謎のギルド依頼

ラビッタ=スコーピオン


基本情報

22歳

身長178

体重63



髪色:ベージュ

髪型:ウルフヘア

瞳:水色:二重


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シープ=ラム


基本情報

24歳

身長160

体重--



髪色:明るい茶

髪型:ショートボブ

瞳:茶色:猫目


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シューティ=パイソン

基本情報

--歳

身長174

体重--



髪色:鮮やかな紫

髪型:ロング(背中まで)

瞳:薄い黄緑:若干糸目



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ロゥの測定を終えてラムさんは受付に戻り、俺達はシューさんのギルドマスター室へと通された。


シュー「適当に掛けてね」


戌「はいよww」


俺はどっかりとソファに座って足を組む。


無礼講や無礼講ww


ロゥは入るなり獣化してソファの横で伏せて寝よったww


こいつも無礼講……って人間のマナーは知ったこっちゃないかwwww



シュー「ふふ…ロゥ君、気持ち良さそうに寝てるわね……じゃあ優人君に色々聞こうかしら」


そう言ってシューさんは優しい笑みをこちらに向けてくる。


戌「答えられる範囲でなら、かまへんで」


シュー「あまり質問に答えれないと怪しまれるだけよ?」


戌「できるだけ答えるってww」


シュー「それじゃあ…生まれは?」


戌「そら内緒ww」


シュー「即答…出自は基本だめかしら?なら属性は?自分で全て把握してるの?」


戌「おう、基本属性全てに希少、特殊、なんでもござれ!その気になりゃあ作れるでww」


シュー「属性を作る?それは属性合成みたいなものという解釈でいいかしら?」


戌「ちゃうちゃう。属性合成は水属性と炎属性で蒸気属性になるゆうようなやつやろ?」


シュー「…………」


シューさんは沈黙で肯定する。


戌「そうやなくて………見せた方が早いな」


俺はそう言って掌を上に向ける、すると掌から草花が大量に芽吹いた。


シューさんは手を口に当て、表情を変えずにただひたすらに見つめる。



戌「これは植物属性や、あらゆる植物を自在に操ることができるwwwwww」


シュー「正直信じられない…でも見てしまった以上本当…なのよね」


戌「常識に囚われることなかれ、己が目で見たものを信じよ、やで?」


俺は格言っぽいことを言い放ちながら草花を植物属性で枯らして風属性でゴミ箱へと捨てる。


シュー「良い言葉ね、誰の格言?」


戌「俺ww」


シュー「………」


シューさんからの視線が痛いですww


やけど目を逸らしたら負けやwwwwww



ロゥ「スー…パチンッ…ん~…ふぁ~…あれ?なんで見つめあってるの?」


ちょwwやめぃww


状況説明の仕方で雰囲気変わるからwwww


戌「なんでもあらへん、俺はまだ話があるからロゥはまだ寝とってえぇで」



ロゥ「ん~…!!…ふぅ……沢山寝たし大丈夫…ハムスター君とあそんでくるね~」


ロゥは伸びをしてそう言うと少しふらふらしながら人化して部屋を出ていった。


ハムスター食われへんやろかww


ドン!!ガッ!!ドッターン!!


おいおいwwあいつはどんな歩き方してるんやwwwwww


戌「相変わらず見とって和むわぁ…っと話の途中やったな。まだ聞きたいことあるんやろ?」


シュー「えぇ、貴方は魔道具を造り出せるの?」


戌「造れるでww」


俺は親指をグッと立てるww


意味はないww


シュー「なんでもありね。そもそも魔道具を造り出せる人間は2人しかいないのよ?…逆にできないことが気になるわ」


戌「造れる人少なっ!!……できないこと~…?あ、右を見ながら左を見るのはでけへんww」


気配なら察知できるけどなww


シュー「とても無駄な情報ね」


シューさんのツッコミが辛辣ww


誰か俺に素晴らしいツッコミをくれwwww


他にもいくつか質問されたが虚実織り混ぜ答えておいたww


事実伝えたら質問で日ぃまたぎそうやったからなwwwwww


ふと窓から外を眺めると既に日が傾きはじめている。


シュー「色々聞いてごめんなさいね?」


そう言ってシューさんは髪を耳にかけながら途中ラムさんが持ってきたレモンティーを飲む。


戌「ホンマ尋問みたいやったわww」


俺もシューさんにならうようにストレートティーを飲んだ。


シュー「フフッ…お礼といったらあれだけど私が貴方の身元を保証するわ」


戌「おぉ!!ホンマか!!そらありがたいわぁ」


シュー「それとギルドの登録もしておくわ、明日また来てくれる?ランクを決めましょ」


戌「せやな!!ほな、今日はこの辺で帰りますかww」


俺とシューさんはギルドマスター室を出てロゥを迎えに行く。


受付に降りるとロゥの頭の上にロールが乗って悠々闊歩しとったww



ロゥ「ゆうクン!!もうお話終わった?」


戌「おう、待たせてすまんな…そろそろ帰るでww」


ロゥ「はーい!!ロールちゃんまたね~!!」


女の子やったんかww


ロール「チュウチュウ!!」


戌「なんて?ww」


ロゥ「ロールちゃんも一緒に行くって」


戌「え~……いいでww」


ロール「チュウ!!」












ロゥ「ところで……どこに帰るの?」


俺がロゥの言葉に固まり逡巡していると、シューさんにギルド専用の宿屋に泊まるよう言われた。


料金は出世払いやってww


そんなこんなでギルドを出て宿屋まで向かう俺達。


ロゥは俺の横を獣化して歩き、ハムスターのロールは俺の肩の上で何かの種をかじってる。


道中周りを見ていると意外と魔獣を連れてる人を何人か見かけた。


使い魔的なやつなんやろか?



