66:処女厨/独占厨は業界にとって害悪?

 あけましておめでとうございます。

 1月の半分が終わろうとするこのタイミングで新年1発目の更新です。


 なぜ更新が遅くなったかといいますと、1発目はちゃんとした記事を書こうと思ってはいたもののネタがまったく思いつかなかったためです。


 新年に相応しいかは置いておいて、なんとか思いついたので今回もだらだらと語っていきます。

 テーマは「処女厨/独占厨について」。


 新たに質問をいただいておりますが、少々お待ちください。


 ネットを見ていると、たまに「処女厨/独占厨のせいで萌え系ばっかりになっている」なんて論調を目にする。

 処女厨/独占厨というのは、ざっくりといえば「主人公以外の男の存在を許さない人たち」とでも言えばいいだろうか。ざっくりしすぎな気もするが、美少女ゲームに限らずアニメや漫画でも、こういう人たちは存在する。

 処女厨/独占厨という呼び方はあまり好ましくないのだが、他に簡潔な表現が見つからなかったので、不快かもしれないが目をつぶっていただけると助かる。


 処女厨/独占厨はちょっとしたことですぐに作品叩きを始めるから、彼らに配慮した作品しか作られなくなり、ジャンルが衰退していくのだ。というロジックだ。


 俺自身はエロゲ畑の人間なので漫画やアニメのことはわからないが、少なくともエロゲに限っては、そういう意見を見るたびに「そうかぁ?」と首を傾げる。

 仮に誰かが責任を負わなくてはいけないのなら、それはユーザーじゃなくて作り手側じゃね? と。


 男は誰しも処女厨/独占厨な一面を持っていて、どこまで許せるかの程度の違いでしかない、と俺は思っている。人それぞれの許容範囲が違うだけで、ヒロインは処女であって欲しい、自分だけのものでいて欲しい、という願望はほとんどの男性が持っているのではないだろうか。


 極端に許容範囲が狭い人に配慮すると、男は主人公だけで、モブですら男を排除する作品になる。そういった意味では、作品の幅は狭くなる。

 でもそれって、作り手側がそういう人たちに向けて作っただけで、ユーザーに責任はないよな、と思うのだ。


 そもそも先述の「極端に許容範囲は狭い人」たちというのは、しっかりと自衛していることが多いのだ。

 公式HPや体験版をプレイして、「あ、これNG」と思ったら回避する。

 よって、処女厨/独占厨と呼ばれる方々が大声で騒ぎ出し作品叩きを始める、なんてことはほとんどないわけだ。

 もちろんゼロではなく、「え? そんなことで噛みつくの?」なんて人もいるわけだが、全体の感想数に比べれば微々たるものなので、ノイズとして省いてしまってもいいだろう。


 もし炎上するような事態が起ってしまったのなら、それはメーカーが「だまし討ち」をしたことが原因である場合がほとんどだろう。

 萌えゲーですよ~、イチャラブゲーですよ~と宣伝しておいて、いざ蓋を開けてみればヒロインが他の男ときわどいことをしていたとか、過去に男がいたとか、ゲームコンセプトに反する事実が発覚する。

 そりゃ怒るよ。


 作り手として「ユーザーを驚かせたい」という気持ちを抱くのは理解できるのだが、イチャラブゲーと銘打っておいて実はドギツイ寝取られでした、なんて売り方は、よっぽどうまくやらないと成立しない。ユーザー側が騙されたことに興奮を覚えなければ、ただのコンセプト詐欺になってしまうからだ。


 だから、多くのメーカーはそういった冒険をしないことを選択した。

 できる限り広いユーザー層に受け入れてもらえるよう、リスクを避けるようになった。


 作り手側にもいるんだ。「今のユーザーすぐ文句言うからなー」って自由に作れないのをユーザーのせいにするやつ。

 確かに売るためにはそれ相応の配慮や工夫が必要になる。

 だがそれは、商売なら当たり前のことだ。

 好きに作りたいなら同人でやればいい。

 もしくは、売れないことを覚悟して自分の正義を貫けばいい。


 そうする度胸もなく、仕方なくユーザーにあわせてやっている、という態度をとるのはいかがなものか。

 まあヘタレな俺も、酒の席とかでそういう話題が出たときは「ですよねー」とか

ヘラヘラ笑っているわけだから、同罪に違いないのだが。


 なにが言いたいのかよくわからなくなってきたが、クリエイターもユーザーも、一部の人たちに責任を押しつけるのはやめようぜ、ということだ。

 みんな仲良くやっていこう。

 と、グダグダになったのを無理矢理まとめたところで本年もよろしくお願いいたします。

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