ゴミ
「義男、ゴミ捨ててきてちょうだい」
「いいよ。今日は何ゴミの日?」
「ペットボトルとオヤジゴミの日よ」
「オヤジゴミ? まだ使えるんじゃないの」
「近所のスーパーで安いの売ってたから買い換えたのよ」
「へえ、そうなんだ」
義男はペットボトルとオヤジを捨てた。
「私たちどうなるんですかね?」
「さあ、綺麗に洗浄されてリサイクルされるって聞いてますが?」
「粉砕されて豚の餌にされるとか」
「豚の餌ですか? 豚も嫌がるでしょうな」
「オヤジですからね」
「できれば、ちょいワルオヤジにリサイクルされたい」
やがて収集車が来てペットボトルと二人のオヤジゴミはどこかへ持っていかれた。
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