第311話 未来日記でも書いてみようか
カクヨムの予約投稿が、いつの間にか一年先まで指定できるようになっていた。
これで大分先まで書き溜めて投稿できるようになったなぁ……と安心したものの、よくよく考えればそれほど先まで書くネタも内容もない。
内容がないよう。そんな寒いギャグしか思いつかない。これは体調が万全じゃないからだよ。きっときっと。
ただ、今書いて一年先に投稿指定しておけば、未来のエッセイを書いたことになる。
私が明日死んだとしても、予定した日にきっかり更新されるわけで、「死んだはずのアイツがなんか投稿しやがった」とちょっとしたホラーになって楽しいかなと思ったり。
一年後も生きていたなら、その日、私は一年前の過去を文章で見ることになるわけで、一年後の自分が未来の自分に何を期待して書いたのか知るのは少し怖くもあり……。
でも一年先か……。
正直、何をしてるのか、世の中どうなってるのかさっぱりわからない。
365回、寝て起きてご飯食べて、死なない限りは生きるのか……。生きてるんだな私。
生存は確約されないけど、安易に投稿して、確実に残るものを考えたら、急に「生きる」ことがとんでもなくすごいことのように感じた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。