6-21 王の帰還 その4
赤みがかった羊皮紙が宙におどる。長い紙面をくねらせ、モジャモジャ髭のレッドスコーピオン、バルダー分隊長も
「
最後の決めポーズは両手を左右斜めに開きながらの右ひざだけを持ちあげるY字バランス。今度は爆発はなく、その代わりに地面が小刻みに揺れはじめ、城壁のほうからチェーンソーのような回転音が響いてきた。
――ギュイイイイイイン!!
音と共に城門の左右にある資材置き場の屋根がひらき、白い物体が高速で赤い土壁を駆けあがっていく。白い軌跡をひきながら頂上付近で直角におれて水平に走り、10メートルほど進んだところでピタリと止まる。あとからあとから次々とわいてくる無機質な器械。すべて同じ挙動で、最初は上昇し、一定の高度で水平移動へと切り替わる。
器械は各辺が1メートルほどの菱形。中央には赤い球体がはめこまれ、菱形の外枠とあいまって「目」を想起させるフォルムとなっている。
城門左右の壁面をすばやく駆けのぼり、直角に走っていく赤い目。最上段に左右10個ずつ並ぶと、やや間隔をあけて、下段にやはり左右10個ずつ。同じ動作を繰りかえしながら、わずかな時間で左右に10列5段の合計100個の目が並んだ。
「どうだ! これこそがプタマラーザの守護者。ガーディアン
猫耳がピクピクと動き、ユズハがにらみつけた。
「街を守るゴーレムを、なぜ内側に向けるのにゃ」
答えがわかりきっている質問に対して、バルダー分隊長がモジャ髭をしごきながら侮蔑のまなざしを返す。
「このアルゴスは城壁に縦横に刻まれた軌道に沿って可動するよう設計されている。外側へは城壁の上を通過して移動するわけだが、格納庫は内側につくっておかなくては街が敵に包囲されたときに真っ先に無力化されかねんだろう?
まあ、もちろん、内乱にも対応することができるというのはおおきな利点だ。街の秩序を破壊するものは外からやってくるとは限らない。秩序を乱す不穏分子というものは城壁の内側にも巣食っているものだからな」
怒りに肩を震わせて右王左王の残骸から前に進みはじめたユズハの足もとに不意に赤く光る点があらわれた。ユズハの視線が下がり、次の瞬間、危機を察知し、とっさのバックステップで回避する。
――ジュッ!
わずかな光と音。けれど、石畳は赤熱し、溶融した部分が
髭モジャ、バルター分隊長が胸をそらせて哄笑する。
「クハッハッハ! このガーディアン
菱形の中央部の目がギョロリと動く。瞳孔が下を向き、赤いポインターがバルダー分隊長の揺れる背中に当てられる。
「――!?」
赤い瞳からレーザー光線が照射される間際、鮮やかな前転で回避し、モジャモジャ髭を揺らしながら全力でこちらに駆けてくる中年男。そのあとを追うように石畳を焼く赤い光が追ってくる。
右王左王の残骸を過ぎたあたりで、ようやくレーザーの追跡が止み、赤いターバンの髭面がゼエゼエと息を切らせながら、膝に手をついてあえいでいる。
「クフ、ハァ、ハァ、見たか! たとえ私であろうともアルゴスは止められない。城壁に蓄えられた魔力が尽きるまで、何人たりともこのプタマラーザに出入りすることはできないのだ!」
「欠陥品じゃねえか!」
俺がつかつかと近づいていって髭モジャの首を絞めあげると、バルター分隊長は短い足をジタバタさせながらもがき、唾をとばしてわめいた。
「わ、私に手をだせば、アルゴスは止められなくなるぞ!」
「だったら、早く止めろ!」
ドン、と突きとばすと、ゲホゲホとむせながら、
「い、いまは無理だ。万操十指と呼ばれる10人の
「起動はひとりでできるのに、か?」
俺の疑いのまなざしに、髭モジャはなぜか勝ち誇ったような笑みを浮かべると、
「防衛は一刻を争うからな。起動はひとりでもできる。だが、仮に操作者のひとりが敵に捕まったとしよう。拷問でもされてアルゴスの解除を強要された場合、どうなるか。せっかくの防衛システムが容易に解除できるようであれば、目的を達することができぬではないか」
そんなこともわからないのか、と俺を見下す余裕がいったいどこから湧いてくるのだろうか。立場をわきまえさせるためにも1発殴っておこうか、と拳を握りしめたところで、セシアが俺の腕をひいた。
「カガトどの、レッドスコーピオンの隊員たちが動きだしています!
