第51話-終わりのみえない物語


米田 豆子と若宮 蘭は、同じ屋根の下で暮らすようになっていた。

あの一件から、更にお互いを身近に感じ、お互いを意識するようになった。


母の葬儀には、白鳥 八熊も参列していた。

曰く、久屋 錦はこの街を去ったそうだ。

神戸 灘は、担当者に追い回される日々を送っているらしい。


皆がそれぞれの、日常に帰っていく。


日常系のアニメにも終わりはあるが、しかし物語の登場人物の日常が、そこで終わる訳では無い。




ところで、知っているだろうか?


「みえない」という言葉は、「来ない」「訪れない」という意味もあるのだ。




つまり、最近のライトノベルによくある、タイトル回収とやらではこうなる。



終わりの みえない 君へ。

本編はここで終わりだけど、尾張は終わらないよ。

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