第74話 涼羽がいないと…寂しいなあ…

時間は少し遡り…

涼羽が件の公園でひっそりと散歩しにいっている最中の高宮家では…


「ん…くあ~~…」


休日と言うことで、普段はできないであろう、惰眠を貪るという行為。

それをしっかりと堪能し、ようやくと言った感じで目を覚ましたのは、この家の大黒柱。


兄妹の父親である、高宮 翔羽その人である。


それでも、単身赴任していた頃から、生活自体はそれなりにきっちりとしていた為…

昼まで寝る、とか…

夜中遅くまで起きている、とかはまるでなく…

実際に今も、目覚めたのは朝の八時半を少し過ぎた頃。


この家のアイドルで、総受けな愛されキャラの涼羽が散歩に出かけて、少し経ったくらいの頃だ。


「…あ~…よく寝た…」


まどろみの残る意識をじょじょに覚醒させていき…

その均整の取れた理想的な身体を立ち上がらせて…

寝巻き兼用にしている部屋着のジャージ姿のまま、自室から出て、一階の方に降りていく。


「…?」


いつもなら、息子である涼羽が、休日でも真っ先に起きて、朝食の準備やら何やらをしてくれている頃合なのだが…

今日この日に関しては、それらしい物音もせず…

人がいる気配をまるで感じない。


いつもなら、自分が階段を降りてきた音に気づいたら…

今は亡き妻、水月そっくりのその可愛らしい笑顔で、朝の挨拶をしてくれるのだが。


今日は、それがない。


「…涼羽?」


最愛の息子に呼びかけるように、その名を呼ぶ翔羽。


しかし、その呼びかけに対する反応はなく、あるのは静寂のみ。


キッチンの方を覗いて見るが…

いつもの美味しそうな朝食と…

なぜか昼食の準備までされてはいるが…

肝心の涼羽の姿が、やはりどこにもない。


「涼羽?」


珍しい。


普段は、休日の土曜日であろうとも、平日と同じように…

父である自分、そして妹である羽月のために食事を作り…

この家の掃除や、自分達の衣類などの洗濯…

はたまた、破れてしまった衣類などの修繕や、部屋の片付けなど…

まさに働き者の代名詞と言えるほどに、家事に勤しんでいるはずなのに。


それが、食事は作ってくれてはいるものの…

その姿はどこにもないなんて。


普段から、外出するのは学校か、買い物の時だけなのに。


仕方なしに、作り置きされている朝食を準備することにした翔羽。


「…は~…朝から涼羽がいないだけで、こんなにも物足りないなんて、な~…」


いつもなら、天使のような笑顔で挨拶をくれる最愛の息子を…

まるでその存在を確かめるかのように抱きしめてしまうのだが。


それがないだけで、こんなにも物足りなさを感じるなんて。

よほど自分は息子である涼羽に依存しているのだな、と。

そう思わずにはいられない翔羽だった。


「…しかし、休みでも朝からしっかりと食べられる献立にしてくれてるんだよなあ…涼羽は…」


高宮家の朝食は、基本的にパンが出てくることはなく…

常にご飯の食事になっている。


別に涼羽がパンが嫌いというわけではなく…

朝をしっかりと摂ることで、その一日の活動を活発にできるから、という…

涼羽の思いやりから、そうなっているのである。


この日も、ご飯に豆腐とわかめの味噌汁、鮭の切り身の塩焼きに、涼羽お手製のポテトサラダと…

どこぞの牛丼チェーン店を思わせる、いかにもなラインナップの朝食である。


すべてがちゃんと作り置かれているので、後は器によそって温めるだけ。


余談だが、最近では羽月が美味しいパンが食べたい、と涼羽におねだりをすることが多く…

趣味であるプログラミングの合間に、インターネットでこっそりとパンのレシピを検索し…

情報を集めて、いろいろと模索している涼羽なのである。


まあ、ロールケーキも作ったことがある涼羽なので…

一度レシピを理解すれば、十分に美味しいものは作れるという期待感は、十分にあるのだが。


「…ん?」


息子である涼羽が作り置きしてくれていた朝食を食べる準備をしている最中…

冷蔵庫に入れてあるお茶を取り出そうとして、何気なく冷蔵庫の扉を眺めた時…

何やら、書置きのようなメモが貼られているのを、見つけた。


「…涼羽が書いたもんだな…」


クセのない、大きすぎず小さすぎずの適切なバランスで書かれているそれは、確かに涼羽のものだった。

そのメモを手にとって、書かれている内容をしっかりと見据える。


「…えと、なになに…」


そのメモに書かれている内容は、こうだった。