戌「お、あれが言うてた宿屋か?」


俺の見る先には豪邸のような宿屋が。


ロゥ「あれじゃない?」


その横には普通の簡素な宿屋が。


ロール「チュウ!!」


ロールが見る方向にはボロい宿屋が。



シューさんが連絡して、じいさんが俺達の泊まる宿屋近くで待ってるらしいんやけど…。


全ての建物を改めて見るとボロい宿屋にはじいさんが。


あちらも気付いたようで朗らかに笑って手を振っている。




ロゥ「ゆうクン…僕綺麗なのがいいよ…」


戌「ロゥ…諦めるんや、世の中そない甘くない」


戌&ロゥ「「はぁ…」」


失礼で盛大なため息を吐いてじいさんの所へwwww


爺「おぉ!!よくいらっしゃった!!宿屋【天照】オーナーのゾディアック=サインズと申すものじゃ」


戌「俺は戌獅子優人、こっちはストロングウルフのロゥで肩にいるのはロールや」


ゾディ「ストロングウルフとな!!見事なもんじゃ!!」


ほっほっほ!!と快活に笑うじいさん。

人が良さそうやし宿屋のグレードと合わせてトントンやなww


ゾディ「ささ!!こっちじゃ!!」


じいさん元気すぎww


元気いっぱいなじいさんはボロい宿屋…の横の細道へ入っていく。


なんや裏口から入らなアカンねやろか?


戌「サインズさん、玄関から入らんの?」


ゾディ「サイン欲しい?」


耳遠なって頭もボケてんちゃうかwwwwww


ゾディ「冗談じゃ!!そんな目で見ないでおくれ!!」


また快活に笑うじいさん。ホンマ一緒におるだけで気分が明るくなるww


ゾディ「堅苦しいのは嫌じゃ!!ゾディアック様で構わんぞ!!」


戌「いや余計堅苦しいわww」


ゾディ「そうかの?ならばゾディアック殿下で「えぇ加減にせぇww」なんじゃ~つまらん」


じいさんって子供みたいなとこあるよなww


戌「ほんでゾディさん、なんで玄関ちゃうん?」


ゾディ「お主もボケたかの?あ、ワシはボケとらんからお主だけじゃのう!!」


戌「誰がやねん!!俺もボケてへんわ!!ww」


ゾディ「肩にハムスター乗っけとる時点でボケとるじゃろ!!」


戌「ハムスター関係あらへんわ!!wwどんな理由や!!ww」


アカン!!話が全く進まへん!!!wwwwww



俺の横ではロゥがひたすら爆笑しとるww


ツッコむ方も大変なんやぞww


コホン!!と咳払いをしてゾディさんが話を戻す。


ゾディ「とにかくじゃ!!ワシは玄関に向かっておる!!」


戌「じいちゃんアホなことゆうたアカンわ、玄関こっちやろ?」


ゾディ「いきなり馴れ馴れしくなったの?!違う!そっちじゃ!」


戌「せやからあっちやろ?」


ゾディ「じゃからあっちは違う!!こっちじゃなくそっちなのじゃ!!」


戌「もうえぇっちゅーねんwwwwww」



じいちゃんとひたすら全力の会話をする俺、肩の上で毛繕いするロール、爆笑がとまらないロゥ……カオスやww



戌「あの質素な宿がじいちゃんのちゃうんかいな?」


ゾディ「ワシの宿は良い土地がなくてのぉ…奥の方に建てられとるんじゃ」


戌「ほなこの細道抜けたらあるんやな?」


ゾディ「その通りじゃ!!さ、もう抜けるぞ!!」



細道を抜けた先


そこには日本のよりも鮮やかな黄緑色の竹が鬱蒼と生えとった。


そして、竹にぐるりと囲まれて建っているのは


日本旅館のような荘厳さがある宿。



戌「じいちゃんの宿……ってここ?」


ゾディ「そーじゃ!!驚いたじゃろ!!」


戌「おぉ………じいちゃんには勿体ないくらいやww」


ゾディ「お主は一言余計じゃ!!」


ロゥ「うわぁ!!ひっろーい!!」


ロール「チュウ!!」


ロールは俺の肩からダイブ!!

見事にロゥの頭に乗っかり仲良く散歩に行った。


ゾディ「さて、お主の部屋は【鏡源の間】じゃ!!そして…【天照】の間取り図は……これじゃ!!」


ゾディさんから間取り図の紙もろたんやけど…


戌「これ印刷したやつ?」


ゾディ「何を当たり前のことを言うとるんじゃ……ワシは面倒な事務作業があるからの、お主達で部屋は好きに使っとくのじゃ!!」


機械もある程度は発達してるんやwwwwww


俺は間取り図と鍵を受けとりロゥとロールに後で遊ぶように声をかけ3人で【鏡源の間】にむかう。



部屋は3階の角部屋であんま広くない……けど眺めがめっちゃえぇ!!

窓から渓流も見えるし、かなり癒される。


渓流と桜と紅葉と竹がコラボしてるし、ここ街中のはずやけど異世界やからってことでえぇんやろかww


普通では見れない鮮やかさに癒されながら皆で備え付けの風呂に入って、体を休めた。


結構疲れてたみたいで風呂のあとは1分とかからずに寝れたww


朝は一人早く起きて風呂へ。


創造でドライヤーとワックスを出し、濡れた髪をあげながら乾かしてワックスでラフにオールバックに。


ドライヤーは電力の代わりに魔力で動くように想像したからコンセントいらずww


セット中にロゥとロールが起きて今はドライヤーの温風にハマってるww


ロールにいたっては温かい台風状態ww




戌「っし!!バッチリや!!ほら、お前ら行くでww」


ロゥ「もうちょっと~!!」


戌「もうちょっと?」


あれ…?俺のワックスは?


ロゥ「できた!!」


ロール「チュー…」


おぉぅ…ロールがハリネズミになっとるwwww


戌「ってこのドアホ!!やりすぎじゃ!!」


急いで時属性でロールだけ時間を戻す。


ロゥ「せっかくかっこよかったのに~」


戌「やめろってwwもう俺先行くで」


俺は肩にロールを乗せ靴を履きドアを開ける。


ロゥ「あ!!まってよ~!!」







戌「じいちゃんおはよ~」


ゾディ「おはようじゃな!!もう行くのかの?」


戌「ん、ギルドにまだ用があってな」


ゾディ「そうかそうか!!またいつでも泊まりにくるんじゃぞー!!」


戌「あんがとよ~」


快活な笑い声を後ろに聞きながら俺達はギルドへ向かった。


ギルドに到着した俺達は受付のラムさんのところに行く。



戌「おはよ~」


ロゥ「はよ~!!」


ロール「チュゥ!!」


ラム「おはようございます!マスターが部屋でお待ちですよ」


戌「え?!もう待ってるん?!早すぎww」


俺はロゥの頭に手を触れて転移を発動する。



シュンッ!!



