とても構成が秀逸で考えさせられる小説でした。人は誰しも加害者と被害者の両面をもっていて、戦争や内乱などの非常事態下では特に顕著になる。冒頭からでてくる飲んだくれの神父(聖職者であるのに酒に酔って…続きを読む
名前はないという女性と、憲兵隊長を務める少佐の恋物語。淡々と紡がれていく物語は、最後のシーンへと集約されていきます。これまで思い描いてきたものが、一瞬で覆される最後のシーン。真暗な夜空を焦がす…続きを読む
テロリズムの哀しさ。孤独を埋めてくれた愛しさ。哀と、愛。徹底的にアイのお話。作品を読み終えたあと、キャッチコピーを振り返ると、また一層感じ入るものがあります。傑作をありがとうございました。
圧倒的情景。悲しみのるつぼ。愛の儚さ。セリフがなくても、言葉がなくても、ひしひしと伝わってくる命の花火。カクヨム放送局の選出作品のなかでも異色の作品。ここまで書ける筆力は本物。
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