間違えやすい日本語表現

作者 澤田慎梧

日本語の難しさを再認識

  • ★★★ Excellent!!!

最近、小説で世間に広まっている言葉を使えば良いのか、それとも本来の意味で使えば良いのかと悩みながら調べ回っていた所、作者様のこの作品に行き着きました。

まず、作者様のこの作品を読んで。
やはり日本語の難しさを改めて感じました。
特にカタカナ語は近年小説で良く見かけますが、そのカタカナ語でさえ誤用が広まっているとは.....
それに他力本願が仏教用語であり、小説等で使われる意味は誤用というお話、私も誰かにしたことがありますが、どうも全く分からないと言ったご様子で。日本語って難しいですね。
全タイトル中、6、7個は私も知らずまだまだ勉強しきれてないな.....と思う所です。


次にですが、この作品の素晴らしい所は前述した難しい日本語を丁寧に、また誤用が広まる背景などを詳しく、且つ分かりやすくすっと頭に入るように説明されています。
言葉の意味が誤用であることは知っていても、何故どうして誤用が定着するようになってしまったのか。
単純に辞書を引いて調べるだけでは、混乱するだけですからね。
それが一切混乱せずに理解できる作者様のこのお話は中々に洗練されていると思います。
ネタだけでなく、筆力も確実に上げたいなら一度目を通してみたらいかがでしょうか?



作者様当て。
30.に「割愛します」
とありますが、文脈から察するに作者様の使い方はもしかしたら誤用しているのではと思われます。
割愛は、度々「省略する」と同義で使われますが本来は違うものです。
本来は、「惜しいと思うものを思い切って手放す、または省略する」というものであり、単に省略するという意味では使わない言葉です。
国語に関する世論調査では、言葉が出ない有り様ですが.....
上から目線で申し訳ないです。
ですが、これを機に作者様の糧となり、38番目のお題になればこちらは御の字です。
これからも作者様のご活躍を祈念しております。

(御の字も間違いやすい言葉で、誤用が結構広まってるらしいですね)



2/24追記
作者様の38を受けまして。
澤田様、ご説明ありがとうございます。
相も変わらず私の理解力の乏しさには絶句してしまいます。
誤用が多い語は、本来の意味で使われいるのか否かを考えなくてはならず、作者様のおっしゃる通り強調されなければ伝わらないというのは至って同感です。
その問題に突き当たる度に懊悩するばかりです。
また、これはレビューの冒頭で述べた私の疑問に直結する話でもありますね。

勢い余ってレビューをしたら恥ずかしいミスも犯してしまいましたが、それに対する丁寧な回答、本当にありがとうございました。

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