戌「とーちゃくww」


シュー「え…?」


戌「あ…ww」



到着した思たらシューさんと目が丁度合った。

そして視線を落とすとデスクにはホールのイチゴタルトケーキが切り分けてあったんやけど…


シュー「ち、違うのよ!!これはほら!!貴方達が来ると思って!!」


一気に赤面し、あたふたするシューさんww


戌「ほな、なんで切り分けて残った分のほうにフォークが刺さってるんや?wwwwww」


美女の見てはいけない?一面を見てしもたww


シュー「えっと……そう!!貴方に食べさせてあげたかったのよ!!」


戌「俺の口はト○ロかwwww」


シュー「とと…?」


戌「いやいやこっちの話wwんじゃ、お楽しみのお邪魔しましたww」


シュー「だから…とにかくこれは違うのよ!!」


戌「はいはいwwってか話あるんやろ?」



シュー「そ、そうね…」


シューさんはそそくさとイチゴタルトケーキを箱にしまった。


シュー「まずは貴方のランクだけど…文句なしの【JOKER】よ」


戌「ほぉ~…実戦とかしやんでえぇん?」



シュー「魔力は測定不能なのに暴走せずにコントロールされてる上に混合属性よ?実戦も気にはなるけど、それ以前に素質が十分ってこと」


戌「ま、納得かな?ロゥはどない?」


ロゥ「ぼくは【雪】がいい!!」


手を上げてピョンピョン跳ねながら自己主張するお子様ww


戌「わからんなら話に混じるなwwwwww」


ロゥ「はぁ~い…」


シュー「ロゥ君は実戦しないといけないけど実戦次第でランクは最高で【J】になるわ」


ロゥ「ぼくジャック!!!!」


改名したんか?wwww


シュー「ちなみにギルドカードはこれよ」


そう言ってシューさんはデスクの上に2枚のカードを置く。


質感は鉄板のようで

1枚目は


斜めストライプで黒と白の下地、そして英語の筆記体で赤く【JOKER】と彫られていた。

2枚目は

緑と黄色で波状の下地、こちらも英語の筆記体で紫色に【JACK】と彫られていた。



戌「すげぇwwキラキラしてるやんww」


ロゥも人化して手に取り喜んでるww





シュー「優人君はそのまま持ってていいんだけど…ロゥ君、今は返してね?」


ロゥ「…や…」


シューさんが手を伸ばすとロゥはカードを後ろに隠して俯く。


シュー「このあとのテストを合格すればまたあげるから……ね?」


ロゥ「ん…」


戌「大丈夫やって!!ロゥならすぐ合格するわ!!」


俺は明るく笑いながら頭を優しく撫でてやる。


ロゥ「…うん!!がんばる!!」


シュー「良い子ね、じゃあロゥ君?テストはいつ受ける?」


ロゥ「今すぐがいい!!カード欲しいもん!!」



シュー「今から?少し待ってね…」



シューさんは目ぇ瞑って念話で誰かと話してるみたいやな。


まさか…これは……マジックペンのチャンs…コンコンコン…ガチャ…


?「来たぞ」


チクショウww仕事がお早いこったww


ってか何この人ww


髪型俺と同じw


背ぇ俺より高いし、目付きこえぇよww


しかも体格良すぎww


ダンディなお髭がよく似合ってらっしゃるw


シュー「この子……ロゥ君よ」


?「あぁ…ロゥ君ついてきてくれるか?」


ロゥ「なんかやだ!!」


ちょww


?「…!!…別にとって食うわけじゃないんだぞ……俺は実戦テスト相手だ」


ロゥ「なんかやだ!!」


デジャヴwwwwww


?「…!!…なんだ…その…「なんかやだ!!」…だから……ほら…「埒があかないわね」くっ!!」


なんやねんこのやり取りww



シュー「ロゥ君?この恐いおじちゃんと戦わないとさっきのカード渡せないのよ」


シューさんはしゃがみこんでロゥに目線を合わせる。


ロゥ「むぅ~…」


?「恐いおじちゃん……」


ロゥ「…わかったよ」


シュー「フフッ…いい子ね」


撫でられたロゥは俺の時とは少し違った雰囲気の笑顔を見せた。


戌「なぁなぁシューさん、この方は?」


シュー「ごめんなさい、紹介してなかったわね、名前はボア=バランシス、ギルドランク【Q】の実力者よ」


戌「強いww」


ボア「俺などパイソンに比べれば未熟も未熟、ひよっこだ」


戌「シューさんどんだけ強いんよww」


シュー「ボアが謙虚なだけよ」


ロゥ「はやくテストしよ~」


ボア「だな、ではロゥ君こちらだ」



ギルドマスター室から出た俺達は別館の訓練室へと来た。





----訓練室----






シュー「じゃ、お互い準備はいい?」



ロゥ「ちょっとまってね~」



ロゥは獣化し、体を振るう。



ボア「なんだと…?ストロングウルフじゃないか」


シュー「そうよ?」


ボア「はぁ…」


なんかドンマイww


シュー「始めるわね?」


ボア「あぁ」


ロゥ「オンッ!!」


戌「初めて狼っぽいて思たww」




シュー「では……始め!!」


---side ロゥ---



シュー「では……始め!!」



シューさんが合図をしたけど、ぼくは様子をみてみる。



ボア「なんだ?こないのか?なら…」



恐いおじちゃんは魔力をためていく。


ボア「ライトニングエンブレム」


なんか……雷みたいな模様が恐いおじちゃんにくっついた!!


ロゥ「なにそれ!!すごい!!なにがおきるの?!」


ボア 「すぐにわかる…やり方は俺に勝てたら教えてやろう」


ロゥ「やった!!!」


よっし!!いくよ!!


一気に口に魔力をためて……


ロゥ「グリムリーパーフレイム!!!」


巨大な炎が死神の形になって、おじちゃんに向かう。


ボア「おいおいマジか……ダークモーニングスター!!」


なにあれ……黒い渦の中にキラキラしたものが……


カッ!!シュウゥ


うわぁ…消されちゃったよ。


ボア「あのレベルの魔法が出せるのか」


ロゥ「それを消すおじちゃんもすごいよ」


ぼくはさらに魔力をためようとすると、おじちゃんが消え…


ヒュン!!ゴッ!!