皆さん! いまはまだ動いてはいけません! アルゴスに狙われていますよ!」
警告も耳に入らないのか、凍えた上半身を起こしたひとりがレーザー光線に肩を射抜かれて、うめきながら倒れこんだ。それを見て、あわてて逃げようと立ちあがった者も足を焼かれて、もんどりうって他の隊員にぶつかる。そこからはあちこちでレーザーの餌食になるものが続出し、さしもの厚顔無恥、バルダー分隊長も手を上下に振りながらうわずった声で隊員たちを制止した。
「動くな! 全員、その場に伏せろ! ガーディアン
負傷者は多いものの、完全武装が功を奏して、まだ死者はいないようだ。分隊長の指令にようやく動きをとめて、痛みをこらえてその場にうずくまる。
俺はネネを振りかえると、
「レーザーは水では防げない。土属性の壁をできるだけおおきく、アルゴスからの視界を遮るようにレッドスコーピオンたちの背後に展開してくれ」
うなずくと、ネネがすぐに呪文の詠唱を開始する。
「我、魔の探究者たるネネ・ガンダウルフは、安息と停滞を司る土の精霊に問う。
我が右手の先に汝の力の結集たる石壁はあるか。
我に仇なす者の行く手を遮れ! ストーンウォール!」
闇夜の三角帽子の効果ですぐに石畳を割るようにして石壁がせりあがってくる。1個中隊を覆い隠すために連続で3枚、横に並べて、これでひとまず新たなレーザー攻撃は止んだ。
「スクルドは負傷者に回復魔法を」
「もう、はじめてるで。けど、大丈夫なんか?
言葉には出さないものの、大通りにひしめく猫人の表情には、困惑、焦燥、怒り、哀しみ、無気力など負の感情があふれていた。いまも裏通りから新たな難民が押しだされてきて、最前列はじわじわと俺たちに近づいてきている。
誰からともなく声がした。
「……なぜそんなやつらを助けるのにゃ」
俺が反論するよりも先にユズハが動いた。不審げに見つめる老若男女の群衆を前に手が届くほどの距離まで歩みよると、両手を空にかかげて、
「朱雀よ! 来い!」
腕から湧きたつように炎の渦がひろがり、とぐろを巻いて空にのぼると、オレンジ色に輝く朱雀の分身を形づくった。朱雀はゆっくりと羽ばたきながら、ユズハの頭上を舞う。
「朱雀さまにゃ」
「魔法の幻術ではないのかにゃ」
「けれど、さっきもゴーレムを蹴とばしていたにゃ」
呆けるもの、驚きの声をあげるもの、さまざまな反応の猫人の顔をひとりひとり見つめながら、ユズハは朱雀の高度を下げさせてから背中に飛びのった。
群衆から、オオー!!というどよめきが湧きおこる。
「アタシの名前はユズハ・ケットシー!
勇ましいユズハの名乗りに、群衆からさらにおおきな感嘆の声があがる。
「まさかホンモノ!?」
「
「いや、アタシは知ってる。王の血脈は密かに守られてきたのにゃ」
「イシス団の奴らが吹聴してたにゃ。王は帰還された、と」
ユズハが片手を前に突きだすと、喧騒は潮が引くように鎮まっていった。誰しもがユズハのまとう不思議な威におされて、その言葉を待つ。
「アタシはつい最近まで自分が王家の血を継いでいるとは知らず、リンカーン王都の近辺を根城とするオシリス団という猫人の盗賊団で育ったにゃ。ひとりの
住居を焼けだされて、いままでさまざまな理不尽に打ちのめされてきた猫人たちがユズハの言葉に深くうなずいた。瞳には怒りと憎しみの力がこもり、哀しい記憶が拳を強く握りこませ、多くの猫人たちが血がたぎるような昂ぶりを感じていた。
けれど、ユズハはおおきな熱気の渦に身を任せようとはせず、静かに続けた。
「だけど、アタシは実行しなかった。それは団長たちがいてくれたからにゃ。
群衆は足を踏み鳴らした。そんなことは許されないという意思が唇を固く結ばせた。自分ごととして凶事に憤る彼らを優しいまなざしで見わたして、ユズハは慈愛深き母のように語りかけた。
「団長は、拾い子であるアタシたち、反発する子どもたちに言い聞かせてくれたにゃ。『たとえ俺が殺されたとしても復讐なんてするにゃよ。そんなことに命を使うくらいなら、俺はわざわざ面倒な手間をかけてお前らを育てたりはしねえ。生きるのが一等難しいからにゃ。最後まで生きていたやつが結局、一等えらいんにゃ。死んだやつの分まで生きて、死んだやつの分までお前らを生かすのが俺の一等の願いにゃ』て。殺された仲間は団長の本当の息子だったのに」
シンと静まりかえった大通りに響きわたるユズハの熱い声。
「ここには子どもたちも大勢いるにゃ。倒れている
