ついでに、再び香港へ

 20歳くらいの時に初めて香港に行って以来、20代のうちに、何度か行っていて、前回エピソードから2〜3年後くらいに、拙作『J moon』より奏汰のモデルになったアジアンくんとも、再会しました。

 アジアンくんが音信不通になる前で。

 その時は、別の友人と、今度はちゃんとツアーで申し込んで。


 今度は、百万ドルの夜景(前回は、昼間だったので)を見に、アジアンくんのお兄さんのベンツで連れていってもらいました!

 そこだけは、ゴージャスな体験が出来ました!


 ちなみに、なぜ百万ドルの夜景と言われているかというと、夜景の価値が百万ドルなのかと思いきや、その夜景に使われている電気代が百万ドルかかる……という意味らしいのでした。

 夢のないことお知らせしてしまい、すみません。


 ベンツに乗ったのなんて、後にも先にもこれ1回きり。

 お兄さんはアジアンくんとよく似ていて、お兄さんの彼女も綺麗で優しい方でした。

 若いのに、貿易の仕事をしているとか。

 英語が出来るといいですね。

 香港で貿易の仕事っていったら、儲かってたはずです。

 まだ30歳前なのに、ベンツ持ってたし。


 アジアンくんも、お兄さんの貿易の仕事を手伝ってたと思いますが、その方が儲かるからか、歌手の夢がますます遠のいていったのかも……想像ですが。

 声も良くて、あんなに歌上手かったのに……個人的には残念ですが、野垂れ死んでなければいいです。


 アジアンくんの友達男子(彼に、広東語を褒めてもらった! もう喋れません)も同行し、一眼レフのカッコいいカメラを持参して、夜景をパシャパシャ撮ってました。

 私なんかのカメラよりも、きっと美しい写真が出来上がってることだろうと思い、後で、日本に送って欲しいと言ったのですが、実は、写真、全部失敗したそうです。

 あんなにすごいカメラを持っていたので、私たちもアジアンくんも、当然、撮り慣れてるんだろうと思っていたのですが、残念……。


 日中、参加したツアーでは、豪華客船で食事というのも盛り込まれていて、クルーズだと思って喜んでいたら、船は港につないだままで、中で食事が出来るだけでした。

 だよな……クルーズなら、もっとお高いだろう。


 そこで出された昼食の、お料理の一つに、甘エビくらいかもうちょっと小さめの、エビの素揚げみたいなものがありました。

 香港人は、殻ごと食べるに違いない。

 そう思い込んでいた私は、友達も、周りのおばちゃん、おじちゃん客も、丁寧に殻を取り除いているというのに、そのままバリバリ食べてました。


 アジアンくんが、夜は、観光客の知らない、地の人の行くお店に連れて行ってくれて。

 お手頃価格で北京ダックが食べられ(美味しかった!)、なんかいろいろ知らない料理が出て来ましたが、全部美味しくて、バクバク食べてました。


 「香港の人は、小エビの素揚げは、殻ごと食べるんでしょう?」と、アジアンくんに訊くと、「香港の人でも、殻は食べないよ」と。

 私の間違った認識は、どこで身に付いた?


 豆苗の炒め物も美味しいと勧められ、「ホントだ! 美味しい!」と喜んで食べていたら、「豆苗は、昔はブタのエサだった」と言われました。

 人が頬張ってる時に、笑顔で、なんてこと言うんだ。お茶目な人です。


 この日、お酒飲んだっけ?

 紹興酒くらいは飲んだ気がします。


 紹興酒デビューも、20歳くらいだったかなぁ?

 何をきっかけに飲んだのか、またいつもの友人に勧められたのか、覚えがありませんが、気に入ってました。


 思い起こせば、20歳になった途端、私も友人も、お酒にチャレンジしてました。

 それまでは、飲んだことはありませんでしたが。

 怖いもの知らずで、今思うと怖い……

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