
<本稿より引用>
まず、小説向き文章を書くためには、その原則を理解しておく必要があります。原則を理解しておかなければ、どの文章が上手で、どの文章が下手なのかも判断ができないからです。
そして判断が出来ない人は、高確率で「とにかく読者に伝われば良いんですよ」と言い出すのですが、これは技術力の向上を放棄したことを宣言しているのと同じで、本稿の趣旨に反します。というわけで、まずは原則を覚えてください。
小説向き文章の原則は、正確性を重視する論文向きの文章や、分かり易さを重視する雑誌や新聞記事向きの文章と、根本的に異なります。それは「可能な限り同じ表現を使わない、あるいは間隔を空けて使う」というものです。
この原則があるのは、ギャグ、あるいは詩的な効果を狙わない限り、同じ表現を高頻度で繰り返すことによって、文章が幼稚に見えてしまうのを避けたいからです。
<引用終わり>
この延長に、最近私が記事にした「描写を多量に、詳しくやればいいってものではない」が来ます。適宜、てのが難しくて、そこが文芸の肝ですけどね。これについては、浅田次郎先生の『神坐す山の物語』の帯文章を引用。
「短い文章の中に大きな世界を封じ込めた日本文学の傑作!」
ほらね、長くだらだら書けばいいってことじゃない。(自己反省っ!)
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