ロゥ「がっ?!?!」



な……に…今の……殴ら……れた…の…?


気付くとぼくは端っこまでとばされていた。


ロゥ「…ったい!!痛いよ!!グルルルッ!!」


もう怒ったよ!!


ロゥ「ゴウエン「遅いな」!!」


おじちゃんが頭の上に?!




ズガン!!!!!!




ボア「ほぉ…よく避けれたもんだ」




いや、おじちゃん…足が地面にめり込んでるんだけど。


ロゥ「声聞こえたし不意打ちにならないよ?」


焦ったけどバレないように強がってみた。



ボア「ククッ…あぁそうだな、たしかに意味がない…次は善処しよう」


そう言いながらおじちゃんは僕と距離を空けるのに後ろにジャンプした。



ロゥ「次があれば…ね!!」


ぼくは最初からトップスピードで走り出す。



ぼくらストロングウルフはゼロからのトップスピードまでが早いんだ。


ボア「さすがだな!!っ!!」


簡単な魔法をうちながら牙と爪をつかって戦う。



ひたすら猛攻を続ける。


そして一気にいこうとした時…



ボア「だが…」


おじちゃんは片足を振り上げ、ぼくの前足の爪をはじいた。



ボア「経験が…」


振り上げた足の勢いを使って、まわるようにおじちゃんはもう片足を振り上げて、ぼくの顎を蹴り抜いた。



ボア「足りないな…ダークボルト」



空中に投げ出されたぼくに強力な魔法が…。










---side戌獅子---



グリムリーパーフレイムか…


あんなん直撃したら消し炭やでwwww


戌「なぁなぁシューさん、これ死なへん結界とか張ってるん?」



シュー「そんな都合のいいものないわ。ダメージ軽減…正確には回復の結界なら張ってるけどね」



戌「ふ~ん…」



しばらく頬杖をつきながら眺める。



ヒュン!!ゴッ!!



戌「あれくらい避けやなアカンわぁ」


シュー「あのスピードが見えるの?」


戌「見えるでww早いとは思うけどww」


シュー「さすがね…」



ズガン!!!!!!



