街コン『横浜』エピソード2

 11月下旬、拙作『横浜アニバーサリー』をUPした後のものですが、天気が良かったので、用事を済ませたついでに撮った横浜山手の写真を、今更ですが、ツイッターにUPしました。↓

 https://twitter.com/Kagami_Toru/status/807937814046179329

(近況ノートからも行けるようにしておきます)


 11月初旬と違い、外交官の家の隣、資料館の庭にある銀杏が、黄色に!

 土曜日だったので、一眼レフの立派なカメラを手に、パシャパシャ撮ってる人が多かったです。

 ちなみに、外交官の家の中は見学(無料)出来ましたが、外壁は工事中だったので、写真は撮りませんでした。

 春頃にでも、また行ってみようと思います。


 前回のエピソードでは、バーで見かけた老夫婦を取り上げた、と書きました。

 今回は、舞台にした場所についてです。

 決して、忘れていたのを思い出したからとかでは……あります。


 始めは、みなとみらい、馬車道、赤レンガ倉庫のモーション・ブルー・ヨコハマ(六本木のブルーノートと同じ系列)とか、山下公園近くのピアノバー等で、ジャズ&バー物を!

 ……と、まったく自分の趣味に走ったマニアックなものを書こうとしていました。

 時間があれば、そういうのも書いておいてもいいかと……と思いまして。


 そんな時に、ちょうど、友人が赤レンガのライブに誘ってくれましたが、それはまた次回に。


『横浜アニバーサリー』は、横浜のJR石川町駅から急坂を登る山手方面を舞台に始まります。

 外交官の家から教会や学校の並ぶ通り道、外人墓地、港の見える丘公園……で、山下公園が目の前のホテルニューグランドへ。

 ちょっとした散歩コースです。


 ここを歩いたのは、もう大分前で。10年くらい前だったかも知れません。中華街はしょっちゅう行っていましたが。

 街コン作品は、ロクに考えずに、単に横浜を舞台に書こうと思っただけなので、始めは中華街とか、みなとみらいとか……って、上記に書いたようなところを思い浮かべていて。


 ジャンルは何にしようか。

 2,400文字という縛りでは、エッセイ的なものがいいか。

 一人称で。


 ——と、漠然と考えていたのですが、2,400文字とは、本当に物語を書けない分量なのか?

 と思い直し、ジャンルは恋愛で、若い男女のラブコメではなく(現在書いてるようなものではなく!)、老夫婦の話はどうか。

 老夫婦を見て、若い人も憧れることもある……というのも書きたかったので、若い方も夫婦にすると、元町のショッピング・ストリートも、山手の雰囲気とつながるので、最後に一言だけ割り込ませました。


 ラブストーリーらしくないラブストーリーになりましたが。




 石川町は中華街ばかり行っていて、元町方面は全然興味がなく、大人になってから(?)行きました。

 埼玉に住む友人が、ちょっとしたジャズのコンサートに出るからと、私が近かったので、元町のフレンチ・レストランに誘われ、迷いながら、その小さなお店に辿り着きました。


 それまでは、ブランド物だとか高級感のあるショッピング・ストリートのイメージが強く、自分には用のないところだと思っていたのですが、石畳の道や街灯が外国風で、落ち着いたお洒落さが、なかなか良かったのでした。


 元町に来たことのない埼玉の友人のおかげで知るとは。

 まあ、そういうものの良さも、大人にならないと気が付かないのかも知れません。(いつからが大人なのかは、よくわからないで書いてます……)


 それ以降も、頂き物の紅茶が美味しくて(普段が安物紅茶なもので)、それが元町の『霧笛楼』だったので買いに行ってみたり、何かきっかけがないと、なかなか行きませんでした。


 なのに、なぜ、山手を舞台にしようと思い立ったのか。

 ぐるぐると思考を巡らせ、記憶の糸を辿ると——


 スーパーで安い酒を探しに行ったついでに見かけたランチパック「ハッシュドビーフ風」。

 パッケージに、横浜山手西洋館の紹介が載っていて。

 お味も、美味しかったです。

(横浜市とヤマザキ製パンが組んで企画したそうです。)


 それで、思い出したのです!

 今は、どうなっているのか。

 書く前に、また歩いて、おぼろげに出来ていた物語を、再確認したくなったのでした。


 山手の辺りは、やはり行って良かった!

 洋館ならではの黒っぽい焦げ茶色の床、白い壁、暖炉、アンティークな調度品、目を引く建物が並ぶ通り。

 『マッサン』を見て北海道に旅行して以来、再び、外国の物語の中にいるような感覚に浸れました。


 港の見える丘公園は、以前訪れた時と、まあ、同じ印象でした。

 風が強く、相変わらず何もないという、老夫婦の男性の呟きそのままの。

 フランス山は、晴れていれば、あそこまで怖くはありません。



 拙作を思いついたのが、こんなに色気のないきっかけとは。

 明かさない方が良かったですかね?(苦笑)

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