――――しばらくの間、出かけてきます。朝ごはんと昼ごはんは作っておいてあるから、しっかり食べてください。晩ごはんまでには、帰ります。涼羽――――




実に簡潔で分かりやすく書かれた内容のそれに目を通した翔羽。


「…出かけてるのか…珍しいな…」


普段から家事のために、家にいることがほとんどな息子なだけに…

一人で家族が寝ている間に出かける、なんてことは、本当に珍しい。


そして、やはり涼羽が不在である、ということがはっきりと分かって…


「…はあ…涼羽…」


なんとも言えない喪失感と、寂しさを感じてしまう翔羽。

目に入れても痛くないと豪語できるほどに可愛い息子である涼羽。

その涼羽がいない朝。


「…早く帰ってきてくれよ、涼羽…お父さん、寂しい…」


いつもと違い、ちょっと出かけているだけなのに…

こんなにも寂しくなってしまうなんて…


あの可愛らしい顔も…

抱き心地のいい身体も…

控えめで、大人しく、それでいて可愛らしい性格も…


今でも愛している、と、豪語できる最愛の妻に早くに先立たれてしまったこともあり…

その忘れ形見である涼羽、そして娘の羽月…

この二人は、翔羽にとっては命よりも大事な宝物であり…

無尽蔵と言えるほどにほとばしる愛情の、向ける先なのだから。


朝から涼羽をぎゅうっと抱きしめ…

それによって恥ずかしがるその可愛すぎる顔を堪能し…

めちゃくちゃに可愛がって、愛情を注ぐ。


それがもう、ごく普通の日常となっているだけに…

こんな風にちょっと、いつもと違うことをされるだけで…

こんな風にちょっと、その姿が見えなくなるだけで…


心の中にぽっかりと穴が空いてしまったかのような…

そんな喪失感を感じてしまう。


何も言わずとも自分に寄って来て、親子として非常に仲のいいやりとりをしてくれる娘の羽月はともかく…

息子である涼羽は、自分からそういうことをしないこともあり…

余計に、構いたくなってしまう。


だからこそ、余計にこんな時に喪失感を感じてしまうのかも知れない。


「…ああ~…涼羽お~…」


せっかくの整った容姿が台無しになってしまうくらい、その喪失感に身悶えてしまう翔羽。

会社ではその容姿に加え、仕事も人一倍、下手をすれば人三倍はできる能力の高さもあり…

社内で密かに行なわれている『結婚したい男性ランキング』では、常にトップの座に君臨している。


そんな彼のこんな姿を見たら、彼に憧れ、恋焦がれている人達は一体どう思うだろうか。


自分の愛情を向ける先が完全に決まってしまっていることもあり…

それ以外の存在には、極めて当たり障りなく、素っ気無い翔羽。


だからこそ、周囲の人間がより一層アプローチをかけてくるのだが…


この自宅においては、それが全く逆転してしまっている。


それが、この高宮家に継母が現れない最大の要因となっていると、いうことなのだろう。


そんな風に、翔羽が普段からは考えられない、ちょっとした息子の不在に身悶えている時…

階段から、この一階の方に降りてくる足音が、響き渡ってくる。


どうやら、この家のもう一人の住人が、目を覚ましたようだ。


「ふあ~~~…あ~…」


鈴の鳴るような可愛らしい声で、大きな欠伸と共に一階に姿を現したのは、この家の長女であり、涼羽の妹である羽月。


パッと見では小学生くらいの幼い容姿で、今は亡き母の水月…

そして、兄の涼羽ともそっくりと言えるその童顔な美少女顔。

羽月の場合は、涼羽よりももっと幼さの色が濃いため、典型的な『可愛い』優先の造りとなっている。


家族三人の共通項の一つである、寝巻き兼用の部屋着のジャージ。

それに、幼い容姿ながら、女性として美しい成長をしているその身を包んでいる。


ちなみに、翔羽が黒、涼羽が紺に近い青、羽月がやや淡い感じの赤、と言う風に、家族で色分けがされている。


まあ、羽月に関しては、部屋着は以前涼羽とお揃いで着ていた、紺色のオーバーオールもあるのだが。


「あ~…おはよ~、お父さん」

「おお~。おはよう、羽月」


自分にとって、目に入れても痛くないと豪語できる娘の羽月が自分の前に姿を現してくれたことで…

その実年齢からは考えられないほどに若く整った顔をだらしなく緩ませて、朝の挨拶をする翔羽。


羽月の方は、まだ少し意識がまどろんでいるのか…

その大きな目の焦点が、まだはっきりと定まっていないようだ。


「…あれ?お兄ちゃんは~?」


そして、この羽月も、朝起きて、大好きで大好きでたまらない兄にきちんと朝の挨拶をして…

それからべったりと言うくらいに、抱きつくのを日課としている。


