美味兎屋

作者 一式鍵

★★★ Excellent!!!

この感覚に名前を付けることは出来ぬ

 それを恐怖と呼んでしまえば、たちまち認識され、我々の前に姿を現すのだろう。
 人間とは、矮小なる存在で、分かったようでいて、自分の分かるようにしか分かっていない。
 知ろうとしてもいけない、ただ感覚のまま読み進めるべき作品で在る。

 こんなレビューも、はたして書いているのか書かされているのか。

 読後、少し気分転換に外出をするつもりだ。
 そこで、私は見慣れぬ看板を目にするのである。

 これは、何と読むのだろうか?

 店は目の前にあるのに、声の主は背後にいる。
 店主はいつの間にか目の前に佇み、店の中へと誘うのである。

 この不思議な感覚に迷い、もう一度声を確かめる。

「みみとや――だ」

フォロー機能を活用しよう

カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう!