孤高の桜

みなさんは【ハンセン病】って知っていますか?かつて【らい病】と呼ばれ、政府によって隔離され理不尽に差別されていた病です。

日本で、戦後まで差別的な法律があったことを知っている人はどれくらいいるのでしょうか。


『孤高の桜』という作品は、作者が実際にハンセン病患者の方の住む療養所に出向き、彼らの言葉を取材したものです。


一人一人に人生があり、家族との苦悩があり、苦しみがあります。また、療養所では結婚は認められていたそうです。しかし子供は産めなかった。だからでしょうか。保育園との交流や、ボランティアで出向くと温かく、まるで孫のように接して下さるのは。


本書を読み、日本がしてきたこととして捉えるのではなく、日本人が、同じ日本人である人々にしてきたこととして捉え、考えることが必要だと思いました。

人権教育や道徳教育をする前に、こういう本を読んでみると、視野や人生観が変わるかなと思います。


現在もまだ、療養所はあります。何十年も社会から隔離された人達に、いきなり外に出ろなんて無理な話だからです。

これから、ハンセン病について語ってくださる方は、どんどん少なくなるでしょう。本書は、日本がしてきた過ちを後世に伝えるものです。日本にいきる人として、一度読んでみてください。

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