特に羽月は、父である翔羽が単身赴任でここにいなかった頃からずっと、そんな兄とのやり取りを続けていたのだから…

余計に兄、涼羽にべったりとしたくてたまらないはず。


ましてや、この日は休日。

休みの日は、一日中涼羽にべったりと抱きついていたいくらいなのだから。


「…あ~…涼羽なら、今日は出かけてるってさ」


兄の姿が見えないことに抱いた羽月の疑問に対しての答えを、翔羽が簡潔に返す。


「……え?」


そんな翔羽の言葉に、まどろんでいた意識が一瞬で覚醒する羽月。


いつもなら絶対にいるはずの兄がいない。

その事実に、言いようのない寂しさが、羽月の心を襲う。


「え?え?なんで?なんでお兄ちゃん、いないの?」


この世で一番愛してる、と豪語できるほどに最愛である兄、涼羽の不在。

その事実にこれでもかというほどの不安を隠せない羽月。


思わず、父、翔羽に掴みかかるように問い詰めてくる。


「あ~ほらほら…落ち着いて、羽月。ほら、これ見てみ」

「え?」


そんな娘に対し、慌てることなくその頭を優しく撫でながら…

涼羽の書置きのメモを羽月に見せる翔羽。


そして、そのメモの内容を食い入るように見つめる羽月。


「な?夕飯までには帰ってくるって書いてるから、心配することはないぞ?な?」


涼羽がいないことに自身も寂しさを大いに感じてしまっているのだが…

それをおくびにも見せず、娘である羽月を優しくなだめる翔羽。


「…や」


しかし、そんな翔羽の行為も空しく…

羽月のその大きな目から、涙が零れ落ちてしまう。


「お、おい。羽月?」


いきなり泣き出してしまった娘に、ぎょっとして呼びかける翔羽だが…


「や~!お兄ちゃんがいないなんて、や~!」

「は、羽月…ほ、ほら、落ち着いて、な?な?」

「ひっく…今日は、お兄ちゃんにい~っぱいぎゅ~ってして、い~っぱいなでなでしてもらうの~!」


羽月の兄、涼羽に対する依存度は父、翔羽の想像を遥かに上回るものだったらしく…

朝起きて、兄である涼羽がいない、という、それだけで…

これほどに泣き喚いてしまうほどだったのだ。


そんな風に手のかかるところもまた可愛いと思っているあたり…

翔羽の親バカも大概なものとなっているのだが…


「あ~、ほらほら!お兄ちゃんがいない間は、お父さんがぎゅ~となでなでしてやるからな~?」


そう言って、来年で高校生になる娘を、まるで赤ん坊にするかのようにぎゅうっと抱きしめ…

その頭をよしよしと撫で始める。


が、そんな父の愛情も空しく…


「や~!お兄ちゃんがいいの~!お兄ちゃんじゃなきゃ、やなの~!」


と、兄、涼羽でないと絶対にだめ、と、全く泣き止む様子が見られない羽月。

そんな娘の言葉に、結構グサっと来てしまう翔羽だが、それでも諦めない。


「あ~よしよし。よしよし。お兄ちゃんはちゃんと帰ってくるからな~。だから、いい子で待っていような~?」


もはや三~四歳くらいの幼子を相手にするかのように、懸命に娘である羽月をなだめ続ける翔羽。

実際、年齢からは考えられないくらい幼い容姿をしているため…

余計に、そう言った庇護欲を刺激されるのだろう。


「ぐす…お兄ちゃん…お兄ちゃん…」


普段から、年頃の異性の兄妹とは思えないほどに仲のいい涼羽と羽月。

まあ、異性の兄妹とはいえ、兄である涼羽があまりにも美少女な容姿であり…

さらには、女子力も本当の女の子でもそうはいないと言えるほど、極めて高く…

何よりも、その圧倒的と言えるほどの母性と、慈愛に満ち溢れたその包容力…


そんな、男とは思えない兄だからこそ、ここまで懐いて、べったりとしてしまうのかも知れない。


「(あ~…本当に涼羽はすごいわ…日頃あれだけ家事に勤しんで…自分の趣味的な分野の追及もしながら、さらにはこの羽月の相手までして…)」


実際、娘が可愛くて可愛くてたまらないのは確かなのだが…

それでも、こんな風に泣き出されたりした時などは、もうどうしていいのか分からなくなってしまう。


そんな娘を、日頃から決してこうならないように接していくだけでも大変なはずなのに…

ましてや、三つ離れているとはいえ、ほとんど同年代と言える年頃なのに…

よく、あれだけ母親代わりになって、甘えさせることができるものだ、と。


しかも、学校の成績も少しずつながら右肩上がりで伸ばしていって…

自分の趣味的分野の追及もどんどん進めていって…

何より、この家の一切合財の家事を全て担って…




