ペンギン老夫婦

 冬が近付いて来てひんやりとした夜の中、マリは駅のホームで電車を待っていました。ホームにはマリの他にペンギンの老夫婦がいました。 足腰が弱っていて歩くのが大変そうな夫ペンギンを妻ペンギンは支えています。


 数分後、電車がホームに入り、夫ペンギンが妻ペンギンと手を繋いで車内へ向かって歩き始めると、だんだんふたりの足取りは軽くなりふたりはいつの間にか人間の老夫婦になっていました。

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