本能寺の変
織田信長は毛利討伐のため京都、本能寺に滞在していた。
「余は腹が減った。何かもて」
「はっ」
森蘭丸が食事を持ってくる。
「うん、うまい。まだ足りぬ。もっともってこい」
「はっ」
小姓どもがせっせと食事を持ってくる。それを端から端まで食べ尽くす信長。
「殿、これ以上食べますと、お体に障ります」
蘭丸が還元するが、信長は、
「分かっておる。しかし食欲というものがもっと食べろと言って聞かん」
と言いつつ、まだモリモリ食べる信長。
「これは異常だ。大食い女王のギヤマン曽根姫よりも食べている。異常だ。薬師を呼んで止めさせよう」
蘭丸は走って部屋を出た。しかし、遅かった。異常なまでの食欲という本能に翻弄された信長の胃は破裂し、そのショックで急性心不全になり、信長はなくなった。
この事件を人々は「本能寺の変」もしくは「本能が変」と言って嘲笑った。
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