――――なあ、水月。俺達の息子は、とんでもないくらいにすごい子だぞ――――




親バカではなく、本当にそう思えてしまうほどに、出来た子だと。

何よりも、それだけのことができながら、常に控えめで、慢心するそぶりすら見せない。

むしろ、自虐的すぎるのではないか、と思えるほどに。


学校の担当教員達もそうだが、唯一の懸念とされていた人間関係に関しても…


あの人目を惹く、可愛らしい顔を露わにしたことで…

今では涼羽の周囲には常に人がいる状態となっている。


戸惑いを隠せない、ぎこちない対応でありながらも…

決して誰をも邪険にせず…

人間の好き嫌いもせず…

誰に対しても、優しく接している。


こんなにも出来た子の親となることができて…

自分は本当に幸せ者だな、と。


日々日頃から、最愛の息子にはお世話になりっぱなしということもあって…

本当にそう思えてしまう。


「お兄ちゃん…お兄ちゃあ~ん…早く…早く帰ってきて~…」

「(だから、こんなにも羽月がべったりと懐いているんだな…)」


特に羽月は、父である自分がいない間、ずっと涼羽にいろいろと面倒を見てもらっていることもあるから…

余計に、涼羽に対する依存度が高くなってしまっているのだろう。


大粒の涙をぽろぽろと零しながら、ひたすらに兄を求める羽月の姿を見て…

二人いる子供達が、喧嘩するどころか、こんなにも仲睦まじく…

寄り添いあっていてくれていること。


これほどまでにべったりと甘えてくる妹を決して邪険にすることなどなく…

むしろ、本当に嬉しそうにその胸に抱きしめて、目いっぱいの愛情を注いでいてくれていること。


見方によっては、度を越えた兄妹の愛情と映ってしまうかも知れないが…


それでも、仲違いして、お互いに傷つけあったりするよりは、ずっといい。


「(だから…涼羽…早く帰ってきてくれんかな…俺のためにも…羽月のためにも…)」


こうやって、兄、涼羽がいないことで泣き出し、ぐずってしまう娘を抱きしめてよしよしとしてやることは、すごく幸せなのだが…

やはり自分も、涼羽がいないと寂しくてたまらなくなってしまう。


自分は、こうして娘を抱きしめてあやしていることで、多少は紛れさせることができているが…


「…よ~し、羽月」

「ぐすっ…ふえ?」

「今日は涼羽が…お兄ちゃんが帰ってきたら、俺達に寂しい思いをさせた分を、い~っぱい埋めてもらおうな」

「!うんっ!」


翔羽の中では、涼羽が帰ってきた時に思いっきりべったりとしてやろうと。

そんな想いでいっぱいとなっている。


そして、父のそんな発言を聞いた羽月も、ここまで泣いていたのが嘘のように笑顔になって…

いつもよりももっと激しく、兄にべったりと抱きついて、う~んとこの寂しさを埋めてもらおうと…

そういう想いでいっぱいとなっている。


「だから、今日は俺と羽月で、普段涼羽がやっているように掃除やら洗濯やら、してしまおう!」

「?なんで?」

「だって、涼羽のやつ、帰ってきたら絶対それしようとするから…べったりできなくなっちゃうかも知れないぞ?」

「!それだめ!今日はもう、お兄ちゃんにず~っとぎゅ~ってして、なでなでしてもらうの!」

「だろ?だったら、俺達でそれらを、涼羽が帰ってくるまでにしてしまえば…」

「!お兄ちゃんはやることがなくなって…」

「そう!俺達が思う存分べったりとできる、ってことだ!」

「!分かった!わたし、お洗濯でも、お掃除でも、い~っぱいする!」

「よし!じゃあ、ご飯食べたら、手分けしてやろう!」

「!分かった!えへへ♪」


もうすっかり、普段涼羽に甘えている時の、人目を惹く幸せそうな笑顔を取り戻した羽月。

涼羽にはない、こういった要領のよさ…

そして、可愛い娘にも、しっかりと女の子らしくなれるよう、家事をさせるということ…

この点は、自らの業務をこなしながら、人の管理をしていくという…

一部所の長として日々取り組んでいる経験があるからこそなのだろう。


普段は涼羽が全てやってくれてしまうこともあり、自分からそういったことに手を出さなくなってしまった羽月。

そんな羽月に、家事をすることの大切さと喜びを植え付け…

そうすることで、ちゃんと取り組んでいってもらう。


朝食の後、そうして嬉しそうに…

経験不足から来る不器用さと戦いながらも家事に取り組む娘の姿を…

父は、微笑ましく見つめ、さりげなく手を貸し、教えながら一緒に取り組んでいくのであった。

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