美味兎屋

作者 一式鍵

★★★ Excellent!!!

おぞましい対話は哲学か幻想か

なんとも不気味な店と、その店主。
いつも客は導かれるかのように店の前へ。
あたかもそれは自らの破滅を自ら招き入れるようで。

縷々彼ら彼女らのその独善をおぞましくも論理的に論破する店主。
らちもない会話であるはずのそれは、いつしか正気と狂気の境目を失わしめます。
ともあれ、それを観測する我々の正気もまた破綻しつつあるのかもしれません。

ほのかに見え隠れするキーワードは、知っていればより楽しめます。
店主の正体の不気味さは、最後にやはりなと思わせるものですよ。
プロとも遜色ない、這い寄るホラーを楽しみたい方は、ぜひ。

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