戌「地面が蜘蛛の巣状にwwwwww」



お!!ロゥが攻勢にでたな。


魔法のフェイントに必殺のごとき爪と牙。


せやけど…


戌「あのおっちゃん余裕やなww」




ってロゥが魔法の餌食にww


戌「親バカみたいなもんかなっと!!」


俺は新たに結界属性を造りだし、ロゥが魔法をくらう瞬間、円で囲うように結界を張る。


戌「はい、そこまでや~」


ボア「む…強力な結界だな」


戌「俺の特別製やしなww」


ロゥ「…ん…あれ?」


戌「ほら、はよ起きぃな」


ロゥ「うん…ぼく…負けちゃったのか」


戌「せやな、でもロゥにゃまだ他の属性あるんやし使いこなしたらマシな勝負もできるわ」


ロゥ「使えるように練習する!!」


戌「また今度教えたるわ。ところで…」


俺はチラリとシューさんを見る。


シュー「えぇ…ロゥ君は残念だけど【A】よ」


ロゥ「ちぇっ」


戌「さすがに早くケリつきすぎやからな」


ロゥ「もう少し強くなんなきゃ」


ボア「そうだな、今の4~5倍は強くなってもらわないと弱すぎて勝負にならんぞ」


ロゥ「うるさ~い!!恐いおじちゃん嫌い!!」


ボア「…!!…俺はまだ27なんだが…」



戌「嘘やろ?!35くらいや思てたww」



シュー「雑談はその辺でね?部屋に戻るわよ」


ロゥ「はーい」








ボア「まだ若いはずなんだがなぁ………」



そんなボアの呟きは俺の耳にしか届かず、心のなかでドンマイと思ったり思わなかったりwwwwww




----ギルドマスター室----




シュー「はい、これが【A】のギルドカードよ」


【A】のギルドカードは金色の板に白く【Ace】と彫られていた。



いきなりシンプルになったなww


ロゥ「キンキラだ~!!」



光っとったらえぇんかいww



戌「ランクも決まったことやし、お金も欲しいし早速依頼受けよかねぇ」



シュー「覚えてるだろうけど、最初の依頼は無報酬よ?」



戌「な、なんやてー」



シュー「無理なリアクションはいいから」



戌「うぃっすww」



シュー「じゃあ、あとはラムに聞いてね?」


戌「へいへーい」


俺はロゥを連れて受付へ転移する。
















シュー「………どう思う?」



ボア「相当な手練れか、はたまた気が抜けているのか…何にせよ油断しているのか隙だらけではあるな」



シュー「そうよねぇ…」



ボア「だが魔力量や属性は化物クラスと言って差し支えんだろう。それ以外は正直言ってまだ信用するに足る情報が無さすぎる。もう少し監視しておく」



シュー「お願いね…監視期間も貴方に任せるわ」



ボア「了解だ」



シュン



シュー「…ふぅ………って最近ため息増えたかしら……もう少し気持ちを明るくしないとね」



シュン






















戌「(いや、まぁ聞こえてるんやけどなww)」


ま、そんなあっさり信用されりゃ苦労せんわなww



ロゥ「ゆうクンどーしたの?」


戌「少し考え事をな」


ロゥ「考え事より依頼だよー!!」


跳び跳ねるロゥを引き連れ受付のカウンターに。



戌「ラムさん、依頼受けたいんやけど」


ラム「依頼のランクはどうされますか?」


戌「なんでもえぇわ」


ラムさんが色々な依頼の入ったファイルを渡してきたから適当に引き抜いて依頼を確認する。


戌「………………は?」




-------------------



依頼ランク【J】


依頼主【コクトヤ=マオマ】


依頼概要【対象の撃破または拘束】


依頼報酬【10万F】





対象の特徴【赤茶の髪を上げた身長180程度の目付きが鋭い男、服装は黒を基調としていて珍しい服装である。話し方が特徴的】




-------------------



ロゥ「これ……ゆうクンだよね?」


戌「やな…」


俺来たばっかりやねんけどww


マオマさんとか知らんしwwwwww



ゼ『あ、貨幣の単位は円と同じだよぉ~』


戌『お前無理矢理出番作るなやww』


ゼ『いいじゃないのぉ~』


戌『……………………』


ゼ『ダメよ~ダm(プツン


アイツめんどくさwwwwww


戌「なぁラムさん」


ラム「はい、これを受けますか?」


戌「ちゃうんよ、これ俺?」


ラム「えっと赤茶…黒……しゃべり方………」



えwwラムさんがジト目で見てくるwwwwww


ロゥもジト目………あとでレモン投げちゃるww


ラム「戌獅子様何されたんですか」


戌「知るかww俺は旅してのんびり過ごしてるだけで指名手配される理由なんかないわww」


嘘やけどもww



ラム「じゃあこの標的は別人?いや、でも戌獅子様の特徴が一致し過ぎるんですが…珍しい服ですし」


戌「めんどいのぉ~…依頼主の住所わかる?」


ってかはよ解決せな余計信用されやんくなるww



ラム「えぇ、ですがこの場合は危険ですね…他の者に確認に行ってもらいます」



たしかに標的にされてるような奴なら依頼主を消しかねんからなww



ラム「それと戌獅子様は一時的に拘束となります」




…………Why?




戌「いwwやwwだww」


ラム「ではサインズ様の宿屋に連泊、ただし敷地外への外出禁止でどうでしょうか?」


戌「金は?」


ラム「こちらからのお願いですので無料d「行こう!!ww」早いッ?!」


タダであんな風情ある場所に泊まれるなら行こうジャマイカww


シュン



ラム「言い方変えただけで拘束なんですけどね…」



戌「ただいま~っとww」


ロゥ「ただいま!!」


ロール「チュウ!!」



ゾディ「なんじゃ?!」


戌「ただいま~」


ゾディ「うむ、おかえり…って違うわい!!」


戌「またあの部屋泊まんでww」


ゾディ「3名様ご案内…って真面目に聞くんじゃ!!」


戌「ノッたくせにww」


ゾディ「それはそれじゃ、そんなことよりなぜお主がここに?」


戌「俺もしかして指名手配、拘束拒否、宿屋待機、OK?」


ゾディ「うむ、わかったのじゃ」


戌「おぅふwwマジかww」


ゾディ「………………ふむ……ほぉ…そりゃまた…………了解なのじゃ」


戌「なんか危ない人いるwwwwww」


ゾディ「念話じゃ!!」


戌「じゃあなんで声出てんねんww」


ゾディ「クセじゃ」


戌「念話の意味ww」


ゾディ「返事しか声が出ないから大丈夫じゃ」


戌「そんなもんかねぇ」


ゾディ「念話はさておき、お主達じゃが部屋は【鏡現の間】で大丈夫じゃ…ってもうおらん……鍵はここにあr…ない?!」


ゾディ「……いつの間に鍵とったんじゃ…指名手配の理由は窃盗罪かのぉ……」


結局俺達は3日間も待機させられた。



暇な間は庭でロゥ人化ver.の戦闘訓練。

もちろん炎魔法以外の魔法も練習させたで?



