あとがき
あとがき
皆さん、ここまで読んで頂いて、誠にありがとうございました。
第2部終了までこぎつけたこの「千年皇国の戦
でもここまで読んで頂けたなら、感想がどうあれ感無量であります!
さて、この物語のテーマは、「戦争の悲惨さ、非道さ、理不尽さ」等々、戦争の悪い部分をクローズアップする、と言うものです。
ですので、主要キャラとして惜しいと思ったキャラであっても、話の流れで致し方なしと考えれば、戦乱に倒れて逝ってしまうのです。これまでもそうでしたし、これからもそうでしょう。
まぁ、第1部で父母に妹は死に、ヒロインは肉体を失っています! 全く、なんて作品だ!
そんな表のテーマとは別に、実は「裏テーマ」的なものが存在します。
といってもそれ程対した事では無くそれは、
「出来る限り読者補完を無くす」
と言うものです。
小説とは、どれだけ文字を尽くしても、結局は読者様の解釈に頼らざるを得ません。
ですが、それありきで話を進める事には、響さんはどうにも納得できませんでした。
今流行りの「異世界なんちゃら~」とかでしたら、所謂テンプレなのでそれもありでしょう。それにその方が、話のテンポも軽快になる事も理解しています。
事実この作品は説明文が長く、多分読むだけでも面倒になる事は想像に難くありません。
でもこの作品は「オリジナル作品」です。
独自の世界観が存在していると言う体で進めているので、当然の事ながらこの世界における事象を逐一説明しなくてはいけないのです。
在り来たりな風景や事柄を、現代の事象で説明とするのにはどうにも抵抗があったのです。
例えば第2部早々で出て来る魔獣ですが、これは一般的に言えば、プレサディグレは狼系の魔獣、ガリナセルバンはコカトリス、メガロシュアは大蛇系で、プリバシャルはハーピーです。
「だったらそう表記すれば?」なんて思われるかもしれませんが、その様な名称は此方の言い方であり、マサト達の暮らす世界では違う言い方が使われているのは間違いない事なのです。
ですからイチイチ魔獣の名称を変え、その姿の描写も書き連ねました。
一言「魔獣コカトリスの様な~」と書けば済むのですが、わざわざ身体的特徴をツラツラと綴ったのです。
もっとも、そのせいでダラダラと説明の長い作品となってしまったのですが。
ですがこれもまた、読者に解釈を任せない技法の一つだと考えています。
そして、そう言った事は商用作品で無いからできると考えています。
更にそれらは響さんの血肉となるべく、間違いなく一役買ってくれているのです。
何と言っても、響さんが書いていて楽しかった! これに勝るものは存在しませんね!
さて、実の処、およそ9千文字に及ぶエピローグを綴っても、物語の伏線回収までにはこぎつけていません。まだ説明をねじ込んだとしたら、一体どれだけの文字数になるか分からないと思った響さんが、強引に打ち切ったのでした。
とりあえず未定ではありますが、その辺りの伏線回収は第3部以降にと考えています。
現状、この作品は全5部作品で完結と考えています。
第3部で南大陸~セントレア
第4部ではセントレア~反抗作戦~北大陸
第5部では再び舞台はオストレサル大陸となる予定です。
それらが一体何時発表となるのか? そして果たして、完結までこぎつけるのか?
それは誰にも分かりません! 響さんにも分かりません! なんせプロットも完成してませんからね! ぬははははっ!
と言う訳で、続きはのんびりと、長く生暖かい目で見守って待っていてください。
この作品を最後まで読んで下さった方々なら、多分待てますよ! ええ、待てますとも!
それでは重ねてお礼申し上げます。
この作品「千年皇国の
千年皇国の戦略魔法士(エクストラ) 綾部 響 @Kyousan
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