通信制高校・大学はもっと評価されるべき

作者 護夢生(まもる ゆう)

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★★★ Excellent!!!

これから通信制の学校に行かなければならない人に是非読んでいただきたい作品。

よく、世間様では通信制の学校は楽だとかダメだとかネガティブな印象があるのだが、そこに通わなければならない人たちには事情がある。

通信制の学校への偏見がある人にもこの作品を読んでいただきたい。

★★★ Excellent!!!

不登校からの、通信制コース。
ちまたではたまに聞くけれども、実際はよく分からない。
どんなことをやっているの? どんな生徒がいるの? 部活はあるの?
謎のベールに包まれた、『通信制学校』という教育機関。その全貌やいかに。

そんなふうに首を傾げる人の疑問を解消するが如く、通信制の学校についての内容を、事細かく述べている。

……そして特筆すべきは、この筆者の『通信制学校』と『そこへ通う生徒』への愛だろう。人生の道のどこかでつまづいてしまい、たまたま『通信制』という手段を選んだ。
自分を含めたその人達に向かって、決して同情だけではない『愛のある視点』をもって語っている。
個人的には多少読みにくい文章だと感じたが、それをありあまるくらいの内容の濃さを実感できた。

人生の道で転んでも、変わらず命は続いていく。
それを念頭に置き、不登校などの人生の壁があっても決してめげることなく、自分なりの見解をもって『通信制学校』について説明している。
また、自分から行動し、自分に合っている場所を選び、そこで頑張るのが大切なんだと、最終的には独自の人生論にまで着手している。
そんな真面目で熱意溢れるエッセイ。

Good!

とても共感しながら通読できました。
僕自身が、全日制高校から通信制高校へ転学し、卒業したからです。また、自著小説の主人公も通信制に在籍させるほど、通信制には親近感を持っています。

さて、本作ですが、通信制に対する世間的な偏見の記述などは「そうそう、あるある!」と頷きながら読めました。
これはマジモンの経験者でなければ解らない感覚ですね。共通認識とも言いますが(笑)。
これだけでも「ああ、この著者はホンモノだ」とグイグイ文章に引き込まれました。

さまざまな境遇や事情から、通信制高校に通う人が居ます。
僕が通っていた所では、40代や50代の方も多く居ました。中卒で働き、起業して社長やりつつ学んでる、なんて人も居ました。年収ウン千万という方が、お年を召してからでも学習できる…それが通信制です。受け皿の大きな、素晴らしい教育制度なんです。
働きながら学ぶ、という条件にこれほど見合う学習形態は他にありません。
通信制の不遇や差別をなくして欲しいと、切に願います。

筆者様は大学も通信制に行かれていたとのことで、人生設計の大部分を通信制で培われたのだと思います。さらには教育実習まで通信制高校で行うなんて…!これはもはや、愛ですね。
どんな場所にでも、人生を変えるだけのモノがあるんです。決して馬鹿に出来ないモノなのだと目頭が熱くなりました。

教育者を志すだけあって、情熱に満ちた随筆でした。
これはぜひとも世に出て欲しい。
通信制教育の地位向上と認知度拡大に、必ず貢献できるはずです。

★★★ Excellent!!!

通信制大学の経験者ですが、通信制の大学と高校に対する、周囲の人たちのイメージの違いにとまどったことを思い出しました。
会社勤めをしながら通信制大学に在籍していることを話すと、たいていの人は偉いねぇとおっしゃいます。努力家だと。
対して、通信制高校に行っていた友人を思い出すと、冷ややかな目で見られていることが多かったように思います。
自分の人生を切り開くために、懸命に挑戦している人たちの選択肢を増やしていけるかどうかは、周囲の人間の正しい理解が必要と感じました。
護さんのエッセイが理解を進める一石になることを祈ってやみません。

★★★ Excellent!!!

止まってしまうよりも歩いてみた方が、希望の光を差し込めるきっかけへとなると僕は、思います。

という一行に、深く頷いてしまいました。

通信制や定時制は、全日制に通う(通った)人にはなかなか情報がなくイメージが沸きにくいところもあるかと思います。
身内が定時制だったので、まわりの偏見とかの話は聞いたことがありました。(同じ職場の人に何かの数式を尋ねられて、他の同僚に「それ、定時じゃ習わねえよ」と横から言われてぶちきれたそうです。)

このエッセイには、通信制で学ぶ人々の生活や想いがよく描かれていると思います。

★★★ Excellent!!!

