27:人の感情が作品に与える影響

 三日後どころか同日の更新になり自分でもびっくりしているが、そういえば書きたいことがあったと思い出したので、忘れないうちに残しておこうと思う。


 ツイッター上で拡散され、たくさんの方々に読んでもらえたようだ。ありがとうございます。

 感想ツイートや応援コメントを拝読した限り、おおむね楽しんでいただけているようだ。

 書いている内容が内容なのでおおっぴらに喜ぶのはどうかと思うのだが、うれしいものはうれしいので、素直にはしゃいでおきたい。

 やったね!


 さて、少々時間を遡るが、今から一年以上前、「11:業界が萌えに傾倒したきっかけ」を書いたあとまとめブログで取り上げられ、今回のようにPV数が跳ね上がったことがあった。

 だがその際に読者から出た感想は、今回とは真逆であった。

 理由は簡単で、記事が編集され歪められた内容が拡散されたからである。


 ここまで読んでくれている人には不要だろうが、「11:業界が萌えに傾倒したきっかけ」の内容を簡単に説明すると、「萌えブームを理解せず下に見ていた俺って馬鹿だよね」という話だ。

 しかしまとめブログでは「萌えゲーなんてクソ。シナリオゲーしか認めない」と俺が主張しているように編集されていた。

 俺自身、俺の主観フィルターがかかりまくった内容を書き殴っているわけだから、編集自体をとやかく言うつもりはなく、今回の主題は「その結果読者がどういう印象を抱いたか」である。


 まとめサイトから誘導された読者には「こいつは萌えゲーを馬鹿にしやがったクソライター」というフィルターがかかってしまっており、印象がマイナスの状態からスタートすることになる。

 そうなってくると、もうこちらの伝えたいことがなかなか伝わらないのだ。

 無編集の記事を読んでも「クソライターがくだらないこと書いてやがる。ふざけんな」と、印象を覆すどころか怒りを蓄積させて終わる。

 そうやって俺に対するヘイトが高まりに高まった読者は記事内容を歪め、さらに怒りを燃やす。

 特に印象的だったのが、「12:正解はひとつ」を読んだユーザーからの感想だろうか。

 同記事の中で俺は、「極端な否定意見には耳を貸さない方がいい」と述べているのだが、とある読者は「否定意見には一切耳を貸さないとか、そんな姿勢だから売れないんだろ」と吐き捨てていた。

 俺の意見を悪い方向に受け取り――というか勝手にねじ曲げ、勝手に怒っているのだ。

 そして「10:ネットの悪意」を引き合いに出し、「身内に叩かれるくらいだからかなりのクソ野郎なんだろうな。叩かれるのはお前がアホだから」と俺個人を攻撃し始めた。

 アンチ誕生の瞬間である。


 今回はツイッター上でフラットな紹介のされ方がされており、読者の方々は特に先入観なく記事と向き合うことになった。だが前回のように、マイナスな印象を持つように拡散されていたらどうなっていただろうか。きっと批判の嵐だったことだろう。


 人の感情というのは厄介なもので、一度マイナス感情をもたれてしまうと、あらゆる物事をネガティブに受け止められ、それを覆すのは本当に難しい。

 せっかくいい作品なのに、悪印象を持たれてしまったせいで本来のよさが伝わらない、なんてことは結構あるんじゃないだろうか。

 逆にプラスの印象を持たれていれば、ほとんどのことは好意的に受け取ってもらえる。

 内容は特別優れていないけれど、作品や作者個人に積み重なったプラスイメージのおかげでヒットしている作品もたくさんあるはずだ。


 これから夢を掴もうと頑張っている人たちの中で、ツイッターなどのSNSを活用している人がいたら、普段の発言には気をつけた方がいいだろう。

 ネガティブな発言を避けポジティブな自分を演出していけば、いつか積み重なったプラスの印象が花開き、夢への扉が開くこともあるかもしれない。

 もっとも運が絡むのであまり無責任なことは言えないが、心の片隅にとどめておいても損はないはずだ。

 作品を通して「人」と向き合うことになるのだから、いい印象を持たれた方がいいに決まっているのだ。

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