-----3日後-----



ギルドマスター室に呼ばれて転移…はドアの前にしてノック。


コンコンコン


戌「邪魔すんで~」


シュー「あら、邪魔するなら帰っていいわ」


戌「はいよ~ってなんでやねん!!ww」



なんでこのネタが成立するんやwwww



シュー「クスッ…冗談よ」


戌「ホンマやったらアホやろww」


シュー「フフッ…貴方と話すのは本当に楽しいわ」


戌「そりゃ嬉しいなww」


シュー「ところで依頼の件なんだけど…」


戌「おう、どやった?」


シュー「いくつか質問に答えてくれる?」


ちょww会話になってないww


戌「まぁ答えれる範囲で」


シュー「まずこの王国の西にある【穿ちの湖】という湖の地形がつい最近変わったらしいのよ」


戌「ほぉ…」


シュー「それでね?【穿ちの湖】は大切な資源。魚や綺麗な水に食用にもなる水草、さらに不思議な力もあるの」


戌「へぇ…」


シュー「それが本当に最近よ、地形が変わった…優人君心当りあるかしら?」





ん~…?…………最初に魔法の練習した湖ってこの国の西側やったような…………………俺が犯人かwwww


笑ってるけどもwwww笑われへんwwwwww


戌「さ、さてはてなんのことやら~」


シュー「優人君目が泳いでる…というか焦点すら合ってないわ」


戌「俺はファイヤーボール出しただけや」


シュー「居たことは間違いないのね?」


戌「ゆ、誘導尋問やと?!」


シュー「貴方が勝手に言ったんじゃないの」


片手を頭にあて、ため息を吐くシューさん。


戌「ため息吐いたら幸せ逃げんで~」


シュー「誰のせいよ」


さあ?wwとは口が裂けても言われへんwwww


シュー「あのね?あの辺りには小さい集落があるの」


シュー「それで湖に異変が起きた時に集落から何人か様子を見に行ったら、貴方が居たってこと」


戌「それだけやと俺が犯人かわからんやん」


シュー「異変が起きたあと凄まじい魔法を乱発する貴方を見たらしいわ」


現行犯やったかwwwwww


シュー「だけどあまりの威力に様子を見るだけの戦力では足りない」


戌「ほんで装備やら戦力整えてきたらもうおらんくなってもうた、と?」


シュー「えぇ、けれど特徴は見ていたからギルドへ」


戌「その依頼を俺が引き当てた…」


シュー「そうよ。運がいいんだか悪いんだか…ともかく貴方に対して…………生死を問わず捕縛が許可されたわ」


シューさんは尋常やない魔力を体から発する。


ロゥ「わわっ?!」


戌「何が魔力5000万やねんwwもっとあるやんけwwww」


シュー「さて…覚悟はいい?」


とりあえずロゥとロールを指定転移やな。


シュン


戌「覚悟は100年後にww…って危なッ?!」


いきなり後ろに転移されて上段蹴りがくるもんやから反射的に足先を殴ってガードした。


シュー「反応がいいわね」


戌「ごめんやってwwww湖を元に戻したらえぇんやろ?」


シュー「失ったものは簡単には戻らないわ」


戌「簡単に戻せるのが俺クオリティやww」


シュー「…私…どうかしてるわね…………………猶予を1週間あげるわ…」


戌「長すぎwwちょお待ってや」



シュン



----【穿ちの湖】----



戌「湖は……こりゃひでぇww誰がやったんやww」



……アカン、ツッコミ不在のボケは自殺行為やなwwww



戌「ほんなら時属性の魔力を…」



左手から砂時計、右手からアンティークな針時計が現れる。


魔力を込めれば込めるほど針時計には針が、砂時計には様々な砂の色や大きさで、砂時計が増えていく。



戌「時計だらけww」


俺は一気に溜めた魔力を湖に流し込む。



すると逆再生するように変形した湖や土地が戻っていく。




ちゅーか…これは魔力の使いすぎか?底無しやのに…


戌「くぁ~…やっば…眠気が……とりあえず…戻…らな…」



シュン



戌「……zzZZ」


シュー「?!…まさか…もう…?」


----sideシューティー ----


戌「……zzZZ」


行ったかと思えば数分で帰ってきて寝る……って私はどうすればいいのよ。


シュー「エアグラビティ。エアチェーン」


床に寝かせるのも可哀想だしエアグラビティで優人君を軽くしてソファに運ぶ。


ただし鎖巻いたけどね。


シュー「……転移」



シュン



シュー「これは幻…?なんで戻ってるのよ」



濃密な魔力の痕跡が所々にあるわね。


これだけの魔力があるなんて…



シュン



シュー「?!」


湖が元に戻っているのに驚いていると、すぐ後ろに気配を感じ振り向く。


だけどいつもより明らかに反応が鈍ってしまった。


?「アクアバレットタイム」


振り向く瞬間に魔力を針状にして飛ばしたんだけど……


あの魔法は時属性ね。


時間が停止した瞬間後ろから…水の弾丸が…



シュー「ふっ!!」


魔力を最高レベルまで噴出させて飛んできた水の弾丸を弾き飛ばす。



?「やるねぇ…ロックバレ「サンダー」ぐっ?!」


喋ってる暇があるなら魔法を使いなさいよ。


シュー「エアニードルデーモン」


エアニードルデーモンは巨大な針を持つ鬼を象る魔法。

見た目の割に威力はないけれど、すぐに出せる私のお気に入りのひとつ。


?「ロックウォール!!」


また無駄に大きな岩壁ね。


シュー「ライトニングストーム…エアボルトチェーン…」


エアニードルデーモンを巻き込む形で雷の雨を降らせて壁を消し去る。

さらに見えにくいよう風と雷を織り込んだ魔法の鎖を放つ。


?「し…びれ?!」


こんな馬鹿に後ろを取られるなんてね。


シュー「ライトニングエアジャッ「参った!!参った!!死んじまうって!!」」


?「どうせ俺ってわかってんだから加減しろよな!!」


シュー「貴女に加減なんかしないわよ……腹立つし」


?「ちぇ!!姉貴のば~か!!」


シュー「シュリア……」


シュリア「な、なんだよ…」


キツいお灸を据えないといけないみたいね。


シュー「ハイテンションライン」


鎖の電流を一気に上げる魔法を使う。


シュリア「まっ!!!!しびれ!!!!!」


シュー「キャンセル」


シュリア「っ!!っはぁ…はぁ…悪かったよ…バカ姉」


シュー「ハイテ「すみませんっしたぁ!!お姉さま!!」ンションライン」


シュリア「つづ!!!けんのか!!よ!!!!あぁぁ!!!」



いちいち疲れるわね。



シュー「…キャンセル」



シュリア「はぁ…はぁ…悪かったって…」



シュー「それより貴女はなんでここに?」



シュリア「適当にあしらうなよ……さっき尋常じゃない魔力を感じてな、様子見だよ」


シュリア「んで尋常じゃねぇ魔力を感じたら次は姉貴の魔力の気配だろ?これはやるっきゃねぇ!!って感じで突っ込んだ!!」


シュー「もう少しまともに話ができないのかしら」


なにが「やるっきゃねぇ」のか理解できないわ。


シュー「そういえば貴女、時属性なんて使えたの?」


シュリア「へっへー!!ずっと練習してたんだ!!使えるのは1秒時を止めることだけどな」


シュー「その1秒のために魔力の消耗が激しすぎるわ、もう全然動けなさそうじゃない」


シュリア「時を止めるんだから仕方ねぇよ……ってソレも大事だけど……なんで湖が元に戻ってんだ?」


シュー「うちのギルド員が時を巻き戻したの」


シュリア「嘘だろ」


シュー「本当よ。今貴女が自慢気に話した属性を使える子がいるの」


シュリア「…何人居んだよ」


シュー「一人」


シュリア「はぁ?!こんだけの範囲だぞ?!人柱にでもなったってのか?!」


シュー「いいえ、疲れて寝てるわ」


シュリア「疲れるだけとか…どんなヤツだよ…」



シュン



戌「おはよ~さん」


時を少し遡り…


----side戌獅子----



ドタドタドタ!!ガチャ!!


ロゥ「ゆうクン!!!大丈夫?!」


ロール「チュウ?!」


戌「…zzZZ」


ロゥ「ゆうクン?!生きてるの?!」


戌「ん……ふぁ~」


ロゥ「生きてたぁ!!!!!」



ほぇ?なにごと?


