それでは皆さん、ご一緒に

作者 木村 椅子

21

7人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

ゾンビが出てくるホラー作品。
それと言うのは、大抵の場合、ゾンビやクリーチャーから逃げ惑い、生き延びるというサバイバルホラーの要素が強いと思います。

でも、この作品は、あまりサバイバルをしながら、ドキドキの展開を生き延びる、ということはなく、トアルコ家族のシェルター内での生活場面。そこに焦点を当てた物語です。
ゾンビクリーチャーから逃げ回り追い詰められる。そんなハラハラやドキドキはありません。でも、それとは別に、世界の破滅、少しずつ無くなっていく食糧等から、主人公達の死へと続くカウントダウンを感じられます。

そんな、死のカウントダウンが進む中。バラバラだった家族達に怒る変化があります。
ホラーという恐怖を与える作品から、家族の愛や家族の在り方といった事を考えさせられる物語だと、私は思いましす。

小さな恐怖と家族についての物語。貴方も是非読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

ゾンビものと言うと、グロシーンやアクションシーン満載のパニックホラーを思い浮かべる人が多いでしょう。ですが、この作品にはそんな緊迫感や恐怖は無く、シェルターでグダグダと暮らす一家の日常が描かれています。そして、だからこそ、時折見せる、もう戻ってこない日常への郷愁と滅びゆく世界への絶望が際立っていました。

こういうまったりした終末モノもありかもしれない、そんな風に思わせてくれる作品でした。