エピソード1

 酒場での知らない親父たちの会話。(実話)

「俺さあ、映画が安く見られるじゃないか。だからよく見に行くんだよ」

「へえ」

「そんでこの前『アイロンマン3』を見たのよ」

「どうだった?」

「俺さあ『アイロンマン1』も『アイロンマン2』も見てないのよ。だからっぜーんぜん、意味分からなかったよ」

「なんで『アイロンマン1』も『アイロンマン2』もみないで、いきなり『アイロンマン3』見たのさ」

「映画好きなんだよなあ」

「嘘つけ。ヒマでしょうがなかったんだろ」

「寂しいな」

「だな」

「ねえちゃんのおっぱい揉みたいなあ」


 自分もこうなるのかと思うと自殺したくなった。

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