ロゥ「よかった~!!!もうなにがなんだかわからなくて……むずかしい話があってシューさん怒るしぼくらは転移で部屋が違って「正確な文章で頼むわww」うぅ…」



少し涙目になり人化した状態で抱きしめてくるロゥ。


寝起きで意識は覚醒しないながらも、とりあえずは右手で頭を撫でてやる。


戌「よしよし……ちょお落ち着きぃな」


ロゥ「…クスン」


戌「わるかった…心配させたよな?俺は大丈夫や」


ギュウ…


け…結構抱きしめる強さキツない?ww


骨ポキンとかいかんかったらえぇんやけどww


コキ


あ、骨鳴ったwwww



戌「ちゅーか魔力使いまくったら、あんな気だるいんやなぁ」


ロゥ「ズズ…うん…つかいすぎるとね…」


戌「説明はえぇから鼻水拭いぃな」


俺は創造でティッシュをだす。


ロゥ「ゴシゴシ…あいがと…」


鼻が詰まってらっしゃるwwwwww


戌「ほんでシューさんは……湖やな」


ロゥ「そなの?」


戌「多分ww勘やけどww」


ロゥ「ズズー…ズズ!!」


戌「鼻かむ音で話すなww」


俺は治癒属性を造り手に纏わせてロゥの鼻をつまむ。


ロゥ「んぁ~」


戌「ほい!!これでえぇわ」


ロゥ「スーハー…ありがと!!」


別に鼻をつままんくてもよかったんやけどなwwwwww


戌「ほな俺は湖行ってくるからロゥとロールは宿に戻っとって」


ロゥ「ぼくも行く!!」


ロール「チュウ!!」


戌「アカン~」


ロゥ「なんで!!」


戌「なんでも~」


ロゥ「言い方がなんかヤダ!!」


戌「おまwwそればっかりwwそういやゾディさんが肉やら種やらを用意してるとかなんとか…」


ロゥ「ケガしないでね!!」


ロール「チュ、チュウ!!」


ガチャ!!ビュウゥン!!!



ドア閉めぇよwwwwww




戌「ん~!!っはぁ!!」


俺はひとしきり伸びをして転移の準備をする。


とりあえずゾディさんに文句言われる前に転移やww



シュン



戌「おはよ~さん」



シュー「もう目が覚めたの?」


戌「あれくらいなら少し寝ればOK」


シュリア「姉貴!!まさかこいつか?!」


シュー「えぇそうよ」


こいつてww


戌「あとまた地形が変わってるんやけど、何故かねww」



シュー「あ…」


戌「おいwwwwww」


俺は笑いながら時属性の魔法を使う。


今度は短時間で眠くならずに使えたから多分限界を超える度に上限が上がるんやろな。






ってか姉貴?






戌「まさか……………姉妹?」



シュー「えぇ、この子は妹のシュリア=パイソンよ」



シュリア「よろしくな!!」



空いた口が塞がらないwwwwww


戌「く……わははは!!!ww似てねぇ~!!!wwwwどこで遺伝子間違えたんやwwwwww」



プチン



シュリア「ウォーターエンブレム!!」


キレたww当たり前かww


シュリア「アクエリアスタイム!!!!!!ロックジャッジメント!!!!!!」



めちゃくちゃやなwwwwww


戌「ライトニングエンブレム」


戌「サンダークラップキャンセリング!!タイダルウェーブジャッジメント!!」



シュリア「そんな…」


シュリアの魔法を消しつつ圧倒的魔力で押し潰しにかかる。


シュリア「うわぁぁ!!」


魔法が当たる前に魔霧属性を造り出す。


与えた効力は魔法を魔力の霧に変換することww


なかなかズルいwwww


戌「ミストマジックチェンジ」


瞬間魔法が青い魔霧になる。


シュリア「…!!………あ、あれ…?」


戌「キレたからって相手の実力見誤るのはアカンでwwおチビちゃんww」


シュリア「う…」


う?


シュリア「うっせぇ!!くそ変態バカ!!!」


ガシ!!


シュー「貴女は少し黙りなさい。優人君ごめんなさいね?私からよく言い聞かせるから、その手の魔法は消してもらえないかしら」


戌「だが断るwwwwww」


シュー「その魔法の効果は?」


戌「天変地異発生ww」


ちょwwシューさんが無言で近づいてくるwwww


ピタ


シュウゥゥ


戌「おぅwwマジかww魔法が消えたwwww」


シュー「貴方の腕に直接魔力を流して魔法を乱したの」


戌「どおりで手が痺れてるわけやww」


シュー「素直に消さないからよ」


戌「流石マスターww」


戌「せやからって許すわけちゃうけどなww」



創造でオートマチックピストルを出す。


色は銀でグリップは黒、スライド部分は金色にしてある。


カチャ


魔力を弾丸代わりにして…


狙いはおチビちゃんwwwwww



ダァンッ!!



シュー「な…なに…したの?」


戌「さてなんやろねwwwwww」


シュリア「俺になんかしたのか?」


戌「自分で考えぇや、おチビちゃんww」


シュリア「てめぇ!!アクアース!!」



パスン



戌「なに今のwwパスンてwwwwww」


シュリア「ふ、ふざけんな!!アクアレーザー!!」


ピチョン


戌「それやと水鉄砲のが強いでww」


シュリア「なんでだよ!!なんで魔法が使えねぇんだよ!!」


シュー「多分優人君の魔法ね」


戌「ピンポーンwwシュリ……おチビちゃんが反省するまでそのままやww」



シュリア「なんで訂正してまでそれなんだよ!!!」


シュリア「ったく…くそ変態ばかのクセに卑怯もんかよ!!!」



カチャ


次はリボルバー式のピストルを造り6発の魔力弾を装填する。



戌「シューさんは動かんとってな?」


軽く言うがリボルバーはおチビちゃんに、オートマはシューさんに向ける。


戌「おチビちゃんはもっと学習せぇよ」


シュリア「うるせぇ!!テメェは--」


俺はさっさと両足、両手、頭、心臓を的確に魔力弾で撃ち抜く。



ドサ…



シュー「シュリア!!!」


あれ?なんか俺悪役みたいwwwwww


それも悪くないか………?



