第219話 もらって嬉しい差し入れ
定期的に「もらって嬉しい差し入れ」「もらって困った差し入れ」の話題が出る。
特に物書きに限らず、表現を仕事や趣味にしている人は、読者やファン、友人から差し入れやプレゼントを貰うことがあり、それが話のネタになるのだ。
かくいう私も差し入れをいただくことはちょくちょくあって、ここは「うーん、●●を貰った時はちょっと困ったかなぁ……。あ、いや、別にいいんだけどね。こういうのは気持ちだから、キモチ!」などと言ってそれとなく人気者ぶりたいところなのだが、実際のところ差し入れを貰って困ったことは一度もない。
貰うものはお菓子等の食べ物が多いが、好き嫌いがないので「これはダメ」というものはないし、量が多ければ周囲に配り、家に持ち帰ると賞味期限が近いものからせっせと食べている。
夏場のイベントで500mlペットボトルのポカリスエットやお茶を貰えばその場で飲んでしまい、汗拭きさっぱりシートを貰えば喜んで使い、冷却材のついたプリンを貰えば売り子さんと一緒に食べてしまい即消費、即消化。
お腹が空いている時に軽くつまめるものが来ると本当にありがたい。
いただいたものでお腹を壊したり、体調が悪くなったこともない。
貰ったものの中で、特に嬉しかったのは
① レトルトのご当地カレー(現地に行かないと買えないから)
② 地方の名産、特産品(純粋に面白いし、話のネタになる)
③ お茶(いっぱい飲むから)
④ 酒のつまみ系(酒は飲まないけど、つまみは大好き)
⑤ ブランドもののハンカチやタオル(ありすぎて困るということはない)
⑥ 金券(ハーゲンダッツ、今半や肉の万世、タリーズ、スターバックス、図書券、ituneカード等)
あたりだろうか。
どれも美味しくいただき、文字通り私の血肉と脂肪と知識と娯楽になった。
まぁ、本音を言えば……貰って一番嬉しいのは感想だったりする。
なんといっても感想が一番嬉しい。飛び上がりたいほど嬉しい。
お手紙でもイラストでも口頭でもなんでも嬉しい。
でも、これが一番ハードルが高いこともよくわかっている。
私も「感想書くぞ!」と便箋を用意し、ペンを握ったところで固まってしまい「あ、あ……やっぱ無理。お菓子にしとこう……」となってしまうので。
何にしても無理はいけませんな無理は……。
(と自分の筆不精を棚にあげつつ、今日もいただいた煎餅をボリボリかじる)
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