学校に何を求めるのか? 学校選びの際にどこに重きをおくのか? それはきっと人それぞれですよね。そこにあるのは「違い」であって「優劣」ではないと個人的には思います。

学び方には多様な選択肢があって欲しいし、そうあるべきでしょう。そして、互いのスタイルを認め合える社会であって欲しい。そんなことを考えさせられました。

自分には通信制という選択肢もあったのではないか? ひょっとしたら合っていたのではないか? そういう思いが心のどこかにあった私には、とても興味深いエッセイですね。

★★ Very Good!!

 通信制高校、そして通信制大学を選択して、教員免許を取られた方の実体験エッセイです。
 ご自身が感じられたことなどが記されていて、なるほどなぁと感じました。

 通信制について、ご存じない方は是非ご覧になっていただければと思います。



――以下は、レビューというより個人的意見です。

 全日制、定時制、通信制。私たちには多くの学習形式が用意されています。また、大学ばかりが選択肢でもありません。
 しかし、どの選択にも独自の特徴と苦労があります。

 本作では通信制高校・大学について紹介しており、参考になります。
 ただし通信制は学校によっても特色がありますので、これから通信制を選択しようという方は、事前によくご自分でお調べになって選ばれることをお薦めします。

 非通信の特徴は毎週対面で講義を受けるということで、より教育を受けやすい環境にあることだと思います。

 一方、通信の特徴は、学習ペースを自分でコントロールできるということですね。このことも訴えていただけたら良かったかと思います。

 ただし、講義を行う講師サイドとしては、非通信であろうと通信であろうと変わらぬレベルの講義をされているはずです。


 さて、非通信だからといって、どれだけの学生が科目一つ一つに力を入れているでしょうか? GPAがあるけど、高校と同じように考えている学生も多いのではないでしょうか?


 通信制の利点は学習ペースのコントロール。何も4年で卒業する必要がない。自分の納得がいくように、各科目に力を尽くすことができるわけです。

 またもう一つの利点は、10代から70代、またはそれ以上の世代という多様な年代、そして全国各地の様々な職種の人が集まるということ。
 人生経験に基づく様々なお話を聞くことができ、さらに特徴ある地方の生の声を聞くことができるということです。

 デメリットは放置状… 続きを読む

★★★ Excellent!!!


私も作者様と同様に、中学時代は優秀だった人間が、進学校に入学してからそのギャップについていけず、自暴自棄になっていたことを思い出します。

それでも作者様は、高校の転入や部活の設立、進学、教育実習先の決定など、全てご自分で決め、行動していることが、とても素晴らしいなと感じました。

私ときたら部活を辞め髪も染め、制服を改造し、先生とも親ともぶつかる日々で、何も自分から行動せず、逃げてばかり……。

それでも、作者様が変わられたのが通信制だったように、私も当時の塾の先生のおかけで、何とか今を生きてます。

結局、何処と歯車が合うかであって、
作者様は合わないことから逃げずに、前を向いて進まれてきたことは、偏差値を上げることよりも大事なことだと思います。
現に作者様は自分に素直だと言う印象を受けましたし、それがいいなあとも思いました。

最後になりますが、レビューを頂いたから書いたのではなく、本当に良いなあと思ったからであることを伝えて終わります。

今後も楽しみにしています!

★★★ Excellent!!!

通信制の高校、私自身が行こうか本気で迷った時期がありました。護夢生様のエッセイを読みながら、私の頭の中で「もしも通信制高校に通っていたのなら」を想像することができ、あたたかい気持ちになって読ませて頂きました。通信制の高校の先生方は、きっとそれぞれではあるかもしれませんが、やはり、根本は、痛みの分かる先生が多いことを信じたいです。読み応えのある、エッセイでした。

★★ Very Good!!

直球でなくても、カーブでもストライクになるし、三振が取れる。一般的でない通信制の学校も素直に向き合えば十二分に学べるのですね。良いことを知りました。
そして通信制でどんな成果が出るかは、こんな判りやすく経験を伝える作品が成せる作者ができたことで立証されています。まあ、書き方自体はもうちょっと手直しする余地があるけれど。

★★★ Excellent!!!

通信制高等学校をよくしらない方からすれば、ドロップアウトした方の受け皿的な教育の場であると勘違いしてらっしゃるむきもあるのではないでしょうか?
そんな考え方の人に、ぜひ、よんでほしい
学びたいと願い、その気持ちを貫徹した人の、純粋な気持ちがここにつまっています
通信制大学といえば趣味のための社会人向きの大学、という位置づけであると思われている方も多いのではないでしょうか?
いいえ、違います
通信制であろうとも大学は大学なのです
きちんとカリキュラムを終えて、今まさに、新たに勉学に励もうとする子供たちに向かい合う教師としての道を選ぼうと奮戦している姿がここにあります