戌「ってか動くなっての」



シューさんの足下に実弾を撃ち込む。


シュー「!!」


戌「死んでへんから心配しなや」


シュー「でも危害を加えたわ…」


戌「あれが危害かは人それぞれやwwシュリアを見てみぃなwwwwww」


シュー「え…?」


シューさんは俺の様子を窺いつつシュリアに近づく。



シュー「そ…そんな…!!」



シュリア「う……ん……あれ……俺撃たれたんじゃ………姉貴?なんでそんな顔…し…て…………?!」


戌「もっと学習…つまり勉強やり直しやww」


シュリア「っざっけんなぁ!!!」


シュー「………」


そこにはやけに小さくなった……もとい見た目が幼児退行したシュリアがwwwwww



シュリア「おい!!戻せよ!!」


必死にこちらに走り寄り文句を言ってくるww


戌「残念ww小等部からやり直せww」


シュー「いっそ、その方がいいのかも…」


シュリア「姉貴?!ってかこんな魔法見たことも聞いたこともねぇぞ?!」


戌「オリジナルww」


シュー「ちなみに戻せるの?」


戌「余裕ッスww」


シュー「じゃあいいわ」


シュリア「よくねぇよ!!」


若干涙目になり始めたシュリアwwwwww


シュリア「なぁ…戻してくれよ…」


服を引っ張るなww伸びるやろww


戌「反省したん?」


シュリア「うん…」


戌「そうかそれなら…」


パッと目を輝かせるシュリア。


戌「戻さないwwwwww」


シュリア「はぁ?!本当いい加減にしろよ!!」


戌「40℃くらいでOK?ww」


シュリア「湯加減じゃねぇよ!!!!」


戌「わははは!!なかなかえぇツッコミやww」


シュリア「そんなのどうでもいいから早K「さようならww」あ!!おい!!」



シュン



ゾディさんの宿まで転移で逃げるww


ゾディ「なんじゃ?!」


戌「おかえり~ww」


ゾディ「ただいま…は逆じゃないかの?」


戌「細かいことは気にしないww」


ロゥ「ゆうクーン!!」


戌「お、ロゥ元気そうぐはぁっ!!!」



いきなり鳩尾へのダイブww


食ったもんがリバースしてまうwwww


ロゥ「お肉なかったよ?!」


戌「ゾディさんのせいや」


ゾディ「わし?!わしが悪いのかの?!」


戌&ロゥ&ロール「うんww(そう!!)(チュウ!!)」


ゾディ「お主ら最悪じゃあ!!」



あ、泣きながら事務所入ってったwwww



シュン



シュー「やっぱりここね」


シュリア「グスン…」


戌「なんでバレたwwww」




シュリアが泣きながらシューさんに手をひかれてるwwwwww


シュー「ほら泣かないの」


シューさんがシュリアの顔をハンカチで拭う。



シュリア「グスン……うぅ…」



罪悪感半端ねぇwwwwww



ロゥ「大丈夫…?」


獣化しているロゥが近寄りシュリアの頬を舐めて慰める。


シュリア「ん…あ…おっきなワンちゃん!!」


そういってロゥに抱きつ………おっきなワンちゃん?


戌「なんか幼児退行進んでね?ww」


シュー「貴方が転移してすぐに頭抱えたと思ったらこれよ」


戌「マジかぁ…ちょっと脳天に撃ち込んだ弾に魔力込めすぎたかもww」


シュー「まぁ女の子らしくなったからいいんだけどね」


えぇんかwwww



クイックイッ


ん?袖が引っ張られてる?


シュリア「ねぇ…もとに…もどして…?」



……ホンマのチビッ子にはキツくできひんのよなぁ。

生意気なガキにはキツくするけどもww


戌「しゃあないなぁ」


俺はシュリアの頭に手を置いて魔力を吸いとる。


植物の成長を早送りで見るかのように成長していくシュリアwwww


シュリア「ん~!!っあぁ!!スッキリしたぜ!!」


戌「ちっ、脳はそのままにしといたらよかったww」


シュー「そうよねぇ…もう一発撃ってみない?」


ロゥ「おおきくなった?!」


ロール「チュウ?!」


シュリア「も、もう勘弁してよ!!」


戌「話し方に名残がwwwwww」


ゾディ「お~い!!少ないが肉を………ってシューとシュリーかの?」


ゾディさん…肉を探してくれてたのかww


優しいww


シュー「こんにちはゾディさん」


シュリア「じっちゃん久しぶり!!」


ゾディ「こんにちはじゃな!!シュリーちゃんは本当に久しぶりじゃのぉ!!」


シュリア「最後は…たしか2年前くらいだったもんね!!」


ゾディ「うむ!!2年も経つとシュリーちゃんも少しは話し方がおしとやかになったもんじゃ!」


シュリア「どういう意味だ?!」


ゾディ「ひぇぇ~!!お年寄りには優しくじゃあ!!」


漫才を繰り広げる二人はほっといてシューさんに話しかけるww


戌「シューさん、話あるんやけどえぇか?」


シュー「かまわないけど……事務所借りましょ」


騒ぐ二人を見て苦笑するシューさんww


気持ちはようわかるでwwww


----【天照】事務所----



戌「ちゅーか勝手に事務所使ってよかったんかいなww」


シュー「あっちは楽しそうだしいいんじゃない?」


それ理由なってへんwwww


戌「ま、えぇけどさ~…ところで俺の指名手配は解除してもらえるん?」


シュー「そんなすぐにわからないわ」


戌「やんなwwも少し滞在しとくわww」


シュー「今日にも確認に行かせるから明日まで待っててね」


戌「へ~いwwほんじゃ、外の収拾つけにいこかww」


シュー「もうついてるんじゃないかしら?」


シューさんは窓の外を見やる。


戌「マジかww見に行こ~っとww」



シュン



シュー「………子供みたいね」



シュン



戌「おぅふwwww」



転移して外にでるとシュリアはゾディさんの魔法で縛られとったww



戌「じいちゃん趣味悪いわぁwwwwww」


ゾディ「勘違いも甚だしいのじゃ?!」


シュン


シュー「ゾディさん…」


シューさんは両手を口に当てて驚愕の表情をするww


ゾディ「お主もかの?!悪ノリも程々にしとくれ!!」


シュリア「うぅ…こんな縛り方なんて…じっちゃんひどい…」


ゾディ「わしに味方はおらんのか?!普通に巻いとるだけじゃぞ?!」


戌「じいちゃんひで~ww」


もういやじゃ~!!


と泣きながら事務所へ走るじいちゃんww



戌「やり過ぎたwwwwww」


シュー「いつもこんなものよ」


うわwwドSな笑みwwwwww



ロゥ「ゆうクン!!ぼくお腹すいた!!」


ロール「チュ!!チュウ!!」


戌「ほんなら部屋戻ろかww」


シュー「私も書類片付けないと」


シュリア「俺も帰るぜ」


戌「ちょww鎖どうしたwwww」


シュリア「あ?引きちぎった」


ゴリラやんww



シュン



シュー「じゃあ優人君、明日ね?」


シュン



戌「じゃあ俺も…ロゥ、ロール!!戻るで!!」




そう言って振り向くとそこには……






























※更新の仕方がややこしいので止めました

続きはエブリスタ様にて閲覧をお願いいたします(´・ω・`)

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ただの転生…されどチートww 戌獅子 優人 @inuzisi

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