アタシなら尊敬する自分のお父さんやお母さんから、そんな言葉は聞きたくはないにゃ。本当のお父さんやお母さんには会ったことはないけど、団長は大切なことを教えてくれたにゃ。尊敬する大人に出会えること、それが子どもたちにとってどれだけ大事なことか。どれほど痛めつけられても、高潔な魂はなくしちゃいけない。苦しい人生を歩んできたみんなには、きっとわかってもらえると信じているにゃ」
声は乾いた布に水が染みわたるように、少しずつだけれど確実に猫人たちの表情を変えていった。熱狂も悲憤も醒めて、ちらほらと、横たわるレッドスコーピオンたちを助け起こし、安全な場所まで運ぶのを手伝うものたちが増えはじめた。
スクルドの聖魔法は「聖者のローブ」による効果倍増と「祈りのバレッタ」による効果範囲拡大により大規模治療に格別の威力を発揮する。すでに致命傷を負ったままの患者はなく、手足の貫通痕や凍傷が残っている程度。聖典教の教えをしっかりと身につけているスクルドは休むことなく、レッドスコーピオンの治療のあとは火傷を負った
俺たちの分け隔てのない献身に、さすがのバルダー分隊長もおとなしくなり、手伝いまではしないものの、レッドスコーピオンたちのかたわらで所在なげに座りこんでしまった。厳しい視線をおくる猫人たちも多いが、怪我をしたレッドスコーピオンたちに手出しするものはいない。
ユズハは赤い鎖帷子をまとった騎士たちが残らず安全圏まで避難したのを見届けてから、忍耐強く待っていた群衆に向きなおって毅然と宣言した。
「ユズハ・ケットシーは王の末裔として、
そして深々と頭を下げる。
「だから、アタシに力を貸してほしいにゃ。誰かを傷つけるのでなく、誰かを癒すための力を。何かを壊すのではなく、何かを産みだす力を。
いまはまだ難しいかもしれない。けど、アタシたち勇者パーティーがみんなを縛るものをひとつひとつ壊していくから。明日はきっと今日よりも良くするから!
みんなの信頼を得るために、まず、アタシたちはあの壁を壊してくるにゃ! プタマラーザの街を猫人が自由に出入りできる街にしてみせるにゃ!」
パラパラとした拍手が、すぐにおおきなうねりとなって大通りを覆いつくす。
ユズハが決意をこめて俺を振りかえった。「カガトなら出来るにゃね?」と問いかける視線に、俺はすぐさまうなずくと朱雀の背中に跳びのった。
「セシアとネネも一緒に来てくれ。スクルドは負傷者の手当てを頼む」
「カガト兄ちゃん、絶対いやらしいこと考えてるやろ。うちだけ除けものにして」
不満げな色をみせたスクルドだが、目の前の怪我人を放置するわけにもいかず、
「まあ、今日はユズハ姉さまに免じて許したる。けど、セシア姉さまは絶対に渡さへんからな」
釘を刺すことを忘れない。俺は苦笑しつつ、セシアとネネに手を貸して朱雀に引きあげた。
ユズハが上を向くと、朱雀は力強く羽ばたき、オレンジの火の粉を散らしながら上昇を開始した。城門に近づけば
振り落とされないように羽毛をつかんで座る三人に、俺は得意の土下座スタイルで額をこすりつけながら懇願した。
「
「仕方ありませんね。わかりました」
正座したまま即答するセシアに、ギョッと目をむくユズハ。
「にゃ!? わかるのが早すぎにゃ、セシア。え、エッチなことなのにゃ? 本当にわかってるのかにゃ?」
「……ボクもいいよ。この展開は最初からわかってたから」
ネネも動じることなく、風に飛ばされそうになる三角帽子を片手で押さえつけながら平然とこたえる。隣りでユズハが声を上ずらせながら、
「そ、それはアタシも予感はしてたにゃ。でも、もうすこし駆け引きとか、あってもいいかも、とか。アタシは安い女になりたくないし」
「壁を破壊するのを約束したのはユズハでしょう。私たちはカガトどのの嫁になるのです。カガトどのはこのとおり、どうしようもなくエッチな人ですが、約束は必ず守ってくれます。ユズハも覚悟を決めてください」
冷静にセシアに諭されて、顔を赤くしながらも「わかったにゃ」とつぶやくユズハ。3人の承諾を得た俺は
まずはネネ、セシア、ユズハの順に3人に四つん這いの姿勢をとってもらい、お尻をやや上げた状態で、俺がその後方に膝立ちの態勢でスタンバイする。正面には100の目がにらみをきかせる巨大な赤い城壁。
「カガトどの、さすがにこの姿勢は恥ずかしいのですが」
お尻を上にあげた状態で、兜をアイテムボックスにしまったセシアが金色の髪を風になびかせながら、ぼそりとつぶやく。
