第62話 値上がっても 値下がってもラッキー

株価が上がると嬉しい。下がると悲しい。


これがほとんどの人に共通している認識だと思う。

私も最初はそうであったが、ある時ちょっと違うように思えてきた。

それは『値上がってラッキー、値下がってラッキー』である。

値上がったら高く売ることができる。値下がったら安く買うことができるからだ。

だから株価にそこまで一喜一憂しなくて済むようになった。


これを実践するには条件がある。



① 値下がったときに買えるように数十万円持っている。

② 大企業を買っている。

③ 比較的安値のときに買っている。



この3つを備えた銘柄としては、私の場合、第一生命、エネオス、オリックスがあった。


オリックスを例にとってみる。

1500円で保有している。

株価が下がって1400円になったら購入する。

その後株価が1700円になったら売却する。

これを繰り返している。

もしもっと値下がって1300円になったらもっと安く買え、値上がって1800円になったらもっと高く売れる。

どっちに転んでもラッキーに思えてくる。


このやり方で、更に値下がったときにどうするのと思うだろう。

1400円で購入したら、値下がりが続いて1200円になったとか。

もっと値下がったら放っておけばいいのだ。

ここで先程の②番と③番の条件が必要になってくる。

大企業であれば、そのまま放置していても数年後には回復していく。

これが中小企業の場合は回復しないまま倒産となる恐怖を感じなくてはいけない。


高値のときに更なる値上がりを期待して買った場合、大企業であってもそこまで回復しない可能性も出てきてしまう。

比較的安値のときに買ったものは、そこから更に値下がったとしても、購入時の値段までは回復することがほとんどであるから損はしない。


オリックスでは1200円とかになったらもう放っておいて、また1500円近くまで値上がるのを待っているだけとなる。

あとは不祥事発覚や業績悪化に繋がる重大事件が起きない限り、何も考えずに過ごせばいいのだ。

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