おそろし~三島屋変調百物語~

 今回は、時代小説をご紹介しますね。

宮部みゆき:著『おそろし~三島屋変調百物語~』です!


 舞台は江戸時代の江戸、三島町にある袋物問屋(巾着をイメージして下さると分かりやすいです)。

 主人公・おちかは、ある事情で実家の旅籠はたご【丸千】から叔父が営む三島町に居候することになります。ちなみに旅籠とは、現代でいう素泊まり旅館をイメージして下さい。

 普通は習い事や遊びに出るのですが・・・おちかは、お嬢様のように生活するのではなく、女中のように働くことにするのです。そんな時、ひょんなことから叔父の碁仲間から不可思議な話を聞くことに。

 叔父である伊兵衛は、その話を聞いて姪のおちかの心にとって良いことではないかと、変わり百物語を始めます。もちろん、聞き手はおちか1人です。

 早速、仲介人に話を広めてもらい、5日に1人だけと決めて変わり百物語を始めたのです。


語り手は、語り手本人や登場人物、場所などは嘘でも構わない。

語って、語り捨て。

聞いて、聞き捨て。


 これが、この変わり百物語の決まりです。

 

 訪れる客は老若男女様々。おちかは、彼らと関わることで、自分の過去の傷とも向き合っていきます。

 ホラーは苦手だけど、軽いものや感動するホラーものを読んでみたい人や、少し変わった時代小説を読んでみたい人には特にオススメしたいです。

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