「……ボクは大丈夫。カガトに全部あげると決めたから」
強風にあおられて、ネネも三角帽子は収納済みだ。黒髪がサラサラと流れるものの、突きだされたお尻は本人の覚悟を反映して微動だにしない。
「私もカガトどのの子を産むと決めていますから。この程度のこと、聖騎士の誇りにかけてやりとげてみせます!」
「二人ともカガトに毒されすぎにゃ。アタシは、は、恥ずかしくて死にそうにゃ。こんな格好させるなんて、カガトは真正の変態にゃ」
どれほど罵倒されようとも、俺の心は明鏡止水の境地に鎮まっている。
指先は寸分の震えもなく、恐るべき速度と正確さで、ネネの黒ローブと水の羽衣を腰のあたりまでまくりあげ、白い下着をわずかな引っかかりもなく引きおろした。流れるような所作で右に移動し、最短最小の動きでセシアの鎧の留め具を外し、リネンのズボンを花柄のショーツごと下におろした。最後はユズハの赤茶けた尻尾を愛でつつ猫人用の尻尾穴のあいたズボンと煽情的な赤い下着を膝まで引きさげる。
脱衣に要した時間はわずかに3秒。あまりの速度にネネ、セシア、ユズハは赤面したまま硬直し、にわかに涼しくなった下半身にリアクションをとることもできないでいる。
ネネの白くてちいさな可愛らしいお尻。セシアの陶磁器のようにすべすべとした安産型のお尻。赤茶けた尻尾が生えたユズハの褐色のつやめくお尻。
3つの個性豊かな生尻を並べるこの圧倒的な背徳感と征服感! 男子の本懐とはまさにこのことであろう!
「ありがとうございます! いただきます!」
すでにSPゲージは振りきれている。
「必殺! カガトスラッシュ・エレクション!」
右手につかんだ聖剣エロスカリバーは瞬時に光の槍と化して、遥か彼方の城壁上の
「……うあっ」
左の指先が左のお尻へと伸びると、ネネが細い身体を震わせ、あえかな吐息が小さな唇から漏れでてくる。
「いッ」
ズボンはもちろん履いたままだが、そそりたつ三角錐を中央の肉感豊かな臀部にすりつけると、鎧をまとったままの上半身をのけぞらせて、セシアがおおきく喘いだ。
この瞬間にもすでに2度のSPゲージ満タンを通過し、2撃のカガトスラッシュ・エレクションがアルゴスの目に突きたっている。瞬時に短く戻った剣を宙に投げ、左手で受けとるまでに、右の指先がユズハの尻尾の下へと潜りこみ、奥深くの敏感な場所に触れると、
「うみゃああ!!」
猫耳がピンと立って、ユズハが乳房を揺らして身悶えした。
これで4度目の必殺技が空を切り裂いたわけだが、ここまではあくまでも前奏に過ぎない。最高の打楽器を手にしたドラマーのごとく、俺の両手と腰はそれぞれが別の生き物かのように異なるリズムを刻みはじめ、加速度的に激しさを増していく。
優しくねっとりと、力強く激しく、ときにトリッキーな動きで翻弄し、お尻を上にあげたままのネネ、セシア、ユズハは息も絶え絶えに身をよじらせ、脚を震わせ、腰を小刻みに揺らしはじめる。
「……あ、あ、あ、ん、ダメ、激しすぎる」
「カガトどの、カガトどの、カガトどの!」
「にゃ、にゃふん、うにゃ、へ、変になっちゃうにゃ!」
スポーツカーのエンジンのごとく激しくピストン運動を繰りかえすSPゲージ。3人相手であればコンマ秒単位で必殺技を繰りだすことなど余裕。シャフリヤール戦で開眼した聖剣エロスカリバーによる刺突の超高速連打。あまりにも速すぎて、銀色の奔流が城壁に襲いかかっているかのように見えた。
「――奥義! 絶頂流星群!!」
俺の称号は構築物の破壊に特化した「解体屋・免許皆伝」に変更してある。S級をおおきく凌ぐ聖剣エロスカリバーは一撃一撃が必殺の威力をもち、反撃するレーザー光線すら銀の波に斬り散らかして、菱形のゴーレムごと赤い城壁をズタズタに突き崩していく。
厚く積まれたはずの土壁が、表面の石が割れ、中身の土が粉々に砕け散り、ゴーレムが移動するための鉄のレールすら銀の剣波に寸断され、
縦横無尽に叩きつけられる白銀の狂気。いや、俺の指と腰の狂喜は、ネネ、セシア、ユズハがお尻をつきあげたままぐったりとうつぶせに沈みこむまで執拗に続けられて、城門付近の赤い土壁は粉塵をまきちらしながら外堀を埋めつくすまで完全に破壊されていた。
満足しきった俺が長い息を吐きだしたとき、崩れた城壁の先に初めて砂漠のひろい丘陵を臨んだ猫人たちの爆発するような歓声が